ある里親募集の掲示板で、ザネリの面影があるハチワレの男の子を見つけました。
近日開催の譲渡会に参加するとのこと。
まだザネリが亡くなって日が浅く、新しい子を迎えいれる気はなかったのですが
なんとなく気になり、その子に会ってみたくてつい出かけてしまいました。
カミさんと一緒に行く予定だったのですが、彼女に仕事が入ってしまい一人で行くことに。
こんなアロハを着た怪しい中年男が一人で行って大丈夫なのだろうか、怪しまれないだろうか、などと考えつつ電車に乗ったのでした。
迷惑にならないように少しだけ見てすぐ帰るつもりだったのですが…
会ってみると…
心が……揺らぐ…。
小さなケージに二匹のハチワレ。兄妹なのだそうです。
男の子はやはり子供の頃のザネリにそっくりで、その場を離れられなくなってしまい、
なんだか涙が…。
写真、撮らせてもらいましたがうまく撮れませんでした。
![](/img/diary_image/user_10321/detail/diary_96355_1.jpg?h=d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e)
話を聞くと、妹も出来れば一緒に引き取って欲しいとのこと。
かなり心が揺らいでいた私は、
兄妹離ればなれになるのも可哀想だし、どうせならその女の子も一緒にと思い、
カミさんに相談してみることにしました。
明日連絡しますと係の方に伝え、帰路についたのでした。
ところが、そこを出て30分後、携帯が鳴り、
「申し訳ありません。どうしてもという方がいらっしゃって、そちらの方に決めさせていただきました」と謝罪の電話が入りました。
それを聞いた私は、残念な気持ちと同時にどこかほっとしたのです。
やっぱりザネリの代わりみたいな気がして、少し抵抗があったのかもしれません。
「里親さん、見つかってよかったですね」と言って電話を切ると、
なぜかサバサバした気分になりました。
なんだかザネリが近くで見ているような気がしました。
こんな光景、もう一度見られるかなぁ…。
![](/img/diary_image/user_10321/detail/diary_96355_2.jpg?h=d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e)
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