って、知っているのは佐賀県のことだけ。
午前中、数時間のうち、真っ白に。
特に朝7時頃は風も強く、かなり寒かった。
自宅に居るなるとのことを考えた。
「ああ、この雪、積もったら、サリーちゃんみたいに
なるとも雪に中に放り投げるのに・・・。」
昼頃から、木々の葉に積もった雪は溶け始め、
窓から見える景色もだんだんと白ではなくなっていった。
「なるさん、お預けだね。残念。」
私はがっかりしていた。
雪で苦労している人には申し訳ないが、なるさんに体験させたかった。
3時半頃、
外出中だった私は、車を運転しながら、わずかな望みを持った。
窓から見える景色はまだ白かったのだ。

「ひょっとして、いける?」
ちょっとだけ、ワクワクしながら、車は走った。
今日は朝が早かったから、早く帰れる。
頭の中はなるさんと雪でいっぱい。
家に帰ると、なるとは家族Aと黒タンと一緒に茶の間に居た。
家族A談によると、寒かったので、窓辺の定位置で
綿入り上着を掛けてくれと見ていたとか。
寝てばかりだったらしい。
でも、窓辺じゃなく、ストーブの前に行けば良いのに。
もちろん、黒タンはストーブ前、センターを取っていた。
帰ってきた私は、なるとをガッシと抱えて
首にリードを付け、勢いよく外に飛び出した。
足取り軽く、ルンルンと。
近所の空き地には白い絨毯があったのをチェック済み。
「ぽい!」

なるとは、白い絨毯の上に放り投げられた。
なると「・・・・・・。」
反応はなかった・・・・。
私の頭の中は、雪となるとでいっぱいだったが、
なるとの頭の中は「誰か来る!」でいっぱいだった・・・。
足早に帰ろうとする、なると。
仕方なく、後を追う私。
そこで分かったのは、
たいして、冷たいと感じていないこと。
だって、道を走らず、路肩の雪の上を走っているんだもん。

なんじゃそりゃ?
玄関開けたら、黒タンも出てきた。
寒がりなのに、タタタって、走っていく。
なるとがあまり行かないので、黒タンもすぐに戻ってきた。
やっぱり、寒いのは寒いのか。
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