寿司屋で絶叫する女のいる風景

2005年10月22日(土) 324 / 5

昨日、会社の方が「回らないお寿司屋さん」でご馳走してくださると言うのでいそいそとついていきました。
「なんでも好きなものを頼んでいいよ」と言ってくれたので、海老大好きな私は遠慮することなく、「えび・甘えび・活車えび」を注文。目の前に好物が並び、うきうきしながら「どれから食べようかなあ」と迷っていたその時…、
「ビチッ！ビチビチビチッ！」
車えびが動いたのです！殻も頭も取られた、さばかれた車えびがびちびちと動いたのです！
「ぎゃあああああ～～～！！動いた！！今！今動いた！！」
寿司屋で絶叫しました。まだ生きている海老を食べるのは、３０年間生きてきて初めてのことです。
「新鮮だっていうことだよ。」
「まだ生きているうちに食べた方がきっと美味しいよ。」
周りの人は口々に言います。…けど、ちょっと抵抗が…。
それでもそっと車えびを箸でつまみ、醤油皿に移すと…、
「ビチビチビチッ！ビクビクビクビクッ！！」
「ぎゃああっ！動いてるっ！！まだ動いてるって！！」
半泣きになりながら再び絶叫。笑う会社の方たち。
「ほら～、海老好きなんでしょ～？」
「まだ生きている新鮮なうちに食べてあげたほうが、海老への供養になるよ～。」
会社の人たち、ニヤニヤ。私、オドオドビクビク…。

…結局、車えびの動きが完全に止まる３０分間、車えびを口にすることが出来ませんでした。車えびはものすごく美味しかったけれど…、なんか、踊り食いとかを強要されて絶叫しているお笑い芸人の気持ちがわかったような気がしました。
いえ、美味しかったんですよ。本当に。