1月12日、(日)午前11時。
ねぼすけ二男がコタツで遅い朝食をとっていた時のこと。
ニャアちゃんは二男の横でアンモナイト状態で夜中の狩りの疲れを癒していた時だった。
突然、居間のドアが開き、義父が「おぅ~」っと入ってきた。
不覚だった、油断していた。
誰も門のあく音、車の音、車のドアのしまる音、に気がつかなかったのだ。
車で5分くらいの所に住んでいるが、この家はもともと義父の家。
玄関の鍵も持っているし(鍵は掛けていなかったが)、呼び鈴もならさずに入ってくるのである。
そして義父は大の猫嫌い。万が一猫を家に入れているのがばれたら…。
凍りついた二男はニャアちゃんをコタツに入れようか迷ったが、うかつに動かして鳴かれたら困るし、そのまま食事を続けた。
義父は二男の右斜め向かいに座った。
たわいもない会話をしながら緊張する二男。
左腕をそっと動かし、脇の下からニャアちゃんを見るとグルーミングを始めている!!
もうすぐお出かけする!
ちょうどその頃、わたしは帰宅。
「ニャアちゃんは?」と主人に聞くと、
「今、コタツで二男のわきにいる。じいちゃんの斜め向かい!」
え~~っ!! まずい! まずすぎる!!
誰もが冷や汗をかいている中、ニャアちゃんは黙々とグルーミングを進行。
と、「さ~て、始めるかな。」と義父が珍しくさっさと外へ作業に出た。
「はぁぁ~」 一同安堵のため息。
すぐにニャアちゃんを抱きかかえ風呂場の窓から外へ。
「あら、まぁ!」居間にいた義母が驚きの声。
一緒にいた義母も全くニャアちゃんの存在に気が付いていなかったのである。
「よかった~、もし、おじいちゃんにバレたら大変なことになっていたよ。」
猫嫌いの義父が近くに来ても全く動じることなく、一言も鳴かずにグルーミングをしていたニャアちゃん。
全く気配を感じさせない超ステルス猫だよ。

狩りの名人の理由がわかった気がする。
廊下でドタバタやってる白ちゃん、トラちゃん。
ママを見習って少しは足音を消したまえ。

君たちにネズミは捕まえられないかな・・・。

最近のコメント