朝が来ても小さい声でニャオニャオ鳴いていた。
私達の心配は、ご飯を一切食べない事。
水ももちろん飲まない。
私は午前中用事があったので、夫と晶良を残して
出て行った。
帰ってきたら、晶良は風通しのいい3階の和室の
窓枠に座ってた。
平和な半日が過ぎたのか。そう思ったらそうでもないらしい。
網戸に、よじ登った晶良にブチ切れた夫が
晶良をブン投げたらしい。
『お互いにとって良くない事をしてしまった…』
反省の夫。
私は現場を見てないので何ともいえないが
やったらイケナイだろう。
網戸の網目ががチョット歪んだのと、
新築の壁が早速爪あとがついてた。
夫が全く気にしてなかったのが救いだ。
私も、出かけている間、ペットショップに家族に寄ってもらって
店員さんに、えさを食べない晶良への対策を聞いてきた。
何でも、猫用ミルクをドライフードにまぶしてみる…とか
(懐かしい味がするから食いつくかも)
ドライフードをふやかしてあげるとか…。
作戦名“お袋の味で食ってもらおう”
私が帰ってからも飲まず食わずだったらしい晶良。
まずはウェットタイプのフードをあげてみる。
カーテンと、窓枠の間にいるので、差し出してからは
姿は見えない。
ただ、影で、ニオイを嗅いで食べている姿(影だが)は
確認できた。
凄く嬉しい。ニヤリとする夫と私。
嬉しかったあまり、様子を伺って覗いてしまったら
晶良は食べるのを止めてしまった。
水も申し訳程度に舐めてた。
…が、一食分には程遠い。
夕食2階に移動して
(夫が晶良をキャリーに入れるのが、もの凄く上達していた)
キャリーから出ない晶良に“お袋の味”作戦
これは当たった。
ニオイを嗅いで食べ始めた。
…一食分には満たないが。
食べてくれて凄く嬉しい。
水は相変わらず飲まないが。
食事を下げた後、ネズミのおもちゃをけしかけてみる。
起き上がりこぼしみたいなやつで、猫パンチをしても
起き上がってくるというおもちゃ。
これにも食いついた。
最初は持っているだけだったけど、キャリーの中で
1人遊びを始める晶良。
こんな姿は初日の最初しか見てないので、
これも夫と2人でニヤリ。
大変だったのは、夜だった。
晶良が夜鳴きを始めたのだ。
しかも初日よりパワーアップしている。
眠剤飲んでいる私でも途中何度か目が覚めた。
そしたら夫が再びブチ切れ。
大声で鳴く晶良に
大声の奇声を発して対抗。
どっちも止まらない。
…いつの間にか私は寝てて(蚊がうざかった)
朝が来てた。
晶良は静かだった。
どこにいるんだろう?
目で探したら、夏用カーテンのかかってる
隣の窓枠に座ってた。
…3日目の始まりだ。
↓おもちゃに食いつく晶良


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