福岡県の動物園にある看板が、ネット上で大きな反響を呼んでいます。製作の背景には、人間の都合に振り回される動物について知ってほしいという、スタッフたちの強い思いと覚悟がありました。(引用)
「ホワイトタイガー飼いません」動物園が看板製作 覚悟決めた理由は
https://withnews.jp/article/f0180608003qq000000000000000W08u10101qq000017478A
自然界に、「ホワイトタイガー」という品種は存在しません。
突然変異の交配を続けて、人為的に作って来たもの
日本の動物園が繁殖を続け、赤ちゃん誕生が大きなニュースとなるのを、眉をしかめて見ていましたが
“やっと覚醒した”動物園が、福岡県にありました。
This Is Why No One Should Ever Breed White Tigers
"These are not a species, they are not endangered ... they shouldn't exist."
なぜホワイトタイガーを繁殖させてはいけないか…
“品種ではなく、絶滅の危険にもない…存在すべきものではない”
と私には訳せる記事、ショッキングな容姿の画像があるので、ポチはご自身の判断で
https://www.thedodo.com/truth-about-white-tiger-breeding-1492535969.html
2000年にブリーダーからレスキューされたケニー君、たくさんの健康上の問題があります。
ショービジネスで望まれるような、完璧なホワイトタイガーは、30頭中1頭…29頭の運命は?
↑の記事は2015年、最初に紹介されたものは2014年…今年は2018年
http://www.iflscience.com/plants-and-animals/kenny-white-tiger-reveals-price-inbreeding/
ホワイトタイガー“ケニー”が示す、近親交配の代償
こういった英語の内容が、動物園の看板には挿絵が入り、非常にわかりやすく説明されています。
最近よく見かける多頭飼育崩壊、今朝もありました。
漂う悪臭、犬・犬・犬…えさまき散らし 多頭飼育の現場
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180607-00000052-asahi-soci
100頭を超える犬?!…スタートは10年ほど前の、1頭のビーグル(♀)
多頭飼育崩壊は、健康上の問題が出やすい…飼育環境の悪さだけでなく、近親交配が中心
その究極の例がケニー君…
「雑種は丈夫、純血種は弱い」…昔々、私が子供の頃に言われていたこと。
純血種は“座敷猫”、繁殖者の手がはいり、若干健康の問題があっても成長することができました。
一方お外生活の多い雑種は、母猫のみによる出産と育児、
弱い子は生後すぐ死亡、天敵の餌食となったり、時には育児放棄もあります。
健康に恵まれた生命力の強い子のみが成長できた(だから多産)=『自然淘汰』
自然淘汰に打ち勝った子、「雑種は丈夫」と言われていた所以だと思っています。
あくまでも一昔前の定義です。
突然変異で誕生するホワイトタイガー、目立つゆえ、厳しい自然界では短命です。
家庭での繁殖は慎重に…特に純血種は、知識のある専門家に任せてください。
健康上に問題を持つ子が生を受ける可能性があります。
そして、生まれるのは1匹ではないということ…
責任が発生します。
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