ライトと同様、成長を振り返ってみたいと思います。
クレアはライトと同じところから来ました。
まだ３週間という頃でしたので 本当なら親元で育てるはずなのですが
私がお世話できそうだと 見込んでくれて 小さなクレアを託してくれました。
ここまでは なかなか いいお話なのですが、
９月は、7月に盛りで身籠った女子猫たちの出産ラッシュでもありました。
秋生まれで 育ちやすく いい頃合いなのは解るけど。
私はあちらの状況がよく解らず、話を聞くたび 「え！？」びっくりばかり。
あちらの都合で時間の制約もあったのでゆっくり話をする暇がなく、肝心なところだけ抑えて聞きましたが、何もかもが私には驚きで・・・状況を把握する事ができないであの日は終わりました。
初めて踏み込んだあの場所は、猫の圧力で空気が苦しかった。
持ち主さんが 「この子」と取り出したは キャットタワーの一番下部分の中からでした。
そこには 母猫が９匹の赤ちゃんをお腹に抱いて授乳していたようでした。
母猫兼代理母。
薄暗い中から 取り出された小さな茶色の子猫。
「この子が一番風邪の症状が軽くて真菌もそんなに出てないの！」どお？と。
私はすぐさま、両手で受け取り、手のひらにすっぽり包まる子猫のぬくもりは喜びであり、守らねばならない温もりであった。
もう１匹と言われたけど、我が家の店員数を超えてしまうと躊躇して断った。
我が家に引き取る子が予定より１匹増えてｵﾖﾖｯ！
３匹目は・・・ちょっと。。。心の準備ができなかった。
状態の把握も出来ていない子をいきなりたくさん引き取る事は考えにも及ばなかった。
しかし、猫が密集している空間というのはこんなにも苦しいものなのだろうかと思った。
汚臭、悪臭、空気清浄はガンガンに回していた。
ストレスでいらいらする猫がいる。
構って 構って～ と手を出す猫の花道の中を歩く感じであった。
私には動物の霊感というものがあるのだろうか。
奥の部屋には怖くて行きたくなかった（後で知るがたくさん亡くなってる）
娘を先に押し出して後から入ったくらいである。
片目、両目、白濁の猫ちゃんたち、わらわらとたくさんいる猫ちゃんたち
バーマンのブリーダーさんのところもわんさか猫ちゃんがいたけれど、
こ～いう圧力は感じなかった。
猫がゆっくり寝転がるスペースがなかったからだ...
猫に囲まれる生活と憧れたが、こ れ は 違うぞ。
猫がSOSを出していると感じた。
ま、この話は別だからな。。。置いといて。。。
救い出すように ライトとクレアの２匹をキャリーに入れ、そのまま 獣医にGO。
雨が降る寒い日だった。
動物病院で「真菌？」ふ～ん・・・ という反応。
調べて２週間後でないと判断できないと言う。
見た目では たいしてわからない。
塗り薬とフロントラインと 風邪の飲み薬。
そして 我が家に着いた。
小さな小さな命が二つ。
我が家に増えた。
はかないこの子達を どうにか生かさねばならない と思った。
さて、どうしよう。
状態もよく把握できていないし、真菌がどれくらいのものなのかも解らない。
見た感じ、真菌の出具合も目立たず、
でも あそこで見た光景はただ事ではなかった。
我が家の先住軍団に 猫風邪と真菌を移す事はできない。
移してはいけない。と思った。
隔離部屋として１部屋を用意し、大きな部屋に小さな子猫だけというのは不憫に見えた。
ミルクとシリンジは渡してくれた。あと ロイカナのウエット。
クレアは３週間過ぎと聞いたが、そのつもりで対応するが、？？？
自分で離乳食を食べるからと聞いていたが、とんでもない。
自分で食べるなんて、とんでもない・・・食べられないよ ミルクだよ
排泄だって やはり お尻ポンポンのお世話が必要だった。
ミルクをシリンジであげるが、親猫のおっぱいからいきなり粉ミルクは受付やしない。
