「自由猫」という言葉を日本で広めたお方だとか…
【岩合光昭】コロッセオをバックに! ローマは野良ではなく“自由猫”
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2015082800033_1
私は若い頃から写真好き…センスが無いので、見る専門ですが^^;
有名写真家さんは、「動物写真家」として、長年捉えていました。
2歳のお嬢さんをアフリカ野生動物撮影旅行に連れ出した記録、
「ポレ●レアフリカ」という書物で有名であると、記憶していました。
ふと気づくと、猫写真家として有名になっておいで…
「自由猫」の言葉の発祥地イタリア…野良猫を保護する国…に25年居住、
「自由猫」gatto liberoという言葉を知ったのは2,3年前、このサイトを通じてです^^;
現地TVで使われる言葉はrandaggio野良、イタリア国民には、randaggioという言葉が一般的
=gatto libero自由猫は知られていないも同然
gatto libero自由猫は、あくまでも法律上“野良猫”を保護する上で使われています。
殺処分“原則ゼロ”のイタリアの野良猫対策は、TNR…野良猫を捕獲して避妊去勢、彼らを登録、
居住地に戻す
明らかな“飼い主”はいないながら、責任を持つお世話係がいる
2匹以上居住のコロニーには、保健所に登録されたお世話係がいて、避妊去勢が税金で行われます。
仮に、私がこの近所の野良猫を対象に登録すれば、援助を受けることができます。
最近ではマイクロチップも挿入、にゃん(人)口登録がされ、病気や怪我の場合は治療も受ける
…獣医(保健所)の診察を無料で受ける権利が有る
行政のコントロール下にあるものです。
gatto libero自由猫は日本での「地域猫」…それ以上の待遇
野良猫=自由猫、ではありません。
Twitterでは、写真家さんの「自由猫賞賛」に対する批判も少なくない最近…
確かに写真家さんの対象は、地方ののんびりした“自由”に生きる猫
…飼い猫でさえ避妊去勢をしない、本能のままの昭和的な猫さんばかりです。
帰ってこない=猫だから仕方ない(ーー;)
コロッセオ周辺、かつては遺跡内部でさえ頻繁に見られた野良猫、最近では影も形もありません。
行列を作る観光客がひしめく毎日、彼らにとっても居心地の良い場所ではないのかもしれません。
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↑のサイトで紹介されている画像、残念ながら私には撮影位置特定不可
ローアングルで撮影されており、若干離れた場所からではないかと…
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私が撮影した、ごく一般的なアングル…崩れ方から想像するに、右手後方、
かなり離れた空き地ではないか
私が知る限り、この周辺は平地です。
コロッセオは巨大(closso)な建造物です。
このサイトでも時々見られる混乱…TNR(さくら猫)=地域猫、ではありません。
地域猫として地方自治体から認定(経済的援助も)されるには、
地域(地元住民)の理解、そして継続的にお世話する責任者の登録が必要とされます。
避妊去勢、ご飯、トイレの管理
桜耳(どなたかが自腹を切って避妊去勢済)のネコさんが、保健所の里親募集リストに上がる日本の現実
…殺処分対象にもなり得ます
近い将来、TNR(桜耳)=地域猫、と捉えられることを、願ってやみません。
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