My Cats

私の愛息子の◍クロ◍です。


２０００年、保健所から殺処分寸前だった時に
何と無く立ち寄った保健所で

狭いケージに白猫と黒猫の幼い兄弟がいました。
２匹を一緒に引き取る事を即座に決め
誓約書を交わして、無事この子達の親になる事が出来ました。


白猫は先天性の病気が有り、たった数ヶ月の間で
亡くなりました。


◍クロ◍は２才の頃に私が無知でオヤツをあげ過ぎていた事で
尿結石が出来て尿毒症になり掛けていました。

お腹を触った瞬間にいつもは殆ど鳴かないクロが
大きな声をあげたので、急ぎで坂田動物病院へ。
院長先生が担当してくださったのですが
もう難しいと思うと言われ、待合室に多くの人がいる事は知っていましたが
その場で泣き崩れてしまい・・・
◍クロ◍も自力で排尿が出来ない状態になっていて苦しそうでした。

生きてくれ！クロ！と心の中で叫び
その直後、◍クロ◍は診察台に横たわりグッタリしていましたが
力を入れ、その場で溜まっていた尿を自力で激痛にも耐えて
出し切ってくれたんです。

その後、性器の先端を切除し尿道を少しでも広げる手術を行い
食事についての注意も聞き、徹底したケアをし続け
その後は病気一つせずに１５年後、２０１４年２月に
空へ旅立ちました。


◍クロ◍は賢く優しく温厚で
野良猫を網戸越しに見つければ威嚇されても無視して
近づき、更に威嚇をされていました(uωu*)

他の猫にも優しく見守っていてくれた子。

『おいで』
『クロ』
『う～ろ～』(子音？がクロなので、母音を使って見たり)
『寝るよ、入って』(布団に入る時の掛け声)
『寝る前のトイレは？』(トイレに自分で行きます)

言葉の色々を理解していました。


抱っこも大好き。
夫の場合は肩抱っこが大好き。
私の場合は赤ちゃん抱っこが大好き。
長ければ６時間位、抱っこされたまま眠りに落ちる子。

稀に入ったお風呂は私の膝の上。
目を閉じて温まっている姿も思い出します。

いつもストーカ－の様に後を付いてきて
足元に絡んで、こちらはこけそうになる(汗)
『クロ～』と言えば『なぁに？』と言う可愛い顔で
見上げている子。


子供が作れない私達にとっては
後にも先にも・・・
◍クロ◍以下の子はいないけれど・・・
◍クロ◍以上の子はいないです。


不思議な事に無くなってから
私が落ち込んだりしている時に
ふと横やタオルケットに◍クロ◍のヒゲが落ちている事が有ります。

目には見えない。
抱きしめたくても抱きしめてあげられない。
抱っこしたくても出来ない。
声も聞こえない。
それでも、傍にいてくれているのかな・・と思う時が
この子がいなくなって２年経つ今でも変わらず思っている事です。


愛称は様々で(汗)


基本『く』だけで返事をしていました。
『くー』　⇒　『にゃーん』
『うーろー』　⇒　『ん～』
『くろのすけ』　⇒　『にゃーん』
『くろこだいる』　⇒　『にゃん』
自分の名前に似通った『く』や『子音が、う』の時は
返事を常にしている子でした。

もう会えない子では有りますが
私の息子に変わりないので
My Cat　では無く、私の息子として
紹介文を書かせて頂きました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。