おすかる様、初フライトです。
今年に入ってからの健康診断で、ドクターから問題なしと言われていたし、エントリーも早々に入れていたけれど、ホテル代もエントリー費も無駄になっても構わないので、少しでも体調が悪そうだったらキャンセルしようと思っていたのですが、ここにきて順位の動きなどもあり、体調もよさそうなので思い切っての空旅です。
日本の航空会社はペットは貨物扱いだし、暑くも寒くもない季節ではあるけれど。
積み込みからは2時間近く離れての旅は私の方がかなり不安で、空港のカウンターで丈夫なクレートを借りる際もおすかる様が不安にならないようにいつものキャリーごと入る大き目の物にしてもらい、ドキドキしながら預けたのですが、本猫はニャアとも言わず係りのお姉さんと立ち去って行きました。
冷たい！。
行きは揺れることもなく快適なフライト。
初のLCC利用でしたが一切の無駄を省いたサービスは目からウロコ。
新幹線より簡素化されているんじゃないかしら。ってより、絶対に新幹線より質素。
なーんにも売りに来ないし、水すら出てこない、必要なものはメニューを見て欲しい人のみが購入。
しかも値段はJRより良心的？。
まあ、機体も新幹線一両分くらいの内部なので不安と言えば不安だったのですが。
（私はアメリカ人、私はアメリカ人）と、心に言い聞かせている間に（実際にアメリカで移動の際だってもうすこし大きい飛行機でした。）着陸してしまいました（笑）。
荷物を受け取り、おバカな私は、あのクルクルしたレーンにおすかる様も回ってくるのかと思っていたのですが、待てども出て来ず、振り向いたら後ろで係の人に付き添われてカウンターに乗っかっていたと言う間抜けぶりを披露。
空港から30分ほど電車に揺られ目的地の札幌に向かったのですが、その間あまりにも静かなので（何か異変があったのでは？）と、不安になり何度もキャリーに手を入れてみたのですが、生きてはいるもののピクリとも動かず、会場に着いた頃、多分私は青ざめていたかもしれませんが、当のおすかる様はケージの用意が出来たら余裕で自らケージイン。爆睡して体力温存していたようです。
会場は札幌ファクトリーホールと言う場所で、これまで経験してきたどの会場よりもお洒落です。
普段はライブなどに使われているとのことで、コンクリート打ちっぱなしで配管むき出しの天井には多数のライト・・・のちにこのライトが問題になるとも思わずテンションの上がった私です。
審査が始まると割とすぐ、テンション上がった自分の愚かさを知りました。
カメラが動かないんです・・・。
私のカメラはフラッシュはオートで光らないように設定してあるのですが、いつもの会場にあわせた設定では光源不足でシャッターが降りず、あたふたと弄ってみたものの審査はどんどん進む、マニュアルに切り替えて強引に写してもシャッタースピードを間違えて写真はピンボケだらけ。
やっとの思いで撮れた、まあまあ普通に写っているのが↓
「おねえたんもお空飛んできたですか？。」
おまけに各リングの上につけた余分な照明で白っぽい子は色が飛ぶし。
「僕、浅黄ちゃん。」
でも、この照明はルディーのおすかる様には有利だったようで、ようするに私の腕が悪かったのです。
1日目を無事終え、一旦ホテルに帰ってから会場で合流したkarinonさんと夜の街に繰り出し、お寿司、ラーメンをハシゴして、まだ部屋で飲む私たちに浅黄ちゃんのテンションは上がり、おすかる様は何故かとてもいい子にご飯とトイレを済ませ、自分のテントで英気を養いつつ、ススキノの夜は更けていきました。
2日目はカメラもきちんと設定し、まあまあの状態で撮影もできたのですが、生憎の雨模様。
それどころか低気圧接近で飛行機がどうなるかわからず、久しぶりのお洒落キャット様降臨もバタバタっと審査は進み、東京組は焦って空港へ。
飛行機が揺れたらおすかる様は可哀想なのでもう一泊も考えたのですが、翌日は吹雪と聞いて滝汗。
遅延や欠航が相次ぎ混雑する空港を走り回り、これ以上天候が悪くなる前にと出来るだけ早い便を確保。
兎に角揺れて怖い思いをさせたくはなかったので、行きの倍にはなりましたがほぼ満席のANAで無事帰京いたしました。
おすかる様にとっては初めての、そして多分最後の空旅になりましたが、もうハラハラドキドキしながら2人で旅をするのも終わりです。
本日のショーを終えたらおすかる様は引退します。
時々は遊びに行ったり、イレギュラーな参加はあるかもしれませんが、これでシーズンエンドです。
笑顔で締めくくることができるのでしょうか。
私は眠れないのに、本人はさっさと寝ています。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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