
コレの中身が、

コレだと思うと、
ちょっと笑えたりするのですが、この子たちは長い年月をかけて人間がその特性を固定してきた品種です。
原種に近いアビシニアンと比べて、ソマリはたまたま生まれるアビシニアンの長毛を掛け合わせてきた人工的な品種だし、他にもラグドールやら何やら人間の意志でつくられた品種は山ほどいます。
沢山の時代と人の手を経て作られた品種の中には、その作出過程で体の弱い子もいれば遺伝病を持った子もいたでしょう。
そういう欠点を補うために、認められている品種の中の他種の血を入れたり、出来るだけ丈夫な子を作出しようと世界中のブリーダーさんは努力をしてこられたわけです。
しかし、そういう過程の中でまた変異種が生まれて、それをまた固定して、と、いくつかの品種が派生したりするのですが、努力を怠って、たまたま手元に居た純血種と純血種を掛け合わせただけで、これは○〇の品種です。と、他人に譲ったりするのはちょっと違うと言うか、先人の努力を蔑ろにする行為ではないかと思うのです。
先だってあるサイトに、スクーカム生まれました。と、あったので、(まだそんなに居ないはずの品種で、公認団体も海外の一部だけなのに珍しいな。)と、思い、見て見たら、単に飼っているマンチカンとラパーマが交尾してしまっただけのようでした。
一代限り、しかも思い付きや偶然で生まれた子を品種とは呼ばないでしょう。
しばらく前に日記に書いたソマ・パーマ然り(あれもソマリとラパーマが交尾してしまっただけ。)、素人繁殖で見た目いい子が産まれることもあるかも知れませんが、見た目より遺伝子レベルの欠点とか遺伝病を受け継いでしまったらどうするのでしょう。
昔読んだ、小洒落た会話集のような本に、こんなエピソードが載っていました。
あるパーティーで1950年代のアメリカを代表する女優が、ある劇作家に「あなたと私が結婚したら素晴らしい子供が生まれるわね。」と、戯れかけたところ、その作家は「頭が君に似て、顔が僕に似たら不幸になるのでやめたほうがいいね。」と、返したそうです。
なんともお洒落で風刺の効いた会話です。
ああマリリン・モンロー・ノーリターン。
と、まさにこの会話を実現してしまうかもしれない、何も考えていない行き当たりばったりの繁殖はやはりやめるべきです。
マンチカンの手足の上に、ラグドールやメインクーンの巨体が乗ったら・・・考えるだけで可愛そうなので、絶対に止めてくださいね。
ところで関西に行ってきました。

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