Twitterで見かけた情報を元に、少々調べてみました。
https://woofoo.jp/editors_desk/cant-have-a-pet-until-2019/?utm_content=buffer29c27&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer
2008年に、犬の不適正飼養でペットの飼養が10年間禁止された飼い主が、処分に違反
…猫やハムスター等の小動物飼養
期間が1年延長され、2019年まで飼養を禁じられる決定が裁判所で言い渡された、とのこと。
元記事英紙mirrorよりの日本語紹介記事です。
日本は“愛護後進国”とよく言われます。
“先進国”と言われるのは、ご存知アメリカ・ドイツ・イギリス
確かに法律は日本とは比較にならないほど整えられており、シェルターが充実、里親探しも熱心で、
シェルターがなんと5000件存在するアメリカは50%、ドイツは90%、イギリスはほぼ100%
里親を見つけます。(出典 世界のペット事情)
New Jersey, proposta di legge: i nuovi negozi per animali possono vendere solo cani dei rifugi
http://www.lastampa.it/2016/12/05/societa/lazampa/cane-cani/new-jersey-proposta-di-legge-i-nuovi-negozi-per-animali-possono-vendere-solo-cani-dei-rifugi-R6n1RrV29sSHQZHvOWhsRK/pagina.html
アメリカ・ニュージャージー州では、2016年1月12日以降にオープンしたペットショップでは
保護された犬や猫しか販売することはできない、という法律導入を提案。
諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況―イギリス、ドイツ、アメリカ―
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8748098_po_0830.pdf?contentNo=1
過去2回紹介した、国会図書館の資料です。
イギリス7%ほど、ドイツは原則ゼロ、アメリカ50%、
日本は犬猫合わせて約20万頭、90%…現在は減少かな?
イタリアは、原則殺処分ゼロ…不治の病、殺傷事件を起こした(必ずではない)等、
やむを得ない場合のみ、獣医が注意深く観察の上での安楽死。
地震後30年たっても復興しない土地や、工事途中で放置の建物や道路がいたるところにあり
どう見てもEUお荷物、開発途上国。
しかし動物保護・愛護体制は、驚くほど充実していることを、昨夏の中部地震の際に知り、愕然^^;
文頭紹介の記事末部にあった参考記事…
『「動物福祉」最優先の米独英 犬との暮らしをより良いものに 具体的で細かいルールと罰則』
http://www.asahi.com/ad/sippo/journal/p201503_01.html
↓は↑サイトからの拝借、状況は2015年のものです。
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共通するのは、生体販売が少なく(LAは2013年より禁止)、ペットショップの形態が日本とは異なる
…生体販売は、違法ではなく皆無ではありませんが、フードやアクセサリーの販売中心。
そして飼い主に対する責任も明らかなこと。
イギリスには、飼育資格の剥奪もできる、という法律もあります。
文頭の記事は、これに該当するもので、処分を受けたのはブリーダーではなく、
ジャーマンシェパードを飼育していた一般女性。
過去、カナダやオーストラリアのブリーダの処分は記憶にありますが、個人は始めてのこと。
日本でも、やっと飼い主に対する動きが…
「飼い主のガイドライン作ります」(兵庫県)
http://www.neko-jirushi.com/user_home/diary/diary_input.php?d_id=127564
飼い主に責任をしっかり持たせることは、殺処分を減少させるためには、非常に大事なことです。
おまけ…
腐ってもEU、一見開発途上国に見えるイタリアの、驚きの愛護・保護活動を頻繁に紹介しています。
昨年夏に発生し、多くの被害者を出したイタリア中部地震、その被災地に大規模な降雪があります。
被災地ではないものの、やはりアペンニーノ山脈麓のスキー場ホテル
雪崩に飲み込まれ、30人が生き埋めとなり、今も懸命の救出が行われています。
https://twitter.com/lazampa/status/823243843403476994(画像はANSA)
被災地近くのテラモ郊外、膝までの雪をかき分け、豪雪に閉じ込められた老犬の救助をする陸軍兵士
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3000人が、人間だけでなく、動物の救済にも励んでいます。
“先進国”、第2部では、“汚点”の紹介です。
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