思ってました。
思いたいです。
保護した猫の里親募集。
せっかく助けた命です。
大切にしてくださる方への命のリレーとして繋げていけたら、それはそれで素晴らしいと思うのですが、もしも里親さんが見つからなかったら。
その猫は保護した人のおうちの子になるのでしょうか。
私はそうであってほしいと思うし、いざとなったら1匹や2匹増えても大丈夫な余裕のある方が保護活動をされているのかと思っていました。
仮に住宅事情でこれ以上増やせないとしたら、友人知人総当たりで何とか新しいおうちを見つける。
それまではご自分のおうちなり、預かっていただけるお宅で過ごさせるのだと。
或る時に、「保護主は飼えないので貰い手が居なければTNRします。」と言う募集がありました。
保護をしてから日数も月単位で経っていそうな子を一度家に入れてから放すことには疑問だったし、ご丁寧に「これから寒くなりますが」のような一文が添えられていて、新手の脅迫?と思いました。
だって、その文の最後には寄付金として「最低数万円以上」と金額が書き添えられていましたから。
寄付付きで引き取ってくれる人が現れなかったら寒くても外に出しちゃいますよー。って言われているような気がして、この方は猫を助けたいのだか、早急にお金が欲しいのだか疑問に思いました。
また、自称保護活動家の方が、餌や砂、病院費用に困っている。と、書かれていたのを見て「はあ?」と、思いました。
ネコに限らず動物を飼っていれば、どこの家庭でも不意の出費はあるし、客観的にきちんと実績を積まれた方が大量に保護しなければならないなどの事情で支援を募るならまだわかりますが、実態があるんだかないのだか、写真すらないのに最初から支援を募るのって少し違うのではないかと思うのです。
保護活動とは人のお金や物資を当てにしてやるのものですか?と、質問してみたのですが、お返事はいただけませんでしたので、私も寄付はスルーしました。
他人のお金でネコを育てられるほど、世の中甘くはないのです。
いや、甘い思いもしたから未だそういう方がいらっしゃるのでしょうか。
支援や寄付は、自腹を切って且つ不足している部分を賄うためのものではないのですか?。
まともな方は収支を公にした上で、どのくらい何の為に必要かを載せると思うのです。
中には(そこまでやらなくても信用していますのに)と、思うくらい律儀にレシートまで載せていた真面目な方もいらっしゃいました。
目標額も、詳細もなく、ただ寄付をください。では、猫の為だか、その方の生活の為だかわかりません。
里親詐欺の話は頻繁に取り上げられるのに、こう言った募集側のクレクレ詐欺紛いがあまり表沙汰にならないのは、多少胡散臭くても、少額ならば「猫の為」と、払ってしまう人がいるからだと思います。
特に里親募集に応募する人は、実物と対面する前に写真やプロフィールですでにその猫に恋をしているも同然で、あれこれと今後のネコとの生活に想いを巡らせていることでしょう。
目の前に恋い焦がれたネコを連れてこられてから寄付の話を持ち出されたら、家族に迷惑がかかるような金額でなければ払ってしまうのではないでしょうか。
手の届くところに夢にまで見た恋人がいるのと同じですから、気持ちはわかります。
わかりますが、やはり募集時に提示された金額以外は払うべきではないと思います。
「次の猫の為に」と、言われれば、悪いことではない気持ちにはなりますが、「次の人もまた」に、なるのですから、結果的には猫の為にも人の為にもなりません。
ネコを保護して、何か月か面倒を見て、一頭から得る寄付金なんてとても効率が悪いのだけれど、そう言う人って、いろんな猫と過ごすと言う趣味と実益を兼ねているので気にならないのかも。
何頭も何十頭もいれば、アルバイト程度の収入にはなるでしょうし。
まあ何を書いても、保護した子をTNRに名を借りた再遺棄をするような人は、きっと日記なんか読んでいないとは思いますが、ネコと言う名の恋人を探している人は、不当な請求にはNOと言う勇気をもってほしいと思います。
自分の気持ちから差し出すお礼と、相手から請求され疑問を持ちながら払う寄付は話が違うと思うのですよね。
それでも自らお支払い済みの方、大人が自分で開けた財布は自己責任ですよ。
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「あたちはNO!って言うですよ。」
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