通常16ユーロ、ネットでの予約料はなんと4ユーロ
観光大国、どこへ行っても長蛇の列、これを避けるための人気訪問地の予約は、手数料を取るセコさ
予約しなきゃ入れない美術館もあるし
コロッセオなんて、ネット購入して予約料払っても並ぶし…(ーー;)
8時に最寄りのメトロ駅に到着、人波は早足に一路ヴァチカンへ…開場は9時
4ユーロを節約するために、8時半にはすでにかなりの行列ができているのは、前回の下見の際に確認済。
サン・ピエトロ広場手前から、美術館への道は、すでに長蛇の列…考えることは皆同じ『無料』
長さはヴァチカンの塀沿いに1kmぐらい?…徒歩15分ぐらい
おまけに日向_| ̄|○ il||li
センスで扇ぐ姿もチラホラ
歩いてアチラコチラ見て回るのはノー・プロブレム
じーっと日向で動かず1時間、9時の開場を待つのは、私にとっては地獄…
さっさと諦めました^^;
朝8時、宵っ張りのローマっ子は動かず、動き始める観光客は少なく、
抜けるような青空の下、人影の少ない、静かなローマの朝の散策となりました。

法王ミサがある日曜の朝、警備は厳しく、広場に入る前にもチェックがあり、周辺は閑散としています。
サン・ピエトロ大聖堂(ルネッサンス期)と
カステル・サンタンジェロ(ハドリアヌス帝霊廟ローマ時代)は長さ800mの城壁でつながっており、
ローマが襲われた際、法王はここを通って、要塞であるカステル・サンタンジェロに逃走。
近くで、中型犬と秋田犬を連れてお散歩のおじさんとも遭遇
…中心部は皆マンションぐらし、どんなお住いなのでしょうか←姑根性
30分ほど歩いて到着する、有名な自由猫サンクチュアリーTorre Argentinaの遺跡

遺跡の全景…「ブルータス、お前もか」のセルフで有名なシェークスピア悲劇「ジュリアス・シーザー」
カエサル(シーザー)暗殺の舞台(実際に)となった神殿跡
このあたりには、カエサルの模擬海戦場があったそうです。
高さの揃った中層の建物に囲まれ、振り向けば、バスや路面電車がすぐ脇を通る交通量の多い、
中心地にある小さな遺跡。
道路面よりもずいぶん低くなった遺跡部分に、ネコさんが自由に生活…人間は入れません…
まだそれほど暑くない9時前後、今までにないほど数多く見られました。

アメリカンショートヘアのような柄の、ご立派な体格のネコさんもいれば
“中猫”サイズの子も、シェルター前の日陰でウロウロ

シェルター部分は遺跡の端、鉢植えが置かれ、わずかながら木陰が作られ、
アメショーの立派な体にも負けない、立派な腕のおばさんの影が映る、道路下にあります。
通路突き当りには、黄色い猫トイレが見え、手前の黒い塊は、住にゃんの1にゃん。

このカメラ目線の子は道路近くにいて、通行人を見るとスリスリ…残念ながら、私は持ち合わせ無し
耳カットがはっきりしないので、最近捨てられたのかも
今はペット遺棄の最悪シーズン、真っ最中です。
基本、殺処分無しのイタリアの野良猫対策はTNR、全土的に公費で進めていて、ここがシンボル的存在。
シェルター収容は、飼い主の持ち込み、保護の必要な捨て猫、もしくは大きなお腹のプレママを保護し、
シェルターで出産した場合が中心
元気な野良猫を捕獲して、人馴れさせて譲渡という発想は皆無に近いので
人馴れしないことを理由に殺処分、ということはありません。
…野良猫をTNR目的以外に捕獲、は禁じられています。
野良猫は野鳥と同じく、居たいところに居る権利があり、
コロニーを移動することも法律が禁じています。
非常に守られた自由猫の権利、大半の市民は知らないという、残念な現実。
むか~しから野良猫のたまり場であった場所、考古学界の発掘調査との絡みもあり、
一時期閉鎖が検討され、大騒ぎになりました。
こんな交通量の多い場所での生活、事故も避けられないのは確実だと思っています。
縮小方向ですが、移動させることはないようです。
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