これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

さて、猫の世話を始めて初めて迎える梅雨の季節。
うっとうしい季節。雨が降ればテラスにも出してもらえないもん。
そして、なぜか天気が悪い日は僕たちのんびりしてるんだね。
ゲンさんが調べたところでは、もともと猫は狩猟して獲物を捕まえる動物なので獲物が出てこない雨の日は活動量が減ってゆっくりしているのだとか。だからお部屋の中でも大人しく過ごしているんだね。
でもね、時々出窓からお外を眺めている後ろ姿がやけに切ないらしくて、ゲンさん僕たちに明日は晴れるといいねって言って来るんだよ。
雨なら雨、晴れるなら朝から晴れっていう方がゲンさんにとっては僕たちをどうしておくかで判断しやすいらしくてね。お外に出したままでは急に雨が降り出した時お仕事に行っていて誰も居ななければ僕たちお部屋に入れないもんね。逆に朝から雨で締め切ったお部屋で昼から晴天になると部屋の中も蒸し暑いだろうと気遣ってね。
だからゲンさんは毎日天気予報を詳しくチェックしてるよ。
でも仕方ないよ梅雨時期は。そしていよいよ雨が上がればゲンさんにはお仕事が待っているんだ。それはまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

こうやって二匹でじーとテラスと隣のアパートとの間を見つめていたので何があるのかと思っていました。

そして日曜日にやっと理由が分かりました。野良猫が四匹の子猫を産んでいたようです。子猫も元気そうで目も開いています。元気にお母さんのオッパイを飲んでいるようです。子育てを放棄したらいけないので近付かずそっとしておきました。
鳴き声もしなかったので今まで全く気付きませんでした。
その日は夜中に雨が降ったので心配しましたが親子共々姿は見えなくなったので母親が濡れないところにでも連れて行ったのだと思います。
それ以来今日も見かけていません。
二匹は子猫達を心配して見ていたのでしょうかね。
by主のゲン
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