春と秋のお彼岸かお盆の時くらいですが、
夫と水戸にあるお墓にお参りしてきました。
早朝に車で出発したので、時間的に余裕ができて
帰りに偕楽園に寄ることが出来ました。
水戸のお墓参りには十数年も前から来てるのに、
偕楽園にはなぜか行ったことがありませんでした。
夫は幼少時に偕楽園や近くの千波湖(せんばこ)
までよく来ていたようですが、私は初めてなので
楽しみにしてました。
偕楽園は、兼六園(金沢)、後楽園(岡山)と
並ぶ『日本三名園』のひとつです。
ネコジの皆様の中にも
行かれた方は多いのではないでしょうか。
天保4年(1833年)水戸藩第九代藩主 徳川斉昭は、
藩内を巡った際、南に千波湖や緑ヶ岡をのぞみ、
筑波山や大洗の海を遠望できる高台(七面山)を、
藩内随一の景勝地とし、そこに遊園を設けることを
決意しました。
斉昭は「領内の民と偕に楽しむ場にしたい」と願い
自ら構想を練り、天保12年(1841年)から造園
工事をはじめ、翌天保13年(1842年)7月1日に
偕楽園を開園しました。
偕楽園という名称は、孟子の
「古(いにしえ)の人は民と偕に楽しむ、故に
能く(よく)楽しむなり」
という一節からとって名付けたものです。
斉昭撰文の【偕楽園記】には、
「是れ余(斉昭)が衆と楽しみを同じくするの
意なり」とあり、藩主や藩士のみならず、庶民
にも開放する目的を掲げた近代の公園に近い
性格を持つ庭園でした。
偕楽園の散策おすすめルートとしては、
斉昭の趣意を感じながら【陰】と【陽】の世界観
を楽しむことができる表門から入るルートが良い
そうなのですが、この日はランチにどうしても
行きたいお店があったので、【陰】の世界を
すっ飛ばして、最初から【陽】の世界へ直行する
南門から入るルートをとりました。

南門から入って斜面を登って高台へ上がると、
左手に『好文亭(こうぶんてい)』が見えてきます。
さらに右手から庭園の奥へと広がる『東西梅林』が
あります。
『東西梅林』は、偕楽園本園の三分の一近くを
占める大きな大きな梅林で、約100品種、3000本
もの梅の花が咲きほこる梅の名所として有名です。
私たちは『好文亭』へ、斉昭の趣意の【陽】の
世界観へと誘われてゆきました。
『好文亭』は、斉昭がその位置や意匠について
定めたと言われ、偕楽園の創設と同時に建てられ
ました。
『好文亭』の名は『梅』の別名である
「好文木(こうぶんぼく)」に由来し、
晋の武帝の
「学問に親しめば梅が咲き、学問を廃すれば
咲かなかった。」という故事に基づいて
斉昭が名付けました。

『好文亭』は、
二層三階建ての好文亭本体と、平屋建ての奥御殿を
総称してそう呼ばれています。
各所に創意工夫と洒脱さを感じさせ、斉昭はここに
文人墨客や家臣、領内の人々を集めて詩歌や慰安の
会を催しました。
『好文亭』の内部、廊下や各部屋を順路に沿って
進んでゆくと、どこもとても薄暗く感じられます。
まだ灯火が少なかった戦国時代から江戸時代に
かけて、茶人や武人が大切にしてきた陰翳を礼讃
する精神世界、日本の古典的な美意識を体感する
ことができます。
庭園の明るさと内部の陰翳の対比こそ、日本人が
大切にしてきた世界であり、部屋や茶室や襖絵の
楽しみ方なのだということがわかります。
特に、三階の楽寿楼(らくじゅろう)からは
眼下に千波湖や田鶴鳴梅林(たづなきばいりん)の
絶景が広がり、強烈なまでの光と四季折々の庭園の
景観、すなわち【陽】の世界観を楽しむことが
できます。

『好文亭』は、
昭和20年(1945年)8月2日未明の水戸空襲で
全焼しましたが、昭和30年(1955年)から
3年をかけて復元され現在に至っています。
さて『好文亭』の三階にあるcafé☕️で
美味しい珈琲を飲みながら素晴らしい景色を
眺めたあとは、『東西梅林』のお土産屋さんで
梅のお菓子を買ったり、可愛らしい3人の
『2023 水戸の梅大使』のお嬢さんたちと
写真を撮ったりして偕楽園を後にしました。

そして、
お料理でもパフェでも大人気の洋食レストラン
『時代屋』でランチしました。
レトロで温かく家庭的な雰囲気のこのお店は、
ご主人がお料理を、奥様がホールを担当されて
います。
人気店なので、私たちが入店後、すぐに満席に
なってしまいました。

この日の日替わりランチは、
「チキンソテーとフライの盛り合わせ、サラダ、
ライス、スープ、ミニデザート、コーヒー付き」
でした。
昔ながらの懐かしい洋食屋さんの美味しさを
堪能できる日替わりランチでした。
さらに、
◆チョコレートバナナパフェ(ビッグ)
◆フレッシュフルーツパフェ
もいただきました。
チョコレートバナナパフェ(ビッグ)は、
夫のオーダーです。
奥様が「大きいですよ!」と言われた通り、
めちゃくちゃ大きいパフェです。
もうもはや容器が花瓶にしか見えません。
底にはたっぷり寒天が敷き詰められ、
バニラアイスクリームもたっぷり、生クリーム、
バナナにイチゴ、グリッシーニみたいな
スティック状の焼き菓子(?)とコーンフレーク、
チョコレートソースが回し掛けられています。
私のはフレッシュフルーツパフェでしたが、
メロン、イチゴ、キウイ、リンゴ、2種類の
オレンジにプリッツが2本、生クリーム、
バニラアイスクリームがたっぷりでした。
パフェも素朴で懐かしい昭和レトロな美味しさに
溢れていましたよ。
大満足のランチでした。
春らしく暖かい日が多くなってきましたね。
しかし、それは花粉症やアレルギー、アトピー
性皮膚炎などにも悩まされる日が多くなってくる
ということです。
私もこの季節は毎日、眼の痒み、くしゃみ・鼻水、
アトピーでおでこや眼の周り、鼻の下が真っ赤っか
😵🥵😭です。
花粉症やアレルギー、アトピーの方、
辛いですよね。
お身体お大事にお過ごしください。
最後まで読んで頂きまして
ありがとうございました😊✨
ではまた👋🏻
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