飲み慣れるまでが戦いだと思った。
しかし、寒い日だった。
部屋をガンガンに暖め まずはシャンプーしないことには・・・
その後のケアを念入りに考えて 陶器の器に湯を入れお風呂にして洗い、温めた。
クレアはフリースにくるんで娘の上着のチャックを閉めさせ、懐に入れさせた。
私は色々用意をしなければならなかったから。
頭の中は不安でいっぱい、どうしようかと考えでいっぱいだったな～
ちょこまかライトがいる。この子もまだ１ヵ月の子猫だ。
寒さ対策はかかせない。軍団に混ぜる訳にもいかず、寝床にペットヒーターを入れ、
フリースで全身が潜れるようにした。
下だけだと、寒さに負けてしまう。保温が命に関係する。念入りにしないと死んでしまう。
２匹一緒にと言われたけれど、クレアがあまりにも赤ちゃんなので やっぱり別な箱を用意した。
２匹とも、フリースに潜れれば安心して眠りについた。
翌朝、生きててくれ～と ドキドキしながら 箱の蓋を開けた。
生きていた。
クレアは 猫風邪の目ヤニが出て 両目がくっついていた。
手持ちの目薬で目ヤニをぬぐった。
こんなに小さな目。・・・すぐ目ヤニで塞がれてしまうよ
この子だけでも こんなに手がかかるのに。。。
あそこにいた子達のお世話を考えると気絶しそうだった。
部屋を暖め、シャンプー。ドライヤー
ほぼ１日、この子達のお世話で終わってしまう。
お尻ポンポンとミルク。どちらも簡単じゃあない。
母猫って偉大だ。重労働だよ。
始めの１週間は必死だった。毎日 本当に大変だった。
しかし、子猫というのは希望がある。
幸いな事に 食欲の意欲が旺盛な子達であった。
けど、クレアがミルクを自分から飲みだすまでは１週間かかった。
大変だった・・・
ミルクを受け入れ 自分から飲みだしたら お腹がぽんぽこになった。
やっとお腹が丸くなった。
これでなくちゃいけない。
しかし、、この子は。。。どこを見ても可愛いという言葉からはちょっと遠かった。
ミルクを飲みだすのと同時くらいか、
来て１週間後くらいから 真菌の具合が目に見えて酷くなった。
ライトは頭が剥げた。身体のところどころがハゲた。
クレアは まずは 口元からハゲた。
そして目の周り、足先全部、耳の淵、頭、顔。お腹も背中も。。。
お腹は私が大きくな～れと飲ませたぽんぽこお腹でまんまるで
手足や顔がボロボロな なんとも言えない生き物であった。
体温のぬくもりと共に手のひらに伝わる なんともいえないしっとりカサカサ。
真菌のカサブタといわれるものであった。
全身がこれで覆われている。
この身体を持ち上げ、優しく手のひらに包み、膝の上でミルクお飲ませる。
お尻ポンポンはかなり続いた。
飲む量が増えると 出る量が増えた。
溢れる綺麗なおしっこに喜びながらでも大変ティッシュ～！
あっという間に１箱が空になるようになった。
ミルクや離乳、排泄でティッシュのゴミの山。
紙の消費量は半端なかった。
来てから～１週間までのクレア
ロイカナのウエットを 始め シリンジであげていた。
少量から始めて 自分で食べられるようになるまで 時間がかかったね。
食べ始めたら 器に足を入れて べちゃべちゃで クレアはほんとに 汚かったよね。
お顔を器に突っ込んで夢中で食べるけど 自分の口や手でウエットを固めてしまって、
何度も崩しては食べさせ、崩しては...と、食べ終わるまで つききりであった。
疲れたよな～ あれは・・・ははは( *´艸｀)
クレアは本能が強かったね。
食べ物を捕らえる本能なんだろうか・・・
指が自分の前に来ると ヴヴヴ＝！と噛みついて離さなかったんだよ。
歯がないからね アゴの力だったけど、その時のお目めは真剣で吊り上がってて怖かったんだよ。
この子、どんな猫になるんだろ～って、不安だった。
