(ねむり)

栃木県 40代 女性 ブロック ミュート

はじめまして(*^ω^*) あるご縁で猫ちゃんの保護活動を知り、猫ちゃんと暮らすようになりました。 幼少時から2017年夏まで大型犬を飼っていましたので、我が家の猫たちも知らずに犬化しています...

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(ねむり)さんのホーム

My Cats

くまで (くま、くまこ、月輪ぐま、ぐま) 日本猫 錆 7歳5ヶ月(
我が家の猫3号。(居住期間は「もち」より長い)
気の強そうなお顔に似合わず(?)「超」がつくほど臆病な子。隣県のとある市でひょろひょろになっていたところを発見されて保護された…けど、そこの家の先住猫とソリが合わずに我が家へ。確かに最初はうちの先住子猫とも相性最悪の追い回し傷害事件があって、トライアル中止!…かと思いきや晴れてうちの子に!
彼女を貰いたいと最初の連絡をした夜の夢に出てきたからか、彼女がうちの子になることは必然のような、彼女の執念のような…。
「くま!」と呼べば何をしていても飛んでくる、ゴロゴロ言いながら舐めてくれる(嬉し過ぎて興奮すると甘噛みからのかじりつき笑)、2階からは決して降りない、「これはうちの子のしるしだよ♪」と付けた首輪は綺麗にしている…幸せを心底求めてる健気な子だから幸せにしてやりたい。
我が家の猫集団「猫の人」の一員でも、彼らの誰とも血縁のない彼女は、マイペースに猫の人たちと過ごしています。他の猫を追い回していた過去はもうなく、今やちびっ子たちの良き遊び相手の優しいお姉さんです。

※先の飼い主さまが付けた「さちこ」という名前に込めた想いも引き継ぎ、幸せを自らの手で引き寄せられる子になって欲しい、そして本当に幸せになって欲しい…だから「くまで」になりました。「くま」の部分は見た目からです。

2017年6月3日
ちぬ (ち、(ちの)野郎、つ、つつぁん) 日本猫 三毛 6歳10ヶ月(
「もち」の逃亡により、仲介してくれた方が「来てすぐに逃げた子(特に大人)は戻らないことが多い」と、代わりの猫として生後2ヶ月の子猫を紹介された。それがちぬ。我が家の猫2号。(居住期間は一番長い)
足がひょろっと長い子猫であんまり可愛くない…それが第一印象。けど子猫だからかすぐに新しい環境に慣れて、遊んだりすやすや眠ったり…本当に可愛い!猫を飼うのは初めてだった私がすっかり猫に魅了されてしまったきっかけの猫。
慣れてきた頃から名前を呼ぶとどこで何をしていても「ニャーッ」と元気にお返事。ごはん食べたい!遊びたい!何か見つけたよ!これはキライ!などの気持ちを鳴き声で表現してくれる“喋る猫”な君は…見た人が「可愛い!」「綺麗な子!」と声を揃える美人さん。そして美人だからこそ(?)なのか、年上の身体の大きな「くまで」を猫パンチで黙らせた強気な女の子でもあります笑。
飼い主が犬ばかり30年も飼ってきたからなのか、ちぬも犬っぽい猫に成長。唯一猫だと思うのは名前呼ぶ→来る→「にゃ!」と返事の後ゴロゴロ言いながらお尻を擦り付けてくる時。可愛い♪
落ち込んだ時、いつもは遊んで攻撃の君が私を元気づけるように側をくるくると回ったり、膝に乗って抱きつくように寄り添ってくれたね…そんなすごく優しい、そして空気の読める鋭い女の子。
ながーい尻尾と頭の良さとで猫又になれないかと目下訓練中(笑)。

※この子の印象が漫画「百鬼夜行抄」に出てくる「ちぬ様」という鯛のおじいさんの笑顔だった。それで「ちぬ」。クロダイのことを言ったり、大阪湾を昔は「茅渟(ちぬ)の海」と言うらしいと後で知って関西好きな私らしいと納得。でも今は普段は「ち」と呼んでいて叱る時以外「ちぬ」とは呼ばないけれど…。

