本来の旅の目的や詳細は、また後日として、今回もおすかる様は数々やらかしてくれました。
宿泊先のあおい邸での事。
度々お邪魔するので、他所の家にである認識がすっぽ抜けているおすかる様。
キャリーから出るなり、「あたち、ここ知ってるですよ。」と、ばかりにキャットタワーを制覇。
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「良き眺めなり。ですよ。」
他所者の奇襲で本丸を落とされた、あおい邸の猫たちはと言えば。
怯えながらも、「お、お城返しなしゃあよ。」と、果敢に全身で抗議する妹(ニコル)に対し、頼みの綱の兄(りょうちゃん)は、おすかる様と遊びたくてウロウロ。
猫下克上、1日目はおすかる様の勝利だった模様。
私たちが食事に出た後も、扉越しの攻防戦は続いていたのかもしれませんが、おすかる様は全く平常心で一晩中、部屋を散策。
対するニコルは、あおいちゃんの布団の上におしっこテロで抗議すると言う展開に。
あおいちゃん、ごめんねー。
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おでん、美味しかったです。
翌朝、まだ怯えているニコルを私が抱っこしていると、シャア!の応酬が始まったのですが、全身を硬直させ、顔中の筋肉総動員でシャアするニコルに対して、おすかる様は口先だけの威嚇。
身体の力も抜けているので、喧嘩にはなるまいと思ってはいましたが、途中でおすかる様がプイッとそっぽを向いて、マイ簡易ケージに入っていったのでニコルも少しホッとした様子。
私は(おすかる様、大人じゃん。)と思ったのですが。
(あおいちゃんは、この時点で何かやらかす。と、思ったそうです。)
次の瞬間、なんと!簡易ケージに体当たりしながらシャアーッ!。
万が一、反撃されても、自分は安全な場所を確保しつつ、相手には最大限の恐怖を与える奇襲に出るとは。
おすかる様、策士です。
なんてズルい女(笑)。
これが相当のダメージになってしまったようで、ニコルは冷蔵庫の裏に籠城。
あおいちゃんは、ニコルが落ち着くまで外出できなくなるハメに。
一昼夜経った昨日時点で、まだおすかる様が滞在した部屋に入れない状態が続いたそうです。
しかし、因果応報。
おすかる様も、ニコルを凹ませた後、ホンモノのお館様、あおいちゃんから、ニコルの服を着せられ(しかもパツンパツン)、恥ずかしい写真を撮られ、天の岩戸にお隠れになる事態に。
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「あたちが似合うわけないだろー!ですよ。」
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裸踊りならぬ、ちゅーるに釣られて出てきちゃう。
ニコルに多大なトラウマを残し、好意的なりょうちゃんをガン無視したまま、あおい邸を後にしたおすかる様は、この日、ペルシャに散々な返り討ちに遭い、関西を後にしましたとさ。
あのペルシャ、ニコルが放った刺客だったりして(笑)。
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「なんのお話?ですよ。」
自分は安全な場所に隠れ、他者を貶めたつもりでも、いつか我が身に返ってくるのだから、ズルいのも程々にね。猫も人も。
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