私は半世紀以上生きてきた昭和の半ば生まれ…うはっ(・・;)
このサイトの住人はおねえさまが多いので、私と共通する思いの方も少なくないのではないかと。
ちょっときつい表現があります
昭和の時代は“お粗末な猫マンマ”、足りない分は自力で補充、
栄養満点なキャットフードで満腹なんて、とんでもありませんでした。
お家への出入りは自由、私の母は「裸足(?)で上がってくるからイヤ!」(笑)
座敷猫、という言葉もあり、外飼い中心のわんことは若干扱いが異なりました。
避妊去勢なんて、言葉すら知らない時代
生まれた仔猫は“もらってくれる人”を探し、無理な場合は棄てる…
道端で箱に入れられた仔犬や仔猫を目にすることが度々あり、拾った経験もありますが
飼うことをいつも許されたわけではありません。
実家の後ろを流れる側溝に箱に入れて流され、深い水溜めに落ち、いつまでも鳴き声が聞こえる…
何もできない幼い自分の、悲しい思い出です。
平成の今はお猫様も飽食の時代、研究を重ねたフードの種類も多く、
寿命が伸びたのも、人間と同じく、医療の充実と共に栄養が十分であるからでしょう。
母体が未成熟なため、かつては育たないと言われた初産の子、
栄養豊かななご飯をもらう等の人間の手が入るため、出産数も多く育つ子が増えています。
ご飯はもらえていても、ノラの世界はまだまだ厳しいはず。
古い話を持ち出す…年寄りが嫌われる理由ですが(笑)
このサイトに里親募集ができる前、当時も超ビッグファミリーは存在していました。
でもね、全頭避妊済み、望んで家で増やしたわけではありません。
目の前の子を放置しておけない…ついつい受け入れてしまった様子、周りは笑顔で見守っていました。
今はネットも普及して、情報収集には困りません。
ネットで集めただけの知識を振りかざすのはいただけませんが、時代にあった飼い方が必要です。
昭和のままの飼い方で、昭和になかったネットの便利さを利用して里親募集をする…
このサイトでは目立ってしまいます。
残念ながら、この手の方はここのみなさんの日記を読んでいないのが現実です。
おまけのイタリア…
牧場に生まれた子ブタが“牧羊豚”になることを夢見る映画『BABE』
「人間と暮らす動物にはそれぞれの役割がある」、とスノッブなネコが子ブタのBABEに語りかけます。
イヌはご主人の仕事を手伝うために、ネコはかわいがられるために、ブタは…
イタリアの田舎では、収穫した小麦をネズミの害から守るため、ネコは欠かせない存在であり
物置には出入り自由の“ネコ扉”があったそうです。…我が家のものは“ネコ窓”ですが、これに似たもの。
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臆病な覗き魔です。
今は亡きORECCHIO、隣りのおばさんの子でしたが、膀胱破裂の危機を乗り越え
うちの“TNR”ネコとして12年半生活。
私のアイコンは彼のお姉さんでありMARCOのママ、GATTINAと呼ばれていた子、
隣りのおばさんのお気に入りでした…肉類等、残り物中心で、不十分なご飯は我が家でおねだり
おばさんは、完璧昭和スタイルの飼い方、生まれた子は誰かにもらってもらう
…事業の傾きと同時に、貰い手はなくなり、増えたネコは我が家の方へ追いやる声も聞きました。
GATTINAは♀、ORECCHIOは臆病なため貰い手が見つからず居残り。
他にも大勢いて、おばさんのお兄さんの所に持って行った…意味不明です。
下のSANDRINA(ノラの子)と同じく、ORECCHIOは親愛は見せるものの、警戒心は解かない、
抱っこは絶対無理…
おしっこが出ない様子を見て、キャリーに入れられたのは奇跡に近いもの
カテーテル処置直前、弱っているにも関わらず私の手から脱走を試み
腕に30cmほどの引っかき傷を作りました。
結果は得られず、ローマの救急病院に転送、九死に一生を得た子です。
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スーパーマーケットで私の後ろの人が山程キャットフードを購入、
顔を見たら、近所のエサやりおばさんでした。
お腹の空いた子が可哀想だから…と。
SANDRINAは、おばさんがエサやりをしなければ、おそらく生き残れなかったであろう小さな子でした。
双方ネコ好き、彼らの“昭和”の飼い方は、決して好感を持って迎えられません。
みんな庭に来てしまい見捨てることのできなかった私、そして増えるネコに畑を荒らされるご近所…
別のトラブルもあったようですが、2度、毒団子で苦しむネコを目撃…手遅れでした。
私の無言の実力行使(避妊処置)、おばさんたちは感謝の意は示し、犠牲となったネコへの償いなのか、
その後避妊を行い、近所の猫の数は減少しています。
目の前にすでにある生命を守ることが大事だと思います。
今日は雨模様の祝日
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肌寒いですが、夏の植物は成長中。株姿があまり美しくないサフィニアと鉢植えの接ぎ木苗ナス。
ナスの実は、長さ10cmを超えています。
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