2017年12月27日
ニセコアンヌプリ(にせっこ) (偽みーくん、にせっこ、ニセコ) その他 6歳9ヶ月(
3年ほど前からうちの庭を縄張りにしていた元野良猫。一見茶虎に見えるけれど、虎柄が入っているのは顔と手足で、背中は黄色の男の子です。

彼はうちの飼い猫の弥勒に遠目ではよく似ていて、うちの犬小屋で昼寝していたりすると、「みーくんこんなとこにどうやって出て来たの?!」と間違われるから、「偽みーくん」と呼ばれていました。

ある日、母の失態でぞうもつさんが外出してしまいました。近くの方が首輪を拾って下さり、その近くを探し回って2日ほどで事なきを得たのですが、その時ぞうもつさんを送って来ていたのが偽みーくんです。「一緒に遊んでくれたの?」と声を掛けているうちにぞうもつさんは当たり前のように家に入って来たのですが、彼は入り口にちょこんとお座りしていました。「また遊んであげてね」そう言って扉を閉めた時、ぞうもつさんは振り返り振り返りして別れを惜しんでいました。

それから1年ほどして年…我が家はぞうもつさんを亡くしました。そのぞうもつさんのお葬式の日、偽みーくんはベランダに現れました。ぞうもつさんが亡くなったことを話し、お別れを済ませて外に出ると…車のところに偽みーくんが来ている!「またおいで、今度はお礼にごはんあげるから」そう言ってお寺に出かける車を彼は見送ってから、庭に入って行きました。

彼はぞうもつさんのことを気にかけていてくれたと思いました。見送ってくれたことがすごくありがたいことに感じました。それに、ぞうもつさんも偽みーくんとの別れを惜しんでいたことも思い出しました。だから…二人の気持ちに報いたい…そういう気持ちが強くなったのです。

12月の初めからにせっこはうちの庭に足繁く通ってくれるようになりました。見た目では痩せてはいませんでしたが、そこはやはり野良猫なのでこれでもか!というくらいよく食べました。
それに、保護するまでは寒風吹きすさぶ中あたたかな寝床も確保できないかもしれないと、外に猫ハウスを設置。離れの部屋にも入れるように戸を開けておきました。
「困ったらおいで」と言ってあったので、やはり冷たい雨の日に外で鳴いていましたが、家に入る寸前でうちの猫に邪魔されあえなく断念。その後は捕獲器も導入するも保護できず…。

ところが、夜に庭でにせっこの鳴き声がする日がありました。すると、お隣の小屋が閉まる音が。その後鳴き声はピタリと止んで…。「…そっかー…お隣の子だったんだ…なんだ…。」悔しいような、でも困ることがない飼い猫だとわかって良かったね…とホッとするような…切ない気持ちのまま眠りにつきました。

ところが次の日!
にせっこの鳴き声がする!!!
離れの部屋に行くとそこにいる!!!あっけなく捕獲…ホッ。

野良猫の親分として君臨したにせっこは、とうとううちの子になったのでした。

それから3ヶ月強。
今ではにせっこは超がつくほどの甘えん坊になっちゃいました!出会ってから一度も触ったことがなかった私にナデナデさせてくれた時から、あれよあれよと甘えん坊スイッチが入ったようです。
トイレができることや言うことをきちんと聞けることなどを鑑みれば飼い猫→野良猫→保護猫の道をたどって来たのでしょう。


※名前は「にせっこ」の音に近いから「ニセコ」。でも、さすがにストレートなのも…ということで「ニセコアンヌプリ」。
※独特の鳴き声や、体にあるグレーっぽい毛、背中の虎柄がないこと…調べたらどうも「ソマリ」の血が入っているらしい…。

