これにも、700年以上が費やされています…前々日記で紹介
古代エジプトを征服したローマは、その証としてたくさんのエジプトのシンボルをお持ち帰り
ローマにピラミッドもあることは、すでに紹介済みです。
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お土産の一つ、ローマの代表的な広場に立つオベリスク
古代エジプト期に製作され、神殿などに立てられた記念碑、細長い四角柱が空に向かってそびえ立つ…
世界中にある古代オベリスク(古代ローマで模倣されたものも含む)30本中、ローマには13本
サン・ピエトロ広場のものは、紀元40年に持ち込まれたもの、スペイン階段頂上にもあります。
欧州文化の宝として、歴史的に大事に保存されてきた広大な敷地を占める古代ローマの遺跡…
猫の遺棄に格好の場所であり、野良猫の生息地となりやすい
温暖な気候、多くの観光客からのおこぼれをもらい、餌やりさんの存在と相まって、
野良猫の宝庫となったローマ…
『地域猫』の元祖は、イタリアの自由猫gatti liberi
80年代から活発な動きがありました。
ピラミッド裏にある墓地は、カトリック信者ではない有名人の眠る場所
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イタリア好きであったり、旅の途中に客死したり…ドイツの詩人ゲーテの、唯一成人した息子のお墓も
塀に囲まれ、大木に覆われた整然とした墓地内からも、ピラミッドが見えます。
3ユーロ以上の寄付は訪問者次第、私も“気持ち”だけ置いてきました。
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野良猫コロニーにもなっています…入り口に置かれたこの写真集は、ドイツ語版
私が訪問したのは正午ごろ、誰一にゃんも見かけませんでした^^;
https://www.igattidellapiramide.it/index.php?option=com_content&view=article&id=12:storia-della-colonia-felina&catid=11&Itemid=102&lang=it
沿革を、私のなんちゃって訳で紹介
800年代より野良猫のたまり場!
1984年、創立者マティルデさんが、餌やりの当時84歳のおばあちゃんと知り合いお手伝いスタート
大半の猫さんは病気持ち
疥癬を患い、目が見えない
栄養状態も悪く、それにも関わらず本能に従って繁殖をするものの、子猫は育たない
輪をかけて悪いことに、ネコに向けて攻撃させる犬の飼い主もいれば、撲殺のような虐待もある
知人を通じて行政にも働きかけ、多くの障害を超えて、現在のコロニーの基礎を作りました。
羨ましいような環境で1匹1匹に名前がつけられ、お世話されている避妊去勢済の猫さんたち
みんにゃまるまると太っているし、23歳の大往生にゃんも(・_・)
時折イヴェントが開かれ、バザーや里親募集も…ブロンドの女性は、アニマリストとしても有名な芸能人
ピラミッド内部見学も同時にあるとのこと
今春は私も行ってみます!
殺処分禁止法のあるイタリアは、TNRが国策
シェルターは公営中心、収容はほとんどが犬
gatti di ROMA(ローマの猫)=gatti liberi(自由猫)≒地域猫
自由猫の権利は、法律で認められています。
『ローマの猫』といえば、こちらTorre Argentinaの遺跡が有名…
日本では、『猫神殿』と呼ばれているとか
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CCのものを、私が少々手を入れています。
https://nl.wikipedia.org/wiki/Gebruiker:Joris1919
歴史的地区にあり、道路下は遺跡だらけ、紀元前のポンペイウス劇場の延長上にあった、神殿の場所
ピラミッドに比べると、もろ、中心部にあります。
こちらは発掘調査が必要で、規模は縮小傾向…猫さんの移動はありません!
『ローマの猫』の存在が許された理由…あくまでも持論ですが
気候に恵まれ、大きな遺跡があるローマは、絶好の野良猫の住処…遺棄もあり
観光客も多く、おこぼれにあずかることは多かったでしょう
餌やりさんの存在もあり、ローマは野良猫がたくさんいた…
まずは命の尊さを謳う、キリスト教の影響が大きいでしょう
堕胎が法的に認められるようになったのは70年代後半、中世より『赤ちゃんポスト』が存在しています。
歴史的にコレラに悩まされ、その病原となるネズミを退治する猫さんは、大事な存在
殺処分禁止法を91年に制定、“譲渡不可”認定は、よほどのことがない限りなく、
数年かけても里親を探します。
遺棄は何処もあるもの、それでも“漏れ”の一つである生体販売が最低限なので可能なことではないかと…
何処も飼い主の意識向上は、必要・大事です。
次、TNRについての英語記事です。
おまけ
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マントがエレガント、お髭が素敵なドアマンのいる、高級ホテル街にある5☆ホテル
…このおにぃさんは、実物の方がイケメン(^^♪
内部は息を呑む天井の高さと豪華な装飾、トイレもきめ細やかなモザイク仕様…
19世紀の貴族のお邸の改装です。
オリジナルを可能な限り利用、古いものだって、価値があるものはある!
コンピューターのごとく、完璧なはずの日本ビジネスの手から水が漏れた…2週間前の激おこ
コンピューターは、コロナウイルスのような不測の事態には対応できず、身動きできない…
書類を送ってくるはずでしたが、日本の郵便局が止まっています。
結局人生経験豊富な浦島太郎の、先を読んだ自己判断での人間的動きで、ほぼ収束です( ̄ー ̄)ニヤリ
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