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写真は『シロナガス鯨全身骨格標本』です。
千葉県南房総市和田町の道の駅
『和田浦WA-O‼️』の敷地内に展示されています。
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強化プラスチック製、全長約26メートル、
高さ約7メートル。
館山市から鴨川市へ国道128号を走っていると
左側に突然現れるこの大きな骨格標本は、和田町の
巨大なシンボルとして注目を集めています。
南房総市和田町は関東唯一の沿岸捕鯨基地であり
捕鯨の町です。
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房総の捕鯨は勝山を基地として、もっぱら
ツチクジラを対象に銛(もり)による
突捕法(つきとりほう)で行われていました。
古くは慶長17年(1612年)の捕鯨の記録が
残っていますが、その後、明暦(1655〜1657年)
から宝永(1704〜1710年)にかけて房総の
醍醐 新兵衛(だいご しんべえ)が捕鯨業の
元締めとなり船団を組織し、明治時代まで
続けられました。
その後、漁場が東京湾から大島沖、銚子沖へと
移るに従い、基地も勝山から館山そして白浜へと
移り、現在は和田を基地として夏季を中心に
年間26頭を限度にツチクジラを捕鯨しています。
毎年6月から8月が漁期で、クジラが捕れると
翌日の朝早くから解体が始まります。
解体場の脇にはバケツを持った人たちが行列を
つくって販売されるのを待ちます。
地元では、3kg、5kg、10kgと買っていくのが
常です。
それぞれ、家に帰るとすぐにタレ(干し肉)の
支度やしぐれ煮にとりかかります。
タレというと液体のものを想像しますが、房総に
古くから伝わる食で、夏の暑い日に風邪を当てて
干すのが一番とされ、故郷の味や季節感を伝えて
くれるのが「くじらのタレ」です。
今では家庭でくじらを料理することも少なくなり
加工品に頼ることが多くなりました。
最近では、加工品も実にバラエティーに富んだ
ものが増え、選択肢が広がっています。
くじらの特長である高タンパク、低カロリー、
鉄分の豊富なことに加え、ツチクジラは熟成
させてから解体するので加熱しても柔らかいこと
から、その性質を生かした加工品や、それを応用
した新しいメニューも出来てきています。
◆ 特定非営利活動法人 クジラ食文化を守る会
◆ 一般財団法人 日本鯨類研究所
https://www.kujira-town.jp/
捕鯨の町🐳⁉️
くじら料理🐳⁉️
小学校の給食で
『くじらの竜田揚げ』を食べたことが
ありましたが、それ以外だと
『くじらのベーコン』、
缶詰の『くじらのしぐれ煮』
などでしょうか?
東京では市場にあまり出回ってないのか、
数十年、食べた記憶がありません。
そこで、次回は、
くじら料理の名店『ぴーまん』を
訪ねてみたいと思います。
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最後に南房総の夕景と今日のjulien😼を…。
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最後までお付き合いくださいまして
ありがとうございました😊✨
ではまた👋🏻✨
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