山手西洋館 世界のクリスマス
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/details/-20191116.php
まずはカナダ(山手111番館)
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サンタさん、だ、大丈夫?。
カナダのクリスマスは、ニューファンランド島の家庭のクリスマスを再現だそうです。
この島の州都、セントジョンズには面白い風習があって、クリスマス期間には、枕カバーで作ったマスクを被りながら、男性が女性の仮装、女性は男性の仮装をして、音楽やダンスを楽しむのだそうです。
クライマックスは、仮装したまま、街を練り歩くそうで、想像するだけで楽しくなっちゃいます。
枚数の関係で載せられないのが残念ですが、仮装の手作り感ハンパなく(笑)、日本の凝ったコスプレを見慣れた目には、斬新と言うか新鮮でした。
お金をかけなくても、楽しいものは楽しい!。
そう思わせてくれるカナダのクリスマスです。
お次はポーランド(山手234番館)
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ポレスワヴェイツ陶器美しい。
ポーランドのクリスマスは、家族で過ごす為に、1ヶ月くらい前から食材を買い始めたり、プレゼントの準備をするのですって。
素敵だなと思ったのは、もしも暖かい食事を求める人が訪ねてきたら分かち合えるように、家族の人数+1の食器を用意する所。
色調は抑え目だけれど、心のこもったクリスマスの原点を見たような気がしました。
フランス(ベーリックホール)は今回もお洒落。
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清々しいほどのキラキラ。
今年のテーマは「花と花器と水のハーモニー」だそうです。
食卓のツリーをよく見ると、小さな花器に白いパンジーを生けたものが飾りになっていると言う、凝った演出をさりげなくしてしまう所がお洒落の国なんでしょうね。
宝石箱みたいな食卓に見惚れている人がたくさん居て、人が写り込まないようにするのに、一番苦労した展示でした。
クリスマスはコレッ!アメリカ(外交官の家)
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まさに happy holidays!
ビング・クロスビーのホワイトクリスマスが聞こえていました。
おそらく唯一、BGMありの展示だったのでは?。
我々が子供の頃から親しんだクリスマスの風景って、まさにコレではないでしょうか。
ツリーの下に置かれたプレゼントや、山盛りのお菓子。
サンタの分は別腹と言わんばかりに、暖炉の近くに吊るされた靴下。
家の中に、レプリカとは言え回転木馬ですよ。
一気に脳内、子供の頃に戻りました。
懐かしくて、楽しいクリスマスがありました。
最後は、オーストリア(ブラフ18番館)
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何これ、聞いてないよ…。
正直に白状しますと、私はここには期待していなかったのです。
陽も暮れてくるし、寒いし、どうせ宮廷風なガチガチでつまらない展示だろうけれど、キャンドルに灯りが入るまで(この日はキャンドルガーデンだった。)暇つぶしに見ておくかな。程度のつもりでした。
ごめんなさい!ゴメンナサイ!ごめんなさい!
もうね、目からコンタクトレンズ落ちそうになりました。
これ、ハプスプルク家の至宝展て言っても良いんじゃないかと思えます。
マリア・テレジア縁の人々やら、皇妃エリザベートが手紙を書いた書斎机の再現をはじめ、王冠やら甲冑やら首飾り、髪飾りetc。
レプリカなんでしょうけれど、溜息が出ちゃうほど繊細で優美な金銀陶器。
どこかの美術館に迷い込んだのかと錯覚しそうです。
本当は、全ての画像を載せたかったです。
今年はなかなか時間がとれなくて、やっと行けたのが最終日近くなり、時間的にも駆け足だったので、場所の離れたパプアニューギニア(旧山手68番館)には行けず、画像の枚数の都合でイギリス(イギリス館)も、省略してしまいました。
またエリスマン邸が改修工事中で、いつもより一箇所展示も少なく、どうなのかと思っていましたが、いやはや見応えがありました。
開催が本日の18時までなので、情報としては今更感もありますが、残り11時間のクリスマスをお楽しみください。
Have a holly, jolly Christmas!
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