人の優しさにつけ込む人達のお話です

2018年7月6日(金)

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どもども。そいあずです。

つけ込まれたのはいつもお世話になっているあるRさんです。

Rさんはいろんな活動に積極的に参加されていて、福岡の猫達関連の会議などにも参加される、とにかくすごい方です。

そんな方が少し前ですが、ある地方紙で紹介されました。

いつもお世話になっているのですごく嬉しかったです(≧∀≦)
内容も深くて、やっぱりRさんはすごい方なんだな…って思っていました。

ただ、少しだけ不安もありました。
そして、その不安が多分現実となったんです。

Rさんとはグループラインで色々やり取りさせていただいているのですが、ある日

「玄関に子猫が段ボールに入れて置いてあった」
と…

今までなかったのに、初めて棄てられたみたいです。

私の予感は的中…

顔と名前を出してしまったので、ここなら猫をなんとかしてくれるって思う人が猫を棄てて行ったんだと思います。

Rさんの優しさに付け込んだ行為
みなさんどう思いますか？

病院に連れて行ったところ、かなり状態が綺麗でおそらく家で産まれた子だそうです。

この人ならなんとかしてくれるだろう

と思う前に

自分で責任取れない命なら、産ませない選択をしてほしいです。

ちなみに以前
顔や名前を出さずにボランティアしてる人を責めているブログを読んだことがあります。
不公平
やましいことしてないなら顔と名前くらい晒せ
名前も出せないくせにボラなんて偉そうにするな

そんな感じでした

顔や名前を出すということはかなりのリスクがあります。
そういうことを言える人はきっとただの一度も保護活動に携わったことのない方なのでしょうから、そういう意見が出ても仕方がないと思います。
でも、結構リスキーなんですよ。

猫の遺棄はとても多いと思います。
ある人は猫の死骸を庭に投げ込まれたと言われていました。

そういうリスクがあるんです。

顔と名前を出さない理由、わかって下さいね。

あと、この時期とっても多いのが
猫の保護を団体さんや個人で動いている人への丸投げです。

あなたが
「誰か助けて！」
と叫んだとします。
その声を聞いて、猫活動されている方が猫の命を救ってくださったとします。
あなたは猫の命を救ったと大変満足されるでしょう。

私が猫を救ってやった。

そうですね。あなたの一声のおかげで猫の命は救われました。

でも、その裏ではその猫を救った代わりに別の猫の保護を見送ることがあるんです。
あなたの満足の裏側で保護してくださったかたは保護を見送るというつらい決断をされる時があります。

１人のキャパは限られています。
無限に保護できるわけではありません。
右側の１匹を保護したら、左側の１匹を見棄てなければいけない時があります。

私ですらあるんですからね。
「あの子を保護したからあなたはちょっと待っててね」
と言いながら、保護を見送った結果、何匹か事故で亡くなってしまいました。

なぜ私が命の線引きをしてるのか・・・
本当につらくなります。

あなたが誰かに丸投げして、
”猫を救った”
とご満悦の裏側では命を落としてる子がいることを忘れないであげてください。
でないと、亡くなった子がかわいそうでしょ？
産まれて来たことすら誰にも知られずに死んでいく子がかわいそうです。

どうか忘れないでください。
あなたの自己満足のために、どこかの子が死んでいっていることを。

今年、私に２件、保護の依頼がありました。
「費用を負担していただけるなら預かります」
と言ったら２件とも
「だったら、自分でなんとかする」
と言われました。

１件は私の友達に依頼があって、友達の判断で
「費用の負担と里親探しを手伝ってあげて」
と言ってくれたんです。
すると
「だったら自分でなんとかする」
と言われたそうです。

後日・・・
私「猫は大丈夫かな。ちゃんと病院とか連れて行ってくれてるかな」
と友達に聞いたんです。
友「病院連れて行って里親さんも探してくれてるみたい。超お金持ちの子だし友達多いから問題ないと思うよ」
と言われました。

超お金持ちなのに、庶民の私に丸投げするんだねー
って思ったことは内緒です(;^ω^)

あと私が保護した子の里親さんが
「子猫を保護した」
と連絡がありました。
なんと２件！
２件とも最初から自分で里親探してくださり、猫の面倒を見てくださいました。
この方たちに私が保護した子をお願いして本当によかったと心から思いました。

春は子猫ラッシュ。
いろんなところで子猫が産まれ、その子たちを目にした人は自分で保護するか
「誰かなんとかしてよ！」
って丸投げしてこられます。

誰も何もしなかったら
「猫を助けたいとか言ってるくせに見捨てた」
と批判する人もいます。

人間一人ひとり、どうにもできない限界があるって、わかってください。
無限の財力と無限のスペースがあるなら、猫活動してる人はどれだけでも受け入れると思います。
でも、できないんです。
皆さん、生活があります。

どうかわかってください。
タイミングによってはどうしようもできない命があることを

我が家の保護猫
まいくん

みぃちゃん

この子たちにはもう１ニャンの兄妹がいます。
連日保護を頑張りましたが、１週間ほど前から一切姿が見えなくなりました。
こういう子はたくさんいるんです。

それでも猫活動をしている人をソファに寝そべりながら、否定、批判、足を引っ張りたいと思うのならそうしてください。
それがあなたの正義なら、猫の不幸を願う猫好きさんであるのならそうしてください。

私の願いはただ一つ
全ての子たちに安心して過ごせるずっとのおうちを見つけて、暖かいベッドと美味しいご飯が毎日食べられるようにしたい
です

こないだ保護したごこくん