譲渡会と言うのは何をするのかは知っていても、一度も現場を見たことはないので、近くの席の人達と「どんな感じなんだろうね。」と、話していました。
どんな猫が目の前に居ようが、近くに猫が居れば他の猫も気になるのはネコ好きの共通項です。
あれこれ想像を巡らせている間に、私だけ審査の時間が空いたので、エレベーターの階を間違えたふりで覗きに行くとの計画か持ち上がり、みんなの好奇心を一身に背負った特攻隊と言うか、パシリと言うか、まるではじめてのおつかいよろしく2階から3階に行ったのですが...。
防犯シャッターが閉まり、内側から布で覆われ、シーンと静まりかえったフロア。
横の防犯扉に「こちらからお入りください。」と、書かれていても...は、入りにくいっ!。
キャットショーの会場って、大半がエレベーターが開けば丸見えか、ガラス越しにでも、ネコを持った人がウロウロしてるのがわかるし、番号を呼び出すアナウンスやら何やら、ガヤガヤしているので、静けさに負けて勇気が砕けちった私は、トボトボと会場に戻り、「心が折れました...。」と、皆さんに報告、
お隣のネコ様は、クールな視線で
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「おまえ、や.く.た.た.ず」
おすかる様は
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「そんなことより、ちゅーるを寄越しな!ですよ。」
人間たちはネコほどあからさまでないので「仕方ないよ。」 「でも、そんなに閉鎖的で貰い手いるのかしら。」 「予約制なんじゃない?。」などと、言っていたのですが、中には「どうせ、血統種を飼っているって時点で門前払い、嫌な顔されるだけなのでやめなさい。」と、差別なんだか逆差別なんだか、あまり好意的ではない言葉を言う人もいたので、そうなると、日頃ネコジルシで告知されていたりする譲渡会と違うのか、益々確かめたくなります。
午後も大分経ってから、再びヒマな時間。
(キャットショーでヒマなんていいことではないのですが)
どうしても確かめたくて、止める人も居たけれど、再度突撃してまいりました(笑)。
今度は勇気だして、ドア開けて。
「すみません。見学だけでも見せてもらえますか?。」と。
結果はこちらです。
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どうぞ。と、にこやかに迎えられ、他にもカップルやら外国人の方やら家族連れが来ている中、自由に見学させてもらい、写真の撮影許可もいただきました。
清潔なケージに大人猫は一頭づつ、兄弟と思しき仔猫は一緒に、それぞれの性格やウイルス検査の結果、ワクチンや不妊手術の有無などが書かれたカードが提示してあり、頭数は多くありませんでしたが、見やすく親しみやすい展示がされていたと感じました。
たまに聞こえてくるスタッフの方の話が、あまりにもネコジルシ的で、個人的にクスッとしたりはしましたが、結論をせかされている感じもなく、落ち着いて猫をお迎えしたい人は、こう言った催しを利用するのもいいかもしれませんね。
ショー会場に戻ると、早速どうだったか聞かれたのですが、今度は写真があったので、はじめて見る譲渡会について盛り上がれました。
血統種側にも、ブリーダーと言うだけで譲ってもらえない、敵対視されているとの思い込みを持っている人もいますが、里親を募集されている方の中にも、純血種の人たちは保護猫を下に見ているようなことを言い出す人もいるけれど、一昨日の団体さんのように同じ猫好きとして接してくださると、すでに純血種を飼っている人でも引き取りたい人はいると思うのです。
キャットショーに出ている人でも、自宅に保護したmix猫もいる人って案外多いのですよ。
お互いが相手の活動を否定せず、猫好きとして認め合っていけば、広がる裾野もあるのになあ。と、思うのは私だけでしょうか。
肝心のおすかる様の成績は、アウェーと言うこともあり、今ひとつでしたが、我が子ながらロングヘアの中で(ソマリはCFAではショートヘアですが、TICAではロングヘアになります。)大きなメインクーンやふっさふさのラグドールによく食らいついたと思います。
会場の写真ブースには、発売したてのカレンダーも飾られ、撮影してくださった福田豊文さんにもご挨拶できたので参加してよかったです。
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はじめてづくしの二日間を終え、昨夜はぐっすり眠ってくれたので、私も久しぶりに熟睡できました、
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