多頭飼育崩壊レスキュー猫達

2021年4月3日(土)

706 / 4

どもども。そいあずです。

多頭飼育崩壊現場からのレスキュー猫です(^_^)
譲渡会のスタッフさんが病院の先生と一緒にレスキューしてこられた子達です。

飼い主のおばあちゃんはご自身の具合もあまり良くなく、寝込んでいる間は猫たちはご飯が食べられずいつもお腹を空かせていたみたいで、みんにゃとっても痩せていました。
でも1頭だけすごく丸々した子がいて、おばあちゃんに伺ったところその子はボス猫でみんなと喧嘩ばっかりしていたそうです。

生きるための喧嘩です

茶白のむぎちゃんは特にひどく、噛み傷が大きくて縫合してもらったところもありました。

ボス猫はりんご猫🍎（FIVキャリア）
よく言うエイズキャリアです。

血だらけの喧嘩に負けたむぎくんとナオキは当然キャリアになりました。

でもそのおうちの半数はノンキャリアなんです。
一緒に生活していても絶対うつるわけではないということだと思います。

ちなみに…むぎくんとナオキは絶望されないといけない存在ではないですよ(^_^)

もし
「あらーキャリアなの？いやーねー。可哀想に」
と言ってくる人がいたらパンチします。

キャリアを絶望したり同情されたりしたら、キャリアの子たちが可哀想かな…😢

これはあくまで私の考えです。

どうしても“エイズ”という言葉が一人歩きしていて、イメージが最悪ですが、ちゃんとケアしていれば怖くないウイルスだと思います。

これから子猫が生まれます。
多くの方が子猫を保護して下さると思います。そしてその中にはりんご猫ちゃんも…

でも、どうか悲観しないでください
母子感染であれば、母猫は子猫を愛するが故におっぱいをあげて感染させてしまったのだから
母猫にいっぱい愛された証拠です❤️

喧嘩でうつったのなら、それは過酷な外で生き抜くために必要だった仕方のないことだと思います。

私はもし自分の子にするのならキャリアかどうかはは基準にはなりません
でも里親さんを探す上でハンデとなるのは事実です

こないだキャリアの子を引き取って下さったご家族から質問されました。

「ネットや人の話を聞いているとキャリアってすごく怖いものって言われますが、そんなに酷いことなんでしょうか？」

実は奥様の実家の猫ちゃんの1頭はキャリアなんだそうです。
でも何も変わらない。
人の反応があまりに差別的なので気になって質問してこられたようでした。
そういう理解のある方が増えてくれたら、猫達の譲渡はもっとスムーズにいくのかもな…と思います
そのためにもきちんとした情報を発信していかないといけないですね(^_^)

保護した子がキャリアとわかれば知識も経験もないのですから偏見が先行してはじめはショックを受けるかもしれません。
でも一緒に生活しているとショックを受けたこと自体が笑い話に思えると思います。
だって可愛くて元気で他の子達と何にも変わらないのですから(^_^)

むぎちゃんもなおきも家の中で生まれた性格も穏やかなとっても良い子です。
この子達にずっとのおうちが早く見つかりますように✨

余談
喧嘩ばっかりしていたボス猫、実は一足先にずっとのおうちに巣立っていきましたが、新しいおうちでは全く喧嘩せずとっても穏やかな子になったそうです。
ご飯を争って食べる必要がなくなったからでしょうね(^_^)

おまけ