しかも豚とかカピパラとか、あまり格好良くない動物の鳴き声ぽい。
カピパラの声は知らないけれど。

「カピパラですが、なにか?」
豚を飼った覚えはないし、何だろうと寝ぼけ眼で見渡せば、ベッドの隅にもがいている白い物体。
そして、それに覆い被さる黒い物体。
よく見たら、たーちゃんがもっちーのほっぺにかぶりついていたので、慌てて引き離したのですが、興奮したもっちーが、誤爆で私の指に噛み付きました。
かわいそうに。
もっちーが人を噛むなんて、余程痛かったのでしょう。
幸い怪我はしていないようでしたが、私を噛んでしまった事で怒られると思ったのでしょうか。
シュンとして、部屋の隅に蹲ってしまいました。
もっちーは歯が細かいので、あまり痛くもなかったし、「痛くないよ、怒ってないよ。」と、言い聞かせて、ご飯を食べるようになるまで小半刻。

「痛かったなの。」
何食わぬ顔で、ハイテンションで駆け回る黒い猿を捕まえて、「どうせやるならおすかる様をやつけてみろ!」と、言ってみましたが…やらないんですよね。絶対に。
1000倍返しされそうなおすかる様や、2.7倍くらい大きな兄には、たーちゃんは絶対に悪さはしません。
拠って被害者は、いつももっちー。
たーちゃんなりに、小さな頭をフル稼働させて、カタカタと計算しているのかもしれませんが、押さえ込まれたら勝てないとわかった最近は、寝ているもっちーに毛づくろいしてあげるフリをしながら、頭皮に噛みついたり、毛を引っ張ったり、やりたい放題です。
もっちーも悲鳴くらいあげれば良いのに、我慢強いと言うか、んーとかヴィッヴィッって言うだけなので、私が気付くのが遅れ、噛み逃げされる事がしばしば。

噛み逃げは許しません。
小さくてかわいいからとチヤホヤされて、天狗猿になってしまったのかもしれません。
私も少し甘やかしすぎました。

「バラされたくない事をバラされたでち。ツーホーはどうやったらできますかでち。」

本日は中華街のクリスマス風景。
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