一見するとソマリなのですが、何だかへんてこな色だし、首のフリルも中途半端で。
汚れているの?少し縮れています。
・・・ソマ・パーマだそうです。
そんなの聞いたことがないし、MIXブームって終ってるんじゃないの?。
と、思って、少し調べたら、♀のソマリにラ・パーマの♂をかけた子をどなたかが里親募集されていました。
どういう経緯か、その子が「猫の繁殖もしている猫カフェで」「ソマリとして」紹介されていたらしいのです。
びっくり通り越して呆れかえりました。
一般の猫好きが飼うのなら、ソマ・パーマであろうと、ラ・マリだろうと、去勢・避妊して可愛がる分には問題ないでしょう。
自分の飼い猫の子供が見たいだけの人は寧ろ誰かに譲渡などせず、ご自宅で終生可愛がればよいのです。
が、いくら人から譲ってもらったとしても、動物取扱業の認可を受けた人が嘘の品種表記はまずいんじゃないですか。と、言うかダメでしょう。
ソマ・パーマもそうですが、たまに里親探しなどで見かける、品種×品種は認定されていない限り、たとえそれが純血種同志でも、異種交配のMIX猫です。
MIXを否定するわけではありません。
人間が意図的にMIX配合する場合限定の話です。
その品種の長所も短所も知り尽くした人が、血統的な背景を把握した上で、両親のいいところを受け継がせるべく、または欠けている面を補うべく行われる(品種改良、体調面の強化等。)異種交配と、単純に自分の猫がどんな子を生むか見たい人や、流行りの猫種を混ぜて、売れる猫を作出しようとする交配は全くの別物です。
ましてや一般家庭で生まれたMIX猫を特定の純血種であると喧伝するのは、真面目に取り組んでいる方に失礼だとしか思えません。
おすかる様を連れて行って、並べてみろと言ってあげたい気持ちも(ほんのチョビっと)ありますが、嘘の表記をするような所はろくな管理がされていなさそうなので止めておきます。
(と言うか、春の選抜が始まるのでホテルがとれませんです。)
あと、ついでだから言っちゃいますが、里親募集での嘘表記もやめましょう。
数か月前に1歳を超えて募集されていた子が、何故6か月も若返っているのか不思議です。
私の勘違いではないかと、同じ方の里親募集を確認してみたのですが・・・。
同じ名前の同じ猫が若返ったようでした。
少しでも若いほうが貰い手がつきやすいと言う親心なのかもしれませんが、譲っていただく側が望んでいるのは、若い子であることより「正確な情報」だと思いますよ。
病気になったり、去勢・不妊手術を受けさせる際に半年の落差は大きいです。
応募する人がでたらめな住所や名前だったら困るのと同じで、募集する人も正直な情報を書いてくれないと、どんなに見た目がカワイイ子でもトラブルの元になります。
偽装建築は建て替えることができるけれど、猫は生まれなおすことはできません。
飼主が掲げた嘘看板で、せっかく生まれて来た子が偽装猫になってしまうのは可哀想ですよ。
あと、ソマ・パーマって言いにくいので、せめてソ・パーマで願います。

「偽装いくない!ありの~ままで~♪ですよ。」
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