ドタバタ劇☆第３幕　「ビックパパの迷いの訳」

2013年6月20日(木) 315 / 20

れんママ＊＊さんと電話で話をしたのは夜遅く。

私は翌日、お家の近くに行く予定！！
合流して、子猫に会いに来れるって！！
上手いこと行き過ぎちゃうん（？ｖ？）と若干ビビリながら・・・

れんママ**さんと一緒にドライブ～～♪
ひたすら大阪の山沿いを小一時間南下し、河内の国生駒山の麓の旧村へ（笑）
子猫に会いに遥々と～～♪♪

元気な４匹とのご対面♪♪
楽しい時間はあっという間に過ぎていき
あっと！！もうすぐクリーム君のお家の方が来られる時間。

「予定の時間に着きそうです！！」とのメール！

ドキドキ～～♪♪

背だけは高い梅干しが、キョロキョロ不審な動きをしながら近くのコンビニでお待ちしてました（＾ｖ＾）

カッコイイお洒落な車が止まり、助手席から小柄な女性が降りてこられました。

「始めまして～～！！って感じじゃないな～～（笑）」

とってもしっかりした印象の方で、いや～～興味がふつふつと湧いてくるやん～～（＞ｍ＜）

運転席から出てこられたのは奥様とは違い、とっても大きな体のご主人でした！！

「始めまして～～！！」

３人で歩きながら、お喋りしたのだけど子猫のことで頭が一杯だったのか思い出せない・・・。

「クリーム君の里親さん、到着されました～～！！」

私が先に上がり、後からご夫婦が部屋に入ってこられました。
入ってすぐのところに象の置物があって、その上に茶トラ娘が寝転んでいたのを直ぐに見つけられ・・・

「キャ～～可愛いやん～～！！」

ネコ好きさんのテンションの高さに、保護主２さんは驚かれてます（笑）

公園で、小学生に水道でシャンプーされ風邪を引き、クチャクチャのお顔でぐったりしてた子猫たち。

「もうすぐ、来るんちゃうかな～」

犬の散歩をしてるおばさんと、公園の職員の方とが話してるのは保健所のことでした。
保護主２さんは、保護主１さんと相談してとりあえず連れて帰ってこられたのでした。

私が関わるまでは、張り紙とツテだけを頼りに１０日間。
何の進展もなく、猫は誰からも好かれない厄介な生き物のなのかと
途方に暮れておられたと言う訳です。
このまま貰い手がなければ施設に預けようと。

ネットで里親募集を始めてから、１１日目。

保護主２さんのお家には、猫を心から愛し、家族として迎えたいとすっ飛んでこられた里親さん達が
走り回る子猫たちを温かい気持ちで眺めている。

そりゃ～～ビックリするは（笑）
天国と地獄の違いだから（＾ｖ＾）

一休さんは、この世の中に天国と地獄はあるんだよ
人の心が天国も地獄も作り出すと。

「あれ？４匹いるんですか？？」

「そうなんですよ～～！！実は・・・。」

「いやいや！！女の子なんです可愛いでしょ！クリームと一緒にどうですか？？」

保護主１さんは、あんまり言わない方がいい。茶トラ娘の印象が悪くなってはいけないと心配されたようでした。

「先代が茶トラで、面影を追ってもなあ～～とクリーム君にビビビっときたんですが・・・可愛いなあ～♪」

奥様は、里親募集の子猫を沢山見てこられ境遇の不憫さに涙が出るものも沢山あったと・・・。
出来るなら・・・、出来るだけのことをしたい。

「なあ、連れて帰ろう？？」

「イヤイヤ、あかんで！！３匹はあかん」

ご主人は３匹になるのを直ぐにはうんと言われません。
そんなやり取りがつづきます。

コンビ二に置きっ放しの車が気になってきたので、こちらに移動することになりました。

私は、外でご主人が戻って来られるのを待って少しお話しました。

「何が引っかかってるんですか？」

「部屋に入ってすぐに、あの子いてたでしょ？
めっちゃ可愛い！！って思ったんですよ～～。
でもこの子は貰われて行く子なんやって。
ほんとは自分は女の子が欲しかったんです。」

広い胸の辺りをギュッと掴んで、一つ一つ想いを話される姿。
大好きって思ってるのになあ？？そんなに迷う理由ってナンやろ。

「え～～（＞＜）じゃあ、もしこのままクリームだけ連れて帰ったら、あの子はどうなったんかな？
どんなお家に行くのかずっと気になりません？？」

「また～～！！うまいこと言いますね～～～（＞＜）」

４匹の中で一番小さい茶トラ娘。
旦那さんの大きな胸で抱っこされ、気持ち良さそうに撫でられる姿。
どう考えても解らない？？
そんなに可愛いと思うのに何で迷ってるのかなあ？？
不思議に思いました。

部屋に入るなり

「ご主人、茶トラ娘がメッチャ可愛いらしいんですよ～～！！」

「そうなの！！じゃあ一緒にどうぞどうぞ！！この子は出戻りでね、引き取りに行かれてね、その話聞いたときは頭がおかしいんじゃないと思ったけどね・・・」

（皆で爆笑！！！！！）

「出戻りって、どういうことだったんですか？？」

「実は・・・・・。」

（第一幕の「出戻り茶トラ娘」を参照下さい！！）

「そんなん聞いたら置いて帰られへん！！」と奥様。

「そうやな～～。
あ～～～～～～！！なんで３匹がイヤやったか分かった！！
砂や！！トイレの砂運ぶのがイヤやってん！！

マンションでぶちまけて掃除するの大変やったやん！！
トイレを２つ並べるのが・・・なんかなぁ・・・」

そこ～～～～～？？？？？（皆で爆笑～～～～～！！）

「うちはネットで買ってますよ～運んでくれますから（笑）」

優しいお声のれんママさん**がソフトつっこみ！！（笑）

そうそう！！この長いやり取りの中

れんママ**さんのご主人は、夜勤→日勤明けの仕事終わり
ＰＭ１０：００近くになってましたが、電車で駆けつけて来られていました。

もちろん！！大きなキャリーバックと共に（＾ｖ＾）

そうして、茶トラ娘はクリーム君と一緒に大きなピンクのキャリーに入れられ
ビックパパさんに抱えられて車に乗り込みました。

「ありがとうございました～～！！」

保護主２さんのご主人がボソッと・・・

「嫁に行ったな・・・。」

そしてれんママ**ご夫妻も大事にそうに白茶＆茶トラを抱えて帰って行かれました。

笑顔一杯の優しそうなご主人のお声を一度もお聞きすることなく・・・（＞ｍ＜）

「ありがとうございました～～！！人を結びつけるのお上手だから、結婚相談所とかされたらいいんとちがいます～＾＾」

「いやいや、私まだ一人やし、先に私が行かないと！」

「あそうなんですか！！あはははは～～～！！！」

そんなこともお互い知らない見ず知らずのおばちゃん達だったのでした。

ドタバタ劇、いかがでしたか？？
引き寄せられるように４匹の新しい里親さんご夫婦が集合しました。

あらかじめ予定してたことではないんです。
４匹がこの２組のご夫婦を引き合わせたんです。

次の日記で、書ききれなかったエピソードを紹介します♪♪

お楽しみに～～～（＾ｖ＾）ノ♪♪