請求も大概にしろ!と相手にしてもらえないこともしばしば。
真っ直ぐな目で見つめたって、だめよ~、だめだめ。
そうこうしているうちに0時を過ぎ、管理人は就寝した。
黒タンも就寝。きっと、なるしゃんもしぶしぶ。
深夜になり、何やら、「ドタ!・・・・・バタ!・・・・」聞こえてきた。
そして、・・・・・・
「ちゅ~・・・。ちゅ~・・・・・・。」
『 ん? ちゅ~? 』
微かだが、ちゅ~と聞こえたような・・・。
管理人は、ガバ!っと起き上がった。
そして、急いで照明を点け、カメラを手に取った。
「ちゅ~って、ねずみじゃん!」
黒タンも目を丸くして起き上がった。
管理人がなるしゃんの近くに行くと・・・・
ほらね、ちゅ~だよ、ちゅ~~♬

なるしゃんは小さいネズミを見つけ出していた。
「まだ、生きてる。なるしゃん、間違っても逃がさないでね。」
なるしゃんは一気に行かない。
弄ぶのだ。

楽しいったら、ありゃしない。
動いてくれるうちは、動くのを待ってちょいちょい構う。
そうして、いつの間にか、ねずみはちゅ~と鳴かなくなった。
そうなりゃあ、動いてもらうしかない。
なるしゃんは自分でネズミをポ~ン!と高く上げ、チョイチョイチョイチョイチョイ!
飛んでいった先にドタドタドタドタドタ。

黒タンはベッドの上でなるしゃんが弾む音を聞いていた。
写真を撮り飽きた管理人は電気を消して、寝ることにした。
なるしゃんはまだ遊んでる。
小一時間ほど遊んでいただろう。
朝起きると、なるしゃんが置いたねずみがベッドの足下に転がっていた。
それには黒タンも興味を示さず、管理人はねずみを外に出した。
『ノラネコちゃんが食べるかしら?』
何はともあれ、楽しくてよかったね、なるしゃん。
普通のお家にはなかなかいないからね。
ぼろ~い農家の家でよかったね。
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