何年か前には、「もぐら」…家にじっと閉じこもって、出かけたふりをする…も流行りました。
しかし現実は、大半は帰省です。
既に北に集中する工場は1ヶ月の閉鎖、ペットにとっても厳しいシーズン…遺棄が続発です。
陸続きのヨーロッパ諸国、EU加盟国内は出入り自由ということもあり
ペットを連れて、マイカーでの移動は少なくありません。
その際に必要とされるイヌ、ネコ、フェレット対象の、2004年導入の「ペット用EUパスポート」
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“パスポート”と言う言葉…日本語では“旅券”、伊語にすると意味が一目瞭然、passaporto“港を通過する”
欧州大陸の国境には港はありませんが(笑)
上左表表紙と、右10ページ綴の裏表紙が所有者について
下画像真ん中、青い□の部分に画像を添付、種類、名前、性別、生年月日と共に、
マイクロチップ№やワクチン(狂犬病)接種の状況も記入
同伴動物の健康状態を証明するもので、保健所で発行してもらいます。
“離島”である英国・アイルランド・スコットランドは付加事項があり、
英国入りはさらなるワクチン証明が必要でしたが、
EU離脱により、愛護大国英国独自の規制が発生すると想像できます。
イタリアのイヌは、愛玩用だけではありません。
牧羊犬、猟犬を中心に、日本には馴染みのない犬種が多く存在します。
海水浴シーズン真っ盛り、人気ビーチ(含む湖畔)には、ライフガードと共に、救助犬もスタンバイ
…私が住む街にも庶民的なビーチがありますが、ここには居ません。
1988年、市民保護省(災害時の救済目的の常設の省)で生まれたアイディア
当初は泳ぎの得意な画像のニューファンドランド犬(大型犬・カナダ産)で始められ
現在はラブラドールレトリバー、ドーベルマン、凶暴とされるピットブルも訓練されています。
ピットブルが近づいてきたら、犬が怖い人ならば、溺死しそうです。
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2人と共に水中での画像は、訓練ではなく、実際に溺れた父娘を救助した時のものです。
Scuola Italiana Cani Salvataggio - S.I.C.S.
http://www.canisalvataggio.it/Default1.htm
イタリアの救助犬スクール、フォトギャラリーや英語版もあります。
訓練を受けた一般家庭の犬を、嘱託救助犬として利用、
日本の愛玩犬の警察犬登録と似たようなものだと思います。
Italy's canine lifeguards
http://www.ndtv.com/photos/news/italys-canine-lifeguards-8016#photo-94334
他国ではあまり一般的ではないようで、英語で検索すると、イタリアについてが上部にヒットします。
上は英語記事のフォトギャラリー
考えてみれば欧州、海水浴はイタリア、スペイン、ギリシャが中心…
ただし、昨年亡くなった英国のニューファンドランド犬BILBO君(89kg)は、英国初のライフガード犬
動画も数多くアップされていて有名救助犬、生涯1,500の人名を救助しています。
Lifesaving Sennen beach dog, Bilbo, dies
http://www.bbc.com/news/uk-england-cornwall-32825110
死亡時のBBCによるニュース
今年も、イタリアの海岸での活躍が、数多く伝わっています。
前日記で紹介した私が住む街の運河、海が大好きな私、ちょっとモヤッとした時はいつもここへ
“いかにも”の風景が撮れました…ずらりと並ぶ漁船、洗濯物付きも。
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1艘の操縦室上には、聖母マリア像が…カトリック国、聖母信仰です。
海では女性を嫌うのは何処も同じ、青いガウンをまとった純潔のマリアは、“女性”ではないようです。
この街に住んで20年超え、漁船はゲップが出るほど見ていますが、初めて見た船の守護像です。
お外猫であったMARCO、一時期うちの中で過ごし、一旦外に出ましたが、また引きこもりの毎日
当初そこらじゅうで出し放題、困り果ててQ&Aでトイレについて御知恵拝借
粗相なく使っていたのですが、居場所を2階に移動した当日、
シーツ交換のために床に落としてあったカヴァーに、うんぴとシッコをたっぷり…
夜、寝ようとすると、替えたばかりのシーツに再び水たまり
マットレスは廃棄処分です。
トイレを2階に持って行ったところ、問題なく使っています。
好きなところで好きなように過ごす…彼の移動に合わせてトイレも移動、
14歳、トイレさえ問題なければご自由に、です。
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