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北海道 50歳 女性 ブロック ミュート

家の子3匹、外の子5匹の世話をする、動物大好きなパソコン初心者の、イタリア在住のおばさんです。

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歯肉炎、肝リピドーシス、肝硬変
2010年9月20日(月) 1473 / 13

最近ご無沙汰気味の私です。
私の住むイタリアでは、めったに起きないこと
『ローマ法王が亡くなるたびに』という表現を使います。
終身制であるローマ法王、亡くならない限りは
交代がありません。
代わるたびにではなく、亡くなるたびに…何となくちょっと…
私のネコジへの参加も、ローマ法王が亡くなるたびに、
気味です(^_-)-☆
今日はやっと報告できるようになった、GINOとの
お別れについてです。

GINOを養子にしたのは、彼が1歳前後の時。
マンション暮らしの元飼い主が、スプレーをし始めた彼を
外に放り出したようです。
詳しいエピソードは『GINO紹介』、私の昨年12月の日記です。

ことの始まりは3月31日。
歯石のたまる傾向の強い彼、初めて獣医さんを訪ねた際、
1歳半(推定)にしてすでに歯石の除去を勧められました。
以前から気になっていた歯石の除去を決心しました。
11歳にして4回目です。
彼は食が細く、食事が非常に難しい子。
前の飼い主の食生活が忘れられず、テーブルの物を
ねだります。
私はキャットフードのみ。
このキャットフードもいやいや食べている様子。
食べたいものを食べたいだけ食べさせる、
だらしない私と暮らすニャンコにしては、かなり細身です。
夏はげっそりやせ、冬にはある程度太って普通程度。
我が家のニャンズは全員食欲旺盛、
コロコロ太っている中では異端児でした。
この冬、食欲もあまりないし、何となくやせた様子。
体重を量ってみると4,8kg。
細身ながらがっちりした体格なので、
冬場には5,2~5,5kgぐらいまで体重が増えるのが通常。
2月に腎不全でお外のBOMBOを見送ったばかりなので
歯垢除去の麻酔を利用して血液検査をするよう
獣医さんにお願いしました。
私の申し出に驚く獣医さん。
でも『悪い考えではない』とのこと。
これがイタリアの現状です。
具合の悪くない、ましてネコの血液検査などする人は
まずいません。
獣医さんに来るのは大半がイヌ、それも具合が悪いから・・・。
不妊手術でさえ、まだまだ躊躇しています。
結果はすこ~し肝機能に異常が見られるとのこと。
大した問題ではないから、サプリを与えて
様子を見てみようとのこと。
安心しました。
歯肉炎の程度は3段階の2ほど。
それほど悪いものではないとのこと。
歯石除去の翌日には、彼には珍しく食用旺盛さを見せました。
ただ何となく元気がない様子。
気にはなりながら、帰国を予定していた私、
留守番に注意するように頼み、4月9日予定通り
日本に出発しました。
戻ってきたのは4月24日。
この間留守番は、食事をする姿を見ないGINOを
2度獣医さんに連れて行きました。
口内炎を起こしているとのこと。
点滴をしたり痛み止めを注射したり。
とにかく食べさせろの一点張り。
2度目の訪問の際には血液の再検査。
結果は驚くなかれ、がんの疑いがあるとのこと。
1カ月もたたないうちに大きな変化です。
治療は私の帰りを待って検討しようとのこと。
24日の夜、家に到着した私を骨と皮ばかりになったGINOは
よろよろしながら迎えに出てくれました。
荷物を放り出し着替えもせずに、フリーザーに入っていた
鶏のささみを茹で細かく裂いて口の前に差し出すと、
少しずつですが食べます。
茹で汁も飲みました。そのあとグルーミングも。

翌25日は日曜日。獣医さんは休診です。
ささみはもう嫌だというので、赤ちゃん用のクリームチーズを
なめさせました。
これも少しは食べるけれど、やはりすぐに拒否。

月曜日、朝一で獣医さんに出向き相談。
検査の結果からはがんの疑いがあるとのこと。
ただ彼の持つエコグラフの機械では見つからないから、
高度な機械を持つクリニークへの紹介状を
書いてもらいました。

26日火曜日、8時半の予約でローマへ。
診断は断食による肝リピドーシス、肝肥大。
がんは見つからないとのこと。即刻の入院、手術を
勧められました。
午後、獣医さんに書類を持参して結果を伝えても、
相変わらず食べさせろの一点張り。
『あんたが治療法を見つけられないならば、
他の獣医さんを訪ねるしかないわけ!!』
と激しくかみつく私に、獣医さんやっと書物を引きずり出し、
口内炎、歯肉炎の治療法はないと説明しました。
この10年、4回歯石除去をして、初めて説明された
口内炎の恐ろしさです。
唖然としました。
ヒルズのa/dを注射器に吸い込んで、口の横から挿入、
やはり口が痛いのでしょう。
少しは受け付けますが、断固拒否。
当初体力がないからと獣医さんが否定気味だった、
食堂に細い管を挿入する手術をやっと決心したのが29日、
木曜日。

30日金曜日、最低限の麻酔で手術。
触診した同僚の獣医さん、
肝臓が肥大しているしかなり硬くなっているとのこと。
無事に目を覚まし、頭の上に結わえられた管を通しての給餌。
自宅での世話です。躊躇する私に、獣医さんの
『入院しても24時間つきっきりで
世話してくれるわけではないから』の一言で決心しました。
ロイヤルカナンのリカバリーを、20mlずつ1日5回、
注射器で管に注入。
私は胃に負担が少なくなるようにと、10mlずつ
10回に分けました。
指示された薬、ビタミン剤、点滴とできること
全て処置しました。