私の心配は 軍団の中に入れるかどうかだった。
あまり気性が激しいと軍団には難しいから・・・
どうやって どこに置くのがいいか、色々考えながらの毎日でした。
この不思議な噛みつき行為は１週間くらいでしなくなりました。
ここからは
画像が 「閲覧注意」 としたほうが良いですね。
真菌の具合が酷い写真も出てきます。
見たくない方は スルーでお願いします。
パラパラ動画にしてあります。
来てから１週間の間に 徐々に真菌が出て来ました。
そして ２週間後には一番酷く噴き出ていたと思います。
毒の排出ですね。・・・
毎日 毎日のこの変化に可哀想に思いながら
ど～なっちゃうんだろ～この子・・・（涙）
食欲は出たので 生きる可能性は見えました。
食い気が出ると 逞しいほどで、ウエットには唸りながら、むさぼりついていました。
ミルクを飲む時は シリンジに癇癪をおこしたように食いつき横に振り、両手でバタバタと「これじゃない<`～´>」とでも言っているかのような仕草をしてから 飲み始めていました。
それから 哺乳瓶に替え、哺乳瓶に食らいつく時はもう少し大きくなっていましたので 前足でバリバリと掻きむしるように暴れてから ぐびぐびと飲む というモンスターでした。
もう少し大きくなると 危険を伴うので ケージに入れて柵越し立ち飲み哺乳瓶。
毎回のバリバリ連打はお決まりで、行く末の不安は募るばかりでした。
真菌でみすぼらしい容姿、猫風邪は初期の対応で乗り越えて ひどくならずに済みました。
真菌のケアは毎日嫌というほど行いましたが
クレアの状態は 外部のものではなく 内部の毒の排出なんだなと
観察しながら思いました。
あそこは 真菌の空気。カビの空気ってことです。
それを吸って生きている生き物は内臓もカビに汚染されるという事なのではないかな。
伝えましたら理解されていました。でもどうにもすることができなかったのです。
そこで 出来る範囲での手を貸すことを始めました。。。
クレアと同時期に産まれた子猫は全滅でした。
人様に迷惑はかけていないだろうけれど、こんな事って・・・
あそこで もう１匹と言われたとき、手を出しておけば良かったと後悔しました。
クレア＆ライトの部屋に入った後、
子猫を触った後、着ているものは全てハイター入りで洗濯。
または 除菌剤（プリジア）で洗濯。
部屋も 熱消毒はかかさず、掃除機で吸い取りも欠かしませんでした。
毒の排出なので クレア自身の体力とばかりに
栄養のあるもの、とそして 保温、噴き出した真菌の洗い落とし。
みすぼらしいクレアでしたが、家族は小さな命を可愛がりました。
毎日 覗いては手に取り、愛情をかけました。
お腹ポンぽこりん、後ろ足が長いのか、お尻が持ち上がり、
恐竜の赤ちゃんを連想させる姿で歩いていました。
箱やケージから出し、運動させ 走る姿になった時は喜びました。
何をやっても 滑稽で、とても可愛いという姿では有りませんでした。
ソマリって こうなの？・・・
片方のライトは 可愛くなり 甘えんぼで構ってが激しくなって転げ回って遊んでいました。
クレアの 酷くなる真菌に目を覆いたくなる気持ちでしたが
私が綺麗にしてあげなかったら 誰がするの
という気持ちでお世話に励みました。
そして 目の周り、顔中に毛が浮き出てシャンプーしたら全部ハゲました。
・・・
こちらでお友達が教えてくれた薬を塗ると
翌日には産毛が生え、２日後には可愛く見えるほどになったのです。
写真は酷いですが、ご安心下さい。
ここからは 良くなる画像です。
毛が生えてくる写真ですので、心を痛くしないで 眺めて下さい。
↓
ぺったん したユーザ
ぺったん
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