2018年2月15日
尾白(おじろ) (おじ、おじおじ、をじ、うおじろ、うおじ、うお) 日本猫 茶虎白 6歳7ヶ月(
美形のイケメン猫「尾白」。
母親は「もち」。「もち」の逃亡中に生まれた子。「尾黒」の兄弟。多分他にも1、2匹きょうだいがいたはずだが…母親の「もち」はひょろひょろの瀕死の状態になりながらも母乳を与えていたらしく…見つけた時には子供は「尾白」と「尾黒」の2匹だけだった。
お向かいの家に親子で住み着いていたらしく、その方が猫嫌いだったこともあり処分されそうなところを思い切って保護。
里親を…と考えていたものの「尾白」本人がうちの子になりたがっていたし、先住猫の「ちぬ」がべったり恋人状態になっていたし、母親の「もち」や「尾黒」と離すのは可哀想なくらいに3匹が団結していたし…で、そのままうちの子に。
今やうちの群れのリーダーになりたくて偉ぶっているものの、本当は優しい甘えちゃん。
ツンデレが良くないのか、不器用な男になってしまった尾白くんは、女の子にモテず、気に入った女の子には「うるさい!」「来るな!」と唸られてしまう不甲斐なさ笑。恋人状態だった「ちぬ」ちゃんにも将来的にフラれてしまう結果に…悲しきオトコなのです。(去勢したからなおのこと…)

2018年4月4日
尾黒(とぐろ) (とぐとぐ、とぐ、とぅぐとぅぐ) 日本猫 鯖白 6歳7ヶ月(
「もち」の息子で「尾白」の兄弟。
「パッとしない猫だなぁ…だけど鍵シッポなんだね〜」くらいの第一印象だったとぐろ君。小心者の甘えちゃんでいつも「尾白」に引っ張ってもらうのんびりさん。
でも見ているうちに…下唇がデーモン閣下ばりの黒で、国語の教科書に載っている兼好法師の肖像に横顔がそっくりで、うとうと香箱座りで眠っている寝姿が念仏を唱えているようで、唯一の特徴らしい特徴だった鍵シッポもとぐろ巻いているようで…全てが可愛い!に笑。そうしているうちに本名の「尾黒」はなぜかなまって「とぐろ」に!
そしてなぜか「とぐろ」になった途端に明るくなって、今では楽しくて優しい面倒見のいいお兄ちゃんです。
朝イチで挨拶がわりに私に抱っこと頬ずりされて「ヤダ!(ギャッ!)」が日課になりました。(ヤダと言いつつも毎朝擦り寄ってくる笑)
大人になった今でも「もち」ママと「尾白」には親子&兄弟の絆をがっつり見せて寒い冬の日には寄り添って眠っている…きっと生まれた時にたくさん苦労したんだろうな…。
そんな彼は今日も元気に尻尾にとぐろを巻きながら明るくのびのび生きてます。

…そんな彼が、うちの猫の人たちのリーダーらしい。一番高いところで寝ていて、私にごはんお水、おやつの催促を唯一してくる。そして外敵(?)が来ると一番最後に「仕方ないなぁ…」と思い腰を上げて立ち向かう(へっぴり腰だけど笑)。
他の子撫でてると何処にいてもすぐ来るし、私が部屋にいる時間は寝ない。案外嫉妬深い彼氏なのかもしれない…と思う飼い主なのです笑。

※「尾白」と「尾黒」は愛読している漫画「百鬼夜行抄」の烏天狗に由来します。あの2匹マジ可愛い♡

2018年4月4日
ゲイリー (ぐぅぇいりー、ぐぅぇい、くろこちゃん、ヒグマさん) 日本猫 黒 5歳8ヶ月(
ちぬの娘。
生まれた時から声がかすれていて「ニャー」と鳴くところが「マー」になってしまう「ゲイリー」は…声がかわいそうな女の子です笑。
生まれた時に性別を間違えて名付け、気づいた時にはゲイリーと呼んで返事するように…。
触っても、抱っこしても、ご飯で呼ぶ時も、遊びに誘う時も「マー」と相変わらずなしゃがれ声。
暗いところでは本当に姿が見えない、写真写りの悪い黒猫でも、いつも元気いっぱいにお友達の「尾白」お兄ちゃんや「尾黒」お兄ちゃんや、弟たちと仲良く遊べる穏やかな子。
「ちぬ」の娘らしくほっそり体型で足長さんな見た目はカッコいいお姉さんになりました。何故かサビ猫の「くまで」、サバの「青嵐」、サバ白の「尾黒」「ちびとぐ」あたりと一緒にいることが多く、黒っぽい子達との「黒猫同盟(ネットワーク)」を形成している不思議…。
血縁のない子達ともうまくやれる彼女はコミュ力高めの頭脳派だと思ってます。

