家の猫ではないんですけど・・・。
事は7月2日朝、大学へ向かった長男からの電話。
「大通りに出たところで、キジ白がひかれてる。トラじゃないと思うけど、確認して!!」
二男、三男が慌てて家を飛び出る。
三男が折りたたみ自転車を展開中、ニャアがしきりに足元にまとわりついて鳴いていた。
戻ってきた二人の報告。
トラではない。
割と毛並みのいい、大きいキジ白。
どうやら頭をぶつけられたらしく、すでに息絶えていた。
センターライン上にいたので、路肩の草の上に安置した。
その話を聞いているとき、ニャアは泣いていました。目に沢山涙がたまっていて・・・
お友達だった? 大切な存在だった?・・・
家から東を見ると少し丘になっています。

小さいですが古墳と言われています。
その周りは、小さい霊園。数件の墓地です。
丁度、その南側に面した通りで事故は起きました。
飼い主さんが探しに来るかもしれないので、とりあえずそのままにしてきました。
道路から見ると、草の上で眠っているようでした。
でも、その日も、昨日も変化なし。
昨夜は雨が降ってしまいました。
夏だし、そのままにしておくのはあまりにも可哀そうなので、墓地の片隅に埋葬することにしました。
気温も高く、雨に打たれてしまったので、見た目がだいぶ悪くなってしまいました。
痛かったね。寂しかったね。
あたりは草ぼうぼうでしたが、良く見ると猫じゃらし。猫草もあるね。
土を掘ると、球根が出てくる。きっと春になったら水仙が咲いてきれいだよ。
カリカリと一緒に埋めてあげました。
家に咲いていた額紫陽花を御墓の上に飾りました。
小雨が降っていて、神様も涙を流してるのかな。
今まで事故に遭った猫の埋葬は、したことがありませんでした。
でも、トラに似てる?とかうちの子だったら、と考えるとそのままにしておけませんでした。

家のギボウシ。斑入りの葉が綺麗です。
花に付いた露はきっと猫神様の涙。

トラちゃん、頭に蜘蛛の巣ついてるよ。
君たちは、事故に遭わないでね。約束だよ。
キジ白君の分まで生きてね。
最近のコメント