イギリスでは、その年で最も注目されたネコが表彰される「ナショナル・キャット・アワード」を開催、
しかし今年はコロナ禍で順延
「#WorldCatDay」でTwitterが賑わっています。
イタリアのトレンドにも#gatto(ネコ)が登場
本場アメリカからは、時差の関係でこれからでしょう?!(^^)
夏本番、今年は変則のようですが、夏休みに欠かせないもの…『セミ』
動画の可愛いちびにゃんのBGMに、にぎやかな蝉しぐれが聞こえたり…(^^)
THE 夏
イタリアにもセミはいて、大きな松の木から鳴き声を聞くことが多いですが、姿は見たことない…
日本ほどうるさくはない(((*≧艸≦)ププッ
ニイニイゼミとクマゼミの中間ぐらい?
音声が録音できたので、次回にでも紹介(^^♪
伊語Wikipediaには、Cicale in Giappone日本のセミ、というページがあります。
https://it.wikipedia.org/wiki/Cicale_in_Giappone
他言語はないので、イタリア日本オタクが作ったのでしょう…
日本人にとってのセミは、桜の花と同じように、季節を感じさせるもの、
共に短い命で、『無常』を表すもの…なるほど
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東京国立博物館所蔵の、江戸時代のイラストも載せています。
誰もが知っているであろうイソップ物語、『アリとキリギリス』
夏中歌を歌って過ごすキリギリスと、冬に備えてちまちまと蓄えを作るアリ
Wikipedia英・伊・日本語版にある画像、英語版にも、伊日と同じイラストがあります。
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英語「The Ant and the Grasshopper」、伊語「La cicala e la formica」
伊語では、formicaアリが後→逆さま
あれ?!
このcicalaは、『セミ』のはず
じゃ「セミとアリ」じゃないの?!
でも、イラストはキリギリス
?
原作は古代ギリシャのアイソーポスAesop(英語読みイソップ)…紀元前600年ぐらい!
『アリとセミ』
ギリシャ神話に登場し、ソクラテス、アリストテレス等の著名哲学者も話題にする生き物
不死身のシンボルであり、ギリシャにとっては身近な昆虫、セミ
絶え間なく歌って(遊んで)過ごすセミと、食料をせっせと巣に運ぶ(働き者)アリを対比したもの
しかし北部ヨーロッパにセミは生息しないので、知らない生き物
アルプスを越えた辺りで、別の昆虫に置き換えられたのであろう、が定説
…確かにキリギリスは“歌う”という鳴き声ではないでしょう
イタリアは、ギリシャ文化に大きな影響をうけているので、セミcicalaの存在は知っていた=タイトル
しかし欧州北部のイラストが定着してしまったようです^^;
腐っても私も日本人、キリギリスの絵を見てセミの文字を見ることには、抵抗があります(笑)
イタリア人にはセミもキリギリスも一緒くた
東洋人には、セミは身近な昆虫であると同時に、特別なもの…
京都大覚寺で見た障子の装飾はセミ、小耳に挟んだタクシーの運ちゃんの説明を元に、調べました(^^)
長い幼虫期を暗い土の中で過ごし、成虫時に地上に出てくる姿は、“再生”に通じるもの
生命そのものです。
哲学に秀でた古代ギリシャ、東洋的発想に合い通じるものを時々見つけます。
真夏の果物スイカ
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枕のようにひょろ長いものが、ごそっと容器に入れられていて、量り売り、
手前のもの、16kg近く、値段は4.95ユーロ≒650円
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中身はスイカ(笑)、切り売りもされていますが、私は3−5kg程度の丸いもの丸ごと購入が好き
子供の頃、キリギリスの餌にした、白い部分まで甘みがあります。
今日は私の母の命日…
最期を迎えたとき、枕元を飾った叔母が作ったツマミ細工…名称は、ここのお友達に教えて頂きました。
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植民地時代の台湾で生まれ、終戦まで過ごした母は、こんなでっかいスイカも知っていました(^^)
マンゴーやパパイヤ、バナナも木で成熟したものを、食べていたとのこと(^q^)
人前に出ることが苦手、私のヒッチャカメッチャカの体験を、ハラハラしながら聞くのが大好き(笑)
『アリとキリギリス』の裏話も、間違いなく興味を持ったでしょう…
残念ながら、私が知ったのは昨年です。
セミの声を聞くたびに、母との思い出にひたります。
頼りにしていた母がいなくなって、早くも10年目に入りました。
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