※「ゲイリー」はゲームの推しキャラと、イギリスの困り顔の猫「ゲイリー君」に由来します。

2019年3月3日
てん (てんこ、てんてん、でんでん) 日本猫 三毛 5歳8ヶ月(
(編集中です)
ちぬの娘。ちぬよりも気の強い男勝りな女の子。よく尾白とケンカ?しあってちょっかい出しまくってます。名前の由来は左耳にハート型の点があるから「てん」ちゃん。ハートのピアスは大人になっても健在。今はデブ猫まっしぐら。ちぬとおんなじ顔してちぬの隣でよく寝てます笑。

2019年3月3日
弥勒(みろく) (みーくん、みくん、みぐん、むぐん) 日本猫 茶虎 5歳8ヶ月(
(編集中です)
おっとりのんびりさんのみーくん。
困ったような顔で眠っているけど、本当はお目目ぱっちりのイケメン。
大人になったら甘えちゃんは卒業して、積極的なオトコになった!のもつかの間…しつこくして女の子達から敬遠されて、すっかり引きこもってしまった笑
頑張れオトコ一匹みーくん!

2019年3月3日
ちびとぐ (つぶとぐ、ちびっことぐろ、ちびっこ、つぶっこ) 日本猫 鯖白 5歳5ヶ月(
小さい頃から活発でイタズラの前科365犯以上(笑)のお調子者なちびとぐです。お兄ちゃんのとぐろにそっくりな毛色だったので、名前がまだないネズミちゃんの頃からずっとちびとぐ。大きくなって名前を…と思った時にはもうちびとぐでしか反応しない(ほどにイタズラで叱られていたんです笑)。
叱られると、ゴロンとなってお腹見せて「許してちょ!」とやる。「もうしないね?!」と許すとすぐにまたイタズラ。懲りないやつ(笑)、でも可愛い。
最近はイタズラは叱らずに、猫ばりに歯を見せて「シャー!」と対応。すると、一瞬目を大きく見開いてからがっちり引く、そして逃亡(笑)。芸人顔負けのリアクションが取れるから、笑って叱ろうにも叱れない。頭脳派だわー!

2019年6月23日
ひまわり (ひま、ひまこ、ひまわりわり) 日本猫 縞三毛 5歳5ヶ月(
(編集中です。でき次第掲載します)

2019年6月23日
青嵐(あおあらし) (あお、あおこ) 日本猫 鯖虎 5歳5ヶ月(
編集中。でき次第掲載します。

2019年6月23日
煌(あか) (あかこ、あかこあか、あが、あがご、あがごあが) 日本猫 茶虎 5歳5ヶ月(
編集中。でき次第掲載します。

2019年6月23日
toupie(トゥピ:独楽) (つぴ、つづづ) その他 3歳6ヶ月(
2021年7月15日夜、突如家の前の道に現れて一目散にこちらに走ってきた子猫。その後うちの庭に居続け、ガラス越しにニセコに甘えまくり、犬小屋の屋根に眠り、何処へも行く気配がない。
お母さん猫を探して鳴いているが、お母さん猫はいない…丸一日見守った結果そう判断して捕獲器にて保護。
うちに来る前はケージに居たようで、捕獲器に居ても落ち着いている。トイレはできる。私の目を見て話を聞き返事ができる…人に飼われていたようです。ただ…たった一つできないことは、触ること。撫でられることがなかったと思えるほど逃げます。保護してひと月。未だに一瞬撫でる程度しか触れない。捨てられたのね…。

