11歳を超え遠出をしなくなってほぼ家の近くにいるライカ君。
でも時々、半日位出かけて戻ってこない時があります。
9月にも(多分)キタキツネさんに追われて負傷、1週間程外出禁止令を命じ自然治癒させた。
その後傷も癒えて、今までと変わらず自由に出歩く毎日。
それでも基本甘えん坊で、お腹が空いたり人恋しくなるとすぐに出てくるので特にきししていなかったのですが。
一昨日の午後。
雨の後、遊びに出かけて帰ってこない。
何処かで寝こけているのかもね……って言っていたのです。
んが、昨日の朝になっても現れない。
雨で畑が乾かず農作業が中止になったので、家の中や外で片付け物をしていた母が、物置でとんでもないものを発見しました。
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物凄い大量出血の跡。
そして、黒っぽい猫の抜け毛が散乱。
どうやら、ライカと他所の猫の大喧嘩の跡……らしい。
最初は、ライカのものだと思った母は、物置の中に点々と続く血痕の跡を辿って、大昔馬で農作業していた時の名残…馬小屋に使うのに用意してあったもののトラクター導入により使わずに、物置の二階に放置されている豆殼収納庫へ上がって行くと…。
黒っぽい若い雄猫が脱兎のごとく走り去った、と。
母は血痕を見たときには完全にライカの血だと頭から思い込んでいたのですが黒猫が去った後に事件現場の戻ってよく見ると、黒い毛でライカの縞々よもぎ模様ではなかった。
それならば、ライカ本猫は何処へ??
判らずじまいで午後になる。
昼食後、別の場所に用事があって行ってみると、昔の井戸小屋で寝ているライカが声をかけてきてびっくり。
ああ、良かった。
ヤられた訳じゃなくて。
しかし、歩く様子が……
どうも、今回は左前足に傷がある模様。
触ってもそれほど腫れている様ではないけれど、ちょっと痛いところがあるみたいなので家に入れて寝かしつけて……仕事から帰った私に一部始終を教えてくれました。
前回は触ると体が熱く腫れとともに、熱も出ていたみたいでしたが今回はちょっと足触ると痛がる程度。
でも、食事も水も受け付けず。
しかし側によるとゴロゴロいい、撫でられると嬉しそう。
この前は一晩、誰にも寄り付かずただ寝ていたので好きなように寝かせていたのですがあの時程の重症ではない様です。
そして今日。
明るくなったから現場撮影。
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猫がこんなに出血したら、致命的なのでは……。
黒猫ちゃんは、初夏頃から時々家族が目撃しています。
おそらく今春、早い生まれの雄。
前に見たときよりは大きくなっていたけれど、でもライカと比べたら華奢に見えたとの事。
野良暮らしならば、こういうことは時々起こりうるけれど……。
可哀想だけど、弱肉強食の掟とでも言おうか。
黒猫くんがその後どうなったのかは、判りません。
気の毒ではありますが。
ライカにしてみたら、侵入者を追い払ったのでしょう。
バトルで自分も傷つきながら、テリトリーを死守した。
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あんよが治るまで、暫くまた外出禁止令発令です。
今朝はご飯も水も摂取し、外に出たがって啼いたけど放っておいたら廊下のトイレでおしっこをして、おとなしく寝ています。
トイレも、室内ででもちゃんとできるのですが自由奔放半野良生活の彼は、やはり土がお好みらしい。
余程説破詰まらないと家の中では用を足しません。
昨日の大騒動の事など、もうすっかり忘れた様に眠るライカ。
母は、本当にライカが命を落としたと思い込んでいたらしいけど、そんなの全然知らずに……
バトル現場にライカの首輪に付いていた鈴が落ちていました。
拾って首輪に再度縫い付けましたが。
それだけ、激しいバトルだった……ということを、表しているのかもしれません。
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