誰も喜んでいなさそうなオリンピックも終わり、地味ながらも感動的だったパラリンピックも幕を閉じました。
雨ばかり降って、夏らしくもない夏も終了しました。
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カラッとせず、蒸し暑いと言うか。
時に薄寒いと言うか。
ネコジルシを見ると、相変わらず、猫を貰えないやら、お迎えには至ったもののトラブルになっていたり、譲渡に関するトラブル話がチラホラしています。
知らない人同士が命を託し託されるわけだから、信頼関係が築けないと思われたら、譲ってもらえないのも当たり前だし、猫はどんなにかわいくても、この先やりとりをしたくない保護主さんなら、申し込んだ側からお断りすることもありでしょう。
私はそれが当たり前だと思うのですよね。
お互い、腹に何かを溜めながら、猫が手に入ればいいや(もしくは、その逆。)と、その場だけ話を合わせても、そんなドロドロした譲渡は結果的に猫に皺寄せが行くだけだと思います。
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私の身近にも、未だドロドロしていそうな痛い譲渡話があるので、反面教師にしていただけたらと思い、ご紹介すること事にします。
ある時、ネコジルシユーザーだった譲渡主Aさん(仮名)宅で保護猫が子供を産みました。
Aさんは有償譲渡を常としているので、ネコジルシでは募集は出来ません。
私の記憶では、した事もなかったかと思います。
そこで登場したのが同じくユーザーのBさんでした。
Bさんはネコジルシで募集をかける多くの人が上限とする年齢を超えていたし、お一人様暮らしにしては多頭飼いすぎたので、これまでの応募は全て成立していませんでした。
そこへもってきて、昨年からネコジルシの里親募集は、多頭飼いすぎる人は応募できないルールが追加されたので(応募時に先住猫が5匹以上いる場合には、新規応募することができません。)、Bさんも里親になる事は出来なくなりました。
AさんとBさんが、当時どの程度親しくしていたのかはわかりませんが、おふたりの間で個人的な譲渡話がまとまり、遠方だったにも関わらず、AさんがBさん宅に猫を届け、めでたく譲渡が完了した事を私たちは誰も知りませんでした。
事が公になり、なにやらきな臭くなってきたのは今年に入ってから。
猫の譲渡からは半年以上も経過してからです。
AさんとBさんの間に、猫の譲渡に掛かった費用についての金銭トラブルがあったらしく、それぞれが相手の非を指摘しだしてから、猫には全く関係のない話まで含めて、自分の落ち度は棚上げした日記を書いたり消したり。
正直、私が今までに見た譲渡話の中で、一番みっともない有様だと思いました。
金銭トラブルについては、双方が合意して、ネコジルシの外で口約束で決めた事ですし、現在は解決済みのようなので割愛します。
そもそもが、他人のお財布事情ですし、どちらか片方の話だけを聞いて、酷いね!と、言ったところで、本人は自分に都合の良い話しかしませんから、野次馬が囃し立てる話でもないと思います。
Aさんの有償譲渡が根拠のある金額で、Bさんが納得して支払ったならそれで良い話です。
問題は猫です。
実は私は、この問題が発覚した時に、Aさん本人に怒りました。
一頭ないしは二頭なら、まだ理解は出来るけれど、何故に二桁に手が届きそうな頭数を飼っている人に4頭なのだと。
年齢に関しては、譲渡者であるAさんが納得しているのならよしとして、多数の、しかも具合の悪い高齢の猫がいる家に4頭もの子猫を譲渡したのは、あなたの判断が間違っていると言いました。
これに対し、Aさんは、確かに自分の判断が間違っていたけれど、譲渡の直前になって全部欲しいと言われて連れて行ってしまった。
先住猫の頭数も、Bさんの自己申告を信じてしまった。
連れて帰るのも猫の負担になると思い譲ったけれど、その後、催促するまで不妊化手術の証明もくれないし、元気でいる写真も送ってもらえないので、大変に後悔している。との事でした。
Bさんは、Bさんで、最後の猫にするつもりでお願いしたら、全部押し付けられた。などと仰います。
渡したくなければ、全部は無理と断ればいいし、押し付けられたくなければ、お断りすればいいだけの話なのに、どっちもどっちな話だと思うのですよ。
第三者的には。
結局は、4倍の譲渡費用や4倍の医療費が元で金銭トラブルになり、Bさんが何故か頑なに送らない現状写真のせいで、安否のわからない4頭の猫として、今もまだ、この問題が燻りつづけているわけです。
暫く前に、写真の件に関して、Bさんにコメントしましたら、私には猫の写真付きで、丁寧なメッセージをいただきました。
本来なら、Bさん個人にお返事をするのがスジとは重々承知しております。
ですが私は、この問題の根底は、誰も知らないメッセージや電話、言わば密室の中でいろいろな取り決めをした事にあると思うのです。
そして、「自分たちが納得づくで」、「ネコジルシ外で」取引した事に対して、「「巻き込んだネコジルシのユーザーさん」も多数いますよね。
なので、誰からも見ることができる日記でお返事をさせていただきたいと思います。
ブレていようが、なんだろうが、日付を入れて4頭揃った写真さえ送れば、Aさんは納得するのではないですか。
同時に、巻き込んだ人たちにも、猫が無事に育っている証明にもなるとは思いませんか。
ネコジルシにおいて、正確な飼い猫の頭数に訂正するようにアドバイスをした人もいたかと思います。
譲渡された猫の写真は見せない。
何度言われても、正確な頭数に直さない。
これでは他人からは、猫が元気でいるのかはわかりません。
虐待などとは思いませんが、なんらかの事情で既に手元に全部はいない。
逃げてしまったか。
最悪は病気などで死んでしまったのか。
そう思われても仕方がないと思います。
Aさんは既にネコジルシにはいませんが、ネコジルシ外で譲渡のやりとりをしたのなら、連絡先は知っているはずです。
メールなどしたくない事情があるとしたら郵送だっていいはずです。
弁解や写真の送り先が、私である意味がわかりません。
以上がBさんへの私のレスポンスです。
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どうか皆様も、猫を譲渡する際は、飼っている猫数を正直に申告してくれる、猫の現状をきちんと報告してくれる人に譲ってください。
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ホラー話と暑苦しい季節は終わりました。
追伸
Aさん不在時に、ご家族に確認しましたが、Aさん宅には、でっかい水晶玉は無いそうです(笑)。
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水晶玉の代わりに光っておきますね。
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