もしかしたら、ブリの生まれ変わりかもと思っている。一目散に走ってきて、うちから逃げなかったから。にせこの近くに居たがったから。そして私がいる時に来てくれたから。
「ブリ?」と呼んだら鳴いてくれた。その都度お返事してくれたけど、一瞬でも触れるようになった頃から「トゥピ」になりました。今はなまって「つぴ」になりましたが、ちゃんとお返事はできています。ちっちゃいけれど頭がいい子です。

2021年5月15日
シャルル・マーニュ (カール、かーくん) その他 享年 17歳7ヶ月(
【小心者でもたくましく生きた優しき王様】
かーくんは、癌で安楽死させた先代への悲しみが癒える頃、我が家にやってきました。イングリッシュスプリンガースパニエルに先代から魅了されていたこともあり、隣の市のブリーダーさんから譲ってもらったアメリカチャンピオンの息子です。
そういう血統の子だったので、王様の名前をもらいました。シャルル・マーニュはカール大帝のことです。

しかし、王様の名前を持ったこの子は、不幸にも噛む犬に育ちました。家の中で噛まれなかったのは私だけです。獣医さんにも気に入らないとウーッと唸るので、検診の時に訓練校に入れるように言われてしまいました。その訓練校は…とても劣悪な宿泊施設だったことが後でわかり、満了日を待たずに引き取りました。帰って来てからはずっと、体に毛玉をつけるようになり、それをマントのように引きずって歩いていました。
かーくんは、本当は弱い子なのです。小さい頃から兄弟犬に餌を横取りされたり、みんなと一緒に遊べなかったり…。
私は彼の背中とマズルが好きでした。小さい頃から「かーくん、くちばしかして!」と手を出すとそこに口を乗せてくれました。口を掴まれるのはわかっているのにいつも乗せてくれました。だから本当は優しい子なのです。
歳を取っても、ずっと番犬でいてくれましたし、大好きなガム(ホネ)を投げて遊んでくれたりもしました。ガムは牛皮のガムが好きで、先端の結んである部分を噛み切って、それを投げて遊びます。言っていることも良く理解し、寄り添ってくれました。彼はどこか寂しかったから噛む犬になったのだと今はそう思えるのです。
かーくんまでの飼い犬たちは父が虹の橋の向こうに連れていったと感じます。だから時々私は私のことを待っているかーくんに「かーくん、くちばし貸して」と言ってみるのです。喜んでくれるかな?お寺でお友達ができたみたいでよかったね。また一緒に遊ぼうね。

かーくんは間違いなく気高い小さな王様でした。

2000年11月10日 2018年7月4日
もち (もつ、もつたん、もったん、ぞうもつさん、おもちさん) 日本猫 縞三毛 享年 7歳8ヶ月(
【偉大な母はしなやかで芯が強い】
ぞうもつさんは、記念すべき我が家の猫第1号。
矢板で気ままな路上生活中に保護されてうちの猫になりました。だから誕生日・年齢は不詳、我が家に来た日を誕生日にしました。

名前の由来は、身重だったこともあって寝姿がべろ〜っとしたあべかわもちに似ていたから「あもさん」と名付けました。しかし、当の本人は気に入らず無視(笑)。しかたなく「あも」の意味である「もち」になりました。そして「もち」が「もったん」になり、「もつたん」になり、「もつ」に。最終的には親愛の情を込めて「ぞうもつさん」になりました。

そんなぞうもつさんは、我が家に来て3.4日で母が布団を干している間に脱走。探せども1週間が経って…帰ってきてはくれませんでした。我が家にぞうもつさんを連れてきてくれた方に連絡したところ「初めての土地でいなくなった子は戻らないよ…」と言われてはいましたが…!約半年後、家の前の道で子ども連れで歩いているところを発見!「おもちさん?」問うとくるりとこちらに振り返った!暑い夏、身体はひょろひょろのボロボロで、連れの子はたった2匹…子育てに苦労しているのは一目瞭然でした。
「またおいで」何日も何日もそう言ってごはんをあげて寝床に帰すことを繰り返して、徐々に信頼関係を築いて…無事保護!!!子どもたちも一緒に再びうちで暮らすことになりました。

