SCARSという愛護団体に保護され、到着時には「怒り」と「憎しみ」しかなかった…
ここまで怒りに満ちた猫には出会ったことがないと、経験豊富なヴォラさんが語るほど。
おまけにハゲハゲで、膵臓がんを患っていて、余命僅か…
コーナーに身を潜め、近づくことを許さず、ご飯は目の前では食べない
お世話するには目を合わさず、そそくさと済ます毎日
彼女のそばの椅子に座ると、数秒後には立ち去る
典型的な嫌悪を見せていました。
まず最初に親近感を見せたのは、最高齢のヴォラさん
次第に他の人にも心を許し、今ではみんなに撫でられることを望みます。
病気による弱さかと思ったようですが、玩具でさえも遊ぶ毎日
「愛し、愛されて生きる」道を選び、人間との関係を修復しました。
間もなく18歳、残された時間はわずかですが、
怒りと憎しみに溢れ、大っ嫌いな人に囲まれて孤独にではなく
“おうち”で人を愛し、彼女を愛する人に囲まれての最期を迎えることになるでしょう。
英語サイトを見つけ出し、字幕をつけて私のなんちゃって意訳での紹介でした。
http://happycatsonline.com/17-year-old-cat-named-cinnamon-abandoned-watch-new-beginning/
↑の紹介記事の下にあった、有名な出来事…
雪のトルコ(また出てきました)、モスク(回教寺院)を野良猫のために解放した人
Man Opens Mosque Doors for Stray Cats and Melts Hearts Worldwide!
元々ネコ好きの聖職者ムスタファさん…彼のウェブページにはガーフィールド…は、
私も紹介済のトルコの豪雪の際、モスクの扉を野良猫のために開き、シェルター化
どんなに寒かったかと言えば、モスク内の段ボール箱で眠るほど…
お祈りのときもそのまま、人々の廻りを歩き回り、ママ猫は子猫も連れて避難
100万回以上再生された動画です。

http://metro.co.uk/video/nice-man-helps-dog-1404065/?ito=vjs-link
窃盗が増え、設置が増えた防犯カメラに収められた、“不審な”男性
雪を避けるように軒下にうずくまる野良犬に、ご飯を与え、自分の上着を犬に掛ける…
この動画が元で身元が明らかになり、表彰されています。
前回のトルコについての日記で、イスラム教と動物の関係について興味あるコメントを頂き、
少々調べてみました。
基本、イスラム教は、生き物を慈しむ宗教です。
猫は預言者ムハンマド(私はモハメットとして勉強しました^^;)にも愛された生き物
トラ猫の頭の縞は、ムハンマドの3本の指の跡…
一方犬は“不浄”の生き物、犬そのものではなく、犬の唾液が不浄である、とのこと。
これは、狂犬病が多かった時代、ムハンマドが人々に注意を促したことによると、いわれています。
トルコの避妊去勢拒否による野良犬問題は、宗教が基盤にあるのかもしれません。
しかし、動物を慈しむこと…これも宗教の影響でしょう。
↑の動画を探していると、トルコの橋の上から怪我をした犬を投げ捨てる、
というものもヒットしました。
虐待はやはりあるようです。
余談…かつて私が書物から得たもので、記憶に残るちょっとおもしろい話題です。
4人まで許される一夫多妻制は、戦争が多く命を落とす男性が多いので、生活力のない女性の救済策
全員を完全に平等に扱わなければいけない…お金持ちはお金持ちなりに、貧乏人は貧乏人なりに
豚も不浄の生き物、なんでも食べてしまう汚い動物であるから、が建前ですが
硬い羊肉に慣れた中東の砂漠の男たち、戦地で食べた豚肉の柔らかさに虜となって動こうとしない
その回避策として、食べてはいけない“不浄の生き物”としたとかしないとか…
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