批判コメを入れることは本意ではありませんが、私は過去一度、“純血種間妊娠報告”日記を
痛烈に批判したことがあります。
純血種には、独特の現れやすい疾患がありがちで、不幸な子をこの世に生み出す可能性があります。
どの種にどんな疾患が、と並べられるほど、詳しくありませんが、
ネコジを通して知った純血種の交配についての問題点、自分の整理の意味でまとめてみます。
「絶滅の危機」などといわれ、日本でも時々行われているホワイトタイガーの繁殖
http://www.wildcatsanctuary.org/the-truth-about-white-tigers/
↑サイトによれば、ホワイトタイガーは、アジア生息のベンガルタイガー、
色素を弱めるDNAを持つ両親の交配により生まれるもの、品種でもアルビノでもありません。
自然界でも生まれるものの、目立つ色であり生き残ることができない…毛皮目的の密猟もあります。
その彼らを“種の保存”のためという大ウソの大義名分のもとに、動物園やブリーダーが人為的に繁殖
時にはもっと大型を作り出すために、シベリアンタイガーを交配する場合もあるとか…
この交配はライガー(ライオン×トラ)と同じく、生息地の関係で自然界には存在しないものです。
繁殖は、数が少ないために必然的に近親交配…父親と娘、孫娘etc
裂口蓋、脊柱の側弯、精神障害、斜視等の、先天性の問題を持つ赤ちゃんが生まれる可能性が高くなり、
“商品とならず”処分されることも少なくありません。
This Is Why No One Should Ever Breed White Tigers
なぜホワイトタイガーを繁殖するべきではないか…
https://www.thedodo.com/truth-about-white-tiger-breeding-1492535969.html
↑のサイトには、米アーカンソーのブリーダーで繁殖されたKENNY君の画像がアップされています。
グロではありませんが、少々容姿が異なりショッキングなもの、閲覧にご注意ください。
弟は通常カラーですが斜視、KENNY君は通常寿命の半分の、10年で生涯を終えています。
純血種は、批判を覚悟で“超極端な短絡的”言い方をすれば、近親交配によってつくられたもの
…長所も短所も強調されがち、人間の近親結婚が禁止されているのも、同じこと
純血種同士の家庭での繁殖が批判を受けるのは、これが理由です。
中には交配が禁じられている種もあります。
責任あるブリーダーは、疾患を含み血統を熟知し、予想できる問題を極力避ける努力をしています。
前日記で紹介の通り、不妊去勢の誓約や血統書で繁殖制限を付ける事も多いそうです。
しかし、里親募集に出てくる大人純血種猫さんが、避妊去勢のされていないことの多いこと…
ショップでは、こういったアドヴァイスはないのでしょうか?
繁殖は、専門知識を持ったシリアスブリーダーに任せるべきです。
ご覧になった方も多かったと想像する、1月11日放送のNHKクローズアップ現代
『あなたのペットは大丈夫!?~追跡 ペットビジネス・遺伝病の闇~』
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3915/1.html
http://www.dailymotion.com/video/x584e96(動画)
ブームにより近親交配が招いた悲劇、日本のペット産業の問題点が、全て挙がっています。
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RSPCA(The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals 英国王立動物虐待防止協会)の
子犬を手に入れる前のアドヴァイス…
●希望する種について知る
●ブリーダーについて調べる、
●獣医に相談する、
●RSPCAのサイトpuppy contract(子犬契約)を訪問すること
●そして保護犬の里親も考慮に入れる
4番目のRSPCAのサイト
https://puppycontract.rspca.org.uk/home
ブリーダー/売り手は、子犬を販売する前に、その子犬と両親に関する情報=子犬情報パック(PIP)を記入
…子犬の両親のスクリーニング検査の結果、これにより先天性疾患発症の可能性がわかります。
NHKの番組によれば、検査をする日本のブリーダーも増えているそうです。
ブリーダー/売り手と買い手は、契約書とPIPにサインし、一部ずつ所有する。
契約書は、子犬の健康と福祉の責任を明らかにする。
契約書等全ての書類は、表示の「ダウンロード」ボタンで入手できる。
なんちゃって意訳ですが、愛護大国イギリスの、売買に対する真剣な姿勢が垣間見えるようです。
日本のペットショップも、お抱え獣医のお墨付きだそうですが、色々トラブルが絶えないとか…
現時点では犬の問題点ばかりが注目されていますが、猫界も後を追っています。
春の便り
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雑草だらけの中、可憐に咲いていた花ニラ、種が飛び散りそこら中で咲き
懐かしいニラの香りが私のお気に入り
カルネヴァーレも大詰め、今日火曜日は“太った火曜日”と呼ばれ
これからの節制の食生活を前に、大食いをする日…carnevaleは日本語では“謝肉祭”と訳されます。
蔵出し画像、第2段
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雪上がりでベチョベチョの中、暗闇に突然現れた“明るい光”、
ピンクで統一の、超豪華なマリー・アントワネットとルイ16世、お供のプードルもピンクの衣装
頭には、ルイ王朝時代に大流行であったカツラを飾る、鳥かごが乗っています。
数年前のものですが、このシーンは、いまもくっきりと焼き付いています。
興味のある方、carnevale veneziaで画像をググってください。
素敵なものがたくさん出てきます。
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