5月1日、朝起きてくっさーいウンピも出しました。
カラーが邪魔なのか、寝やすい場所をよろよろしながら
探します。
食事は注射器で無理やり注入しているわけですが
一向に体力の回復が見えず、弱る一方。
後ろ足が支えられなくなりました。

5月5日、獣医さんにいただいた痛み止めや
抗生物質の注射を施しましたが
横たわったまま身動きできなくなりました。
時々あげる苦しそうなうめき声。
その夜は、弟分のPACOと私と3人で寝ました。
いつもはGINOに悪戯ばかり仕掛けて嫌がられるPACO、
そ~っと覗き込んで何もしませんでした。

5月6日、残念ながら見送ることになりました。

もともと歯垢のたまる傾向のあるGINO、
おそらく何か肝障害もあったのだと思います。
冬場に痩せているので血液検査をしたわけですから…。
歯石から歯肉炎をおこし、食事ができなくなり、
猫は3日断食をすると起こすといわれる
肝リピドーシス(肝肥大)、そして肝硬変へ。
最後のチッチは山吹色でした。

いつものことながら、私の無知さ。これが一番の原因です。
しかし、10年以上の獣医さんへの定期的な訪問、
4回の歯石除去にも関わらず
一度として歯肉炎の恐ろしさの説明はありませんでした。
1月に13歳になるTAMAも歯垢の問題はあり、
1度除去しています。
ただ、GINOは歯茎にどんどん入り込み、TAMAの場合は
歯の表面だけでおさまっているという違いがあります
食道への管挿入手術への判断の遅れ。
何を考えて躊躇していたのか疑問です。
私が戻ってすぐに手術していれば、助かっていたのでは…
という疑問が残ります。
最終的に入院させるかさせないか、
手術をするしないは飼い主の決断、
でも適切な処置をアドバイスするのは獣医さんの
大事な仕事ではないかと思います。
食事のできないGINOに食べさせろの一点張り。
納得がいきません。
歯石の除去後食欲が激減したということもあり、
治療費は最初に留守番が連れて行った訪問と検査の費用、
そして手術代のみ。私が戻ってからの訪問、
注射に使った薬等は一切請求されませんでしたし
休日にもかかわらず携帯電話での応対、
でも決して十分な処置ではなかったと思います。
15年以上の付き合いの獣医さんでしたが
あれ以降足を向けていません。
いくら田舎とはいえ、獣医さんは増加の傾向です。

GINOは全く手のかからない楽な子。
無謀さはなく、喧嘩をすることもなし。
予防接種、歯石除去以外獣医さんのお世話になったことは
ありません。
一方TAMAとPACOは行方不明になったりけがで駆け込んだり。
夜は必ず家の中で眠り、真夏の暑い盛り、
私のベッドの上で扇風機の風の当たるところで
長々と寝る習慣。
残りの2匹は涼しい外から帰りません。
昼間も私が豚のように汗びっしょりかきながら
寝室の掃除をしていると
ほわーんとした顔で、『この暑いのに何してんの?』と
ベッドの上から私を眺めます。
今年の夏はこんな姿が見られませんでした。
物足りない感じです。
そのせいかな?あまり掃除しなかったのは…(^^ゞ
でもこんな子が危ないかもしれない…
予感が当たってしまいました。

4か月以上前の出来事、なぜ今頃報告かというと
やっとふっ切りることができました。
というのも、GINOが大好きだった我が家のソテツの大木、
アフリカからやってきた甲虫の被害にあい、
撤去することになりました。
詳しくは私のブログで紹介しています。
よろしかったら覗いてみてください。
http://cosicosiitalia.blogspot.com
我が家のニャンズの中で一番の木のぼり上手だったGINO、
勢いをつけ駆け上がり、途中でひと休みしてまた昇り
屋根より高い部分まで登りました。



これは冬場によじ登ったアーモンドの木から下りる様子。
後ろに見えるのが、ソテツの大木です。
他の子たちはGINOを真似して次から次へと登りますが
半分ぐらいの高さでギブアップ。
TAMAに至っては、私の背の高さにもたどり着きません。
このソテツがなくなり、断ち切ることができました。


これは当時住んでいた我が家に姿を見せ始めた
10年前の4月の写真。
緑色の首輪をしているので、まだうちの子には
なっていない時。首輪をはずして現れるようになり、
養子にする決心をしました。
その下は、やはり木登りが得意で、
木の上から私を見下ろすGINO。
まだくっきり首輪の跡が残っているようです。

一方こちらは残されたニャンズ。ソテツ撤去の日です。
来年1月13歳になる長老TAMA、
外はチェーンソーがワンワン唸るにもかかわらず
家の中は安心とばかり、ネズミさんを頭に乗せても
文句も言わずゆったりリラックス。
右端の黒猫中年オヤジPACOは夕方5時過ぎまで2回の隅に隠れ
うんともすんとも言いません。作業は8時半から12時まで。
何事もなかったように、いつものようにみんなでゴロゴロ。


気難しいTAMAと悪戯小僧のPACOに気を取られる私、
遊んでくれる我が家のおじさんが大好きなGINOでした。
帰宅すると後をついて回りました。
帰宅の気配がすると、家の中で寝ていても外に出て
かくれんぼをして遊んだ
ガレージのそばに眠っています。法律違反ですが…。
ニャンズの健康管理ができるのは飼い主である皆様だけ
くれぐれもお気を付け下さい。
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ボルト 2021/06/03

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