お部屋では大人しくのんびりゆったり過ごす、こちらの目を見て話を聞くなど元飼い猫の風情が漂う自由人です。時々シャーッと歯を見せて私に不満を訴えたり、子どもたちのしつけをしたりします。その顔が案外私のツボだったりします。あの夏の日、道で会った時に見せたシャーの顔、その後も道で会う度にご挨拶でシャーと言ってからごはんを食べに付いてくる。その時を思い出すのです。

ぞうもつさんの子育ては、きめ細かくしっかりです。トイレは付いていって見守る、喧嘩は悪い方の子を見極めて猫パンチ、あとの時間は自由に個性を尊重して過ごさせているという徹底した子育て。子育てを拒否したちぬの子どもたちもぞうもつさんのお乳で育ちました。
ゆえに子猫たちの偉大な母であり、我が家の「猫の人」たちの重鎮でご意見番という立ち位置。先住のちぬやくまでとも仲良く、誰に対しても愛情と尊敬を持って接することができる猫です。

最期は「生きる」ことに向き合い、命燃え尽きるその時まで、微塵も迷うことなく生き抜く決意を見せた猫でした。そして私はそんな彼女の気持ちに寄り添いながらも、痙攣に苦しむ姿を見て少しでも楽に…と裏腹の気持ちを持っていたことも事実です。けれど、彼女の生に真剣に立ち向かう姿は生ぬるく生きている人間である私に自分らしく生きること、自分の譲れないことは譲れないと闘うこと、後悔なく生きること、を身をもって教えてくれたような気がします。

あなたに少しでも近づける生き方ができるように、あなたの友としてこれからもあなたが私のことを誇りに思ってくれるように、生きていきたい。
天から見守ってくれている親友であるぞうもつさんへ…。




2013年3月10日 2020年11月25日
ブリリアント(ブリ) (ブリ) 日本猫 茶虎 享年 3歳0ヶ月(
【勇敢で義理人情を大切にする優しい子】
誕生日は庭に初めて来た頃の大安吉日に。年齢はお医者さまやお寺の住職が出した推定年齢に…。
先にうちの子になったニセコアンヌプリのお友達だったブリ。にせっこが庭に向かって鳴く声に応えての登場でした。薄い黄色のトラ柄で、スカイブルーの瞳とたぬきのような太い尻尾が特徴的なコです。尻尾フェチ?マニア?な私なので、よく見ると尻尾の中程から折れ曲がっている鍵尻尾のコでした。

2週間あまりの短い時間のうち、何度か保護を試みるも、にせっこの気持ちの問題もあり、威嚇されて部屋の隅に追い詰められ身動きが取れなくなるなどうまくいかず、「今度こそは…!」と思っているうちの別れとなってしまいました。本当は一緒に暮らしたかった…。いっぱいナデナデしたかった…。ナデナデできたのは、別れの直前でした。苦しい中で安心したような柔らかい表情を見せてくれた…。私がわかったの?撫でているのが私だってわかってくれた?
まだ若い盛りに…かかりつけの獣医さんによれば肺炎だったそうです。(多分……猫白血病か猫エイズにかかっていたのだろうと…)
それでも最期の時に、持てる力を振り絞ってうちの庭まで来てくれた、命を賭けて友に挨拶に来た友情は、君の形が変わろうと決して色褪せないと思ってる。
そして、最期の時に寄り添う人として私を選んでくれたことにも感謝してる。

名前の通りに光り輝く子…。
短い間に色々な思い出をありがとう。
花散る時期に旅立った子。
庭に舞い落ちる花はきっと永遠の散華となって安らかに寝息をたてるブリの身体に光のように降り注ぐのだろう…。

ブリを決して忘れない。ブリはうちの子。毛皮を着替えたら「またおいで」いつでも待ってる。

2018年3月6日 2021年3月23日