週末に外仕事でパテていた私が、前日に異常な早寝をして、きちんと打ち合わせ出来ていなかったのが悪いのですが、出だしから波乱万丈、
珍道中の予感。
朝、彼女から来たメールは、「○時○分の電車に乗ります。」
(え?待ち合わせ場所、決めてあったっけ?。)
目的地に辿り着いたとしても、改札はひとつではないので、はぐれる可能性も考えて、途中駅から私が同じ電車に乗ることにしたのですが。
私「何線の何号車に乗るか教えて。」
友「踊り子○号の○号車。」
(何故???それは目的地に止まらないし、伊豆行っちゃうし、有料特急•••。)
目的地は、フツーの電車でも30分足らず。
この時点で、既に鉄道ミステリーの様相を帯びてきたのですが(笑)、なんとか在来線に乗ってもらい同じ電車にのれたハズ?。
私「何号車に乗った?。」
友「3号車。」
私が乗ったのも3号車なのに居ない!。
もう、なりふり構わず、小声で電話。
私「ほんとに3号車なんだよね?。」
友「壁?入り口?に、3て書いてある。」
今度は神隠し?助けて金田一さん。
その時、私の頭にコナンくんと十津川警部が舞い降りました。
隣の車両との連結部分の頭上には、確かに3て書いてあります。増3て。
これってもしかして。
確かに私が乗ったのは、先頭から3両目でしたが、増が気になり隣の車両に移動したら謎が解けました。
この電車、混雑期やラッシュ時にある、増結車両を連結していたんです。
しかも、前4両。
つまり、私は単純に前から3番目に乗ったけれど、お友達が乗った本物の3号車は前から7番目になっていたと言うオチ。
これじゃあ、会えるわけないですよね。
取り急ぎ、謎解きの結果を連絡して、大船駅のホームで本人をGET!。
少し遠回りをして、モノレールで江ノ島にGO。
平日と言う事もあり、閉まっている店も多い通りを抜け、上陸した江ノ島では、ちょっと体力温存してエスカー(江ノ島エスカレーター)で一気に頂上まで。
高所恐怖症だと言っていた猫友さんは、
「たいてい犯人はこう言うところから飛び降りちゃうよねー。」
「こう言う場所でも髪が乱れないのって、やっぱりヅラ?。」
「サスペンスより崖より、奥さんが怖い(笑)。」
などと、楽しそうに断崖を覗きながら、熱くサスペンスの帝王について語っておりました。
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そこには船越はいませんよ。
島内でしか買えない羊羹を買って、さっさと降りてきた信心深くない私達は、混む前に昼食をと島入り口の飲食店で早めのランチ。
物凄く暑い日でしたが、海風の吹くテラス席と言う名の単なる屋外で、シラスやらかき揚げなど食べながら、午前中から飲むビールは格別でした。
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店の前で焼いている魚介類も注文出来ちゃう。
食べるものを食べて、飲むものも飲み尽くした後は、次の目的地鎌倉まで江ノ電で。
夏休みにしては空いていたので、調子にのって一番前に座った私たちは、最初こそ民家の庭先をかすめるように走る電車や、サザンの曲に出てきそうな景色にはしゃいでいましたが、街中に入ると後悔する羽目に。
普通の生活圏の中を縫うように走る江ノ電は、人気電車です。
正面から走っている電車を写したい観光客やマニアが、そこかしこでカメラを構えているんです。
前に障害物のない、見晴らしのいい席に座った分、私たちも誰かのブログやFBに写り込むやもしれず、イケメンと手を繋いで居眠りなんかしていたら、えらいこっちゃです。
女同士だからよかったようなものの、知らない人の顔は加工してくださいね。と、願わずにはいられませんでした。
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他人の庭先をひた走る。
鎌倉では、小町通りで買い物をしたり、いろいろなお店を覗きながら鶴ケ岡八幡宮へ。
源平池はハスの花が最盛期で、午後になっても咲き残っていた花を愛でたり、食欲旺盛な鯉や鳩に圧倒されたりしながら、それぞれの願いを八幡様に拝み倒し、空模様も怪しくなってきたので、お茶でも飲んで帰りましょう。と、段葛から再び小町通りに。
が、ここで本物のサスペンスに遭遇!。
土用丑の日の鰻を焼いている店の目の前にトンビが落ちてる!!!。
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ちゃんと?一応?生きてます。
私は瞬間は見ていなかったのですが、目撃者によれば、急に低空飛行してきたトンビが道に降りたって、そのままうずくまったとかで、何かに激突したでもなし、特別もがいているわけでなし、ただ、何だか呼吸が荒いと言うか、兎に角動かないのです。
ね、熱中症?。
困った店の人が、箒とちりとりをもってきたのですが、近くの店の人や通行人が、「いじめちゃダメだ。」「警察に電話しろ。」「いやいや市役所だろ。」「保健所だろ。」などと言うので、お店の方、本当に困ってました。
市町村で違うのかもしれませんが、野鳥の場合は、役所に相談するしかないのだと思います。
スズメくらいなら、取り敢えず捕まえたり保護はできるでしょうが、相手は弱っていても猛禽類ですし。
トンビの行く末は非常に気になったのですが、私たちがその場に留まっても、野次馬でしかないので、仕方なくその場を後にして、コメダでお茶して帰路についたわけですが、せめてあれが猫ならば、動物病院に運ぶなり、取り敢えず路地に寄せるなり、適切な対応ができた人はいたと思います。自分自身も含め。
帰宅してからも気になり、検索をしたのですが、誰もTwitterにすら挙げていなかったので、無事にお空に帰れたと思いたいです。
人間も熱中症で倒れそうなほど、暑い1日でしたが、江ノ島•鎌倉サスペンスツアーは無事?終了。
またひとつ、楽しい夏の思い出が増えました。
ご一緒してくださった猫友さん、ありがとう。
できましたら、次回は涼しくなってからね。
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逃げていく後ろ姿はおすかる様!じゃなくリス。
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