https://petokoto.com/505
「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするため、動物愛護週間を設ける。」 (動物愛護管理法 第4条)
1927年に、神奈川県動物愛護協会の前進である日本人道会が、
アメリカを習い5月28日から6月3日までの1週間を、動物愛護週間としたのが最初です。

環境省主催、平成29年度動物愛護週間ポスターの、デザイン絵画コンクール最優秀賞(環境大臣賞)
今年度動物愛護週間ポスターに使用されている、岩手県の佐々木美波さんの作品。
“動物に触る”ことが、メインイベントとなっていないことを願います。
中心となるのは日本動物愛護協会Japan Society for the Prevention of Cruelty to Animals(JSPCA)
http://www.jspca.or.jp/history.html
動物愛護思想の普及啓発と愛護活動の推進を目的として、
日本、イギリス、アメリカなどの有志の協力によって昭和23年に社団法人日本動物愛護協会として設立
初代会長はレディー・ガスコイン。
どうぶつ基金だけでなく、JSPCAでも、飼い主のいないネコの避妊去勢の助成を行っています。

http://www.jspca.or.jp/joseikin.html
イタリアで日本動物愛護協会に相当するのが、Ente Nazionale Protezione Animali動物保護国家機関
創立は1871年、英国女性のすすめで、イタリア統一の立役者ガリバルディ将軍がサインをしています。
通称ENPA、遺棄されたわんにゃん、困難にある野生動物をレスキュー
わんにゃんは最寄りの公営シェルターに収容され、時期を見て里親募集、
野生動物は専門家に委ねられます。
ネグレクトや多頭飼育崩壊の際も、介入するのはENPA、
また反遺棄や反狩猟キャンペーン、募金等、動物側に立った活動を積極的に行います。
昨年夏、イタリア中部を襲った地震、人間のレスキューにはProtezione Civile(市民保護省?)が担当
動物のレスキューにはENPAが出動、被災地に駐在し、消防署と共同で被災動物の捜索・救助・保護
同伴避難の手引、家畜の餌やり、獣医やアニマル救急車の手配(被災地での駐在)を行いました。
あらゆることに手際が悪く、苛つくことばかりの“途上国”イタリア
しかし「命」に関しては真剣、動物愛護も先進国と言っても良いでしょう、不思議な事に^^;
そう言えば、動物愛護週間にあたるものはないような気が…
http://www.gonews.it/2017/09/22/micio-finisce-cavalcavia-vigili-del-fuoco-lo-salvano-lautoscala/

リンク先のgonews.itより拝借した画像、消防署による、歩道橋下に紛れ込んだネコさんの救出作業
はしご車が出動、耳を少々怪我したようですが無事に保護、ENPAに渡されました。
過去、ネコジに、駅前の高架橋桁に潜り込んだ仔猫の捕獲日記があがっていた記憶があり…
昨年10月のもの、私も拡散のお手伝いをしていました^^;
一旦は出動した消防署、失敗に終わり撤退、結局個人の方の協力を得て、無事に捕獲しています。
動物愛護法の認知度、半数!ペット飼育の有無による違いも
http://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/CATP2017138085.html
9割近くは動物好き、しかし存在すら知られていない愛護法、まずは認知、改正が必要です。
多くの愛護団体が、署名を募っています。
「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正を求める署名」
http://www.1101.com/pl/mignonplan/statuses/274387
芸能人ともお付き合いのある、友森玲子さんの「ミグノン」も今月末まで
https://goo.gl/RaLtUh
すでにおなじみ、Change org、浅田美代子さん主催のもの
他にもたくさんあります。
イタリア人も大半が知らない、殺処分禁止や自由ネコの権利を守る“愛護法”
国民は知らなくても、明確な法律は存在し、それを遵守させる機関も存在します。
訃報
昨年私も紹介した、世界最高齢のイギリスのNutmegナツメッグ君、32歳、8月29日に永眠。
元野良猫、飼い主さんと27年間暮らし、人間ならば144歳、歯は3本残っていたそうです。
最近のコメント