時間をかけて下書きしてから書いたのは何だったのか・・・。

うちの子は大人になってから他所のおうちから来た子です。
おうちの事情でママは泣く泣く手放したと、私の元に来るまで面倒を見てくださっていたブリーダーさんから聞きました。
つい先日、元のママとお会いする機会があり、(ブリーダーさんの粋な計らいでお席が隣同士!)うちの子と再会してもらうことができたのですが、元ママに抱っこされたおすかる様は、私のほうを振り向いて「あっちいくー」になってしまい、なんだかこちらが切なくなってしまいました。
事前にブリーダーさんから「手放したくて手放したわけじゃないから、再会したら彼女泣くかもよ。」と、聞いていたのですが、元ママは言ってくださいました。
「あっちのママのところ行くってされた時は胸がキューっとしたけれど、これでいいんです。どれだけ愛されているかわかったので今日会えてよかったです。」と。
彼女も涙ぐんでいたけれど、私のほうが泣きたくなりました。
彼女と私の関係って里親を募集される方と応募する方と少し似ていませんか?。
私には募集されている方が、定期的に里親さんからの連絡を求めることの意味がわかりません。(1年たっても月一度の報告がないと怒られる里親さんを存じ上げています。)
見ず知らずの方に子供を託すようなものですから、心配するのは理解していますが、それって何度かやりとりをしても定例報告しなければだめなのですか?。
縁をきるのではなく、細く長く、心のどこかで繋がっているのではいけないでしょうか。
人ってしあわせなら、そのしあわせを誰かにわかってほしいと思います。
その誰かは、両方を知っている人、里親に出した方なんじゃないかなあ。
お正月に年賀状と言う名で強制的に送られてくる他家の子供の成長記録。
私が保護主さんなら、あの程度の連絡で十分です。
しあわせだから送ってきてくれるのでしょう?
今年も忘れないでいてくれた。
ああ、この子たちもうこんなに大きくなったんだ。
それだけだって、素敵なしあわせのおすそわけですよ。
別れ際、私は元ママさんにその時撮った写真の送り先を聞きましたが、彼女はブリーダーさんのところでいいと言いました。
お互いに連絡先はわかっていたとしても、今後も直接連絡を取ることはないでしょう。
それがうちの子になって、名前まで変わってしまった子への元ママなりの想いなのだと思います。
私は、この子がもう他のおうちに行かないで済むように最後まで育てることで彼女の気持ちに応えて行きます。
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