ほぼ毎日、ある家の入口に差し掛かると1匹のガリガリに痩せこけた猫が、人が通るたびに力のない声で近づいて来ていた。
そこにはその家や付近の奥様方が井戸端会議をしている。その猫は奥様方にもすり寄っては甘えているように見えた。
飼い猫ではないことはわかる。あの痩せ方からするとエサは貰えてはいないのだろう。
そして昨日、いつもの場所、その家の門の入口でその猫は横に倒れて息絶えていた。
誰が悪いわけでもない。
あんなに大きくなるまで生き延びたのに…
ただただ、悲しい…
同じ猫に産まれて、我が家の猫の様に飢えることもなく、一年中冷暖房完備の快適な環境で過ごすことが出来る猫もいる一方で、野良猫として厳しい環境で生きていかなければならない猫がいる。
同じ命のなのに…
何もできない自分に、あの猫に謝ることしか出来ない。
今頃天国で、お腹を空かせることもなく厳しい暑さや寒さに耐えることもなく、幸せになっているだろうか…
我が家にも元野良や虐待から救われた猫がいた。(保護団体から譲り受けました)
アリスちゃん

たいが君

2匹とも病気で長くは生きられなったけれど、生後2か月までどんな劣悪な環境の中で生き延びてきたのかと思うと、絶対幸せにしなくてはならないと大事に大事に育てた。
そして今、我が家にも保護猫“ランちゃん”がいる。
この仔もきっと厳しい環境の中、生後2か月になるまで必死で生き延びてきたのだろう。
その分、絶対幸せになってもらわなければならない。
※ランちゃんを保護した当時500gだった体重が。1週間後900gになっていました。猫風邪も良くなって可愛いです。
ただいま家猫修行中!頑張ってます。
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