
所謂ブランド薔薇なので苗を買うにあたりお値段的に悩みましたが、周りの皆さんが買うしかないでしょ!全部買え、今すぐ買え!と、仰るので、思い切って買ってみました。
こういうのも作出するまでにも、凄く試行錯誤があって品種改良など行われているんだろうなあって思いながらお水をあげたりしています。
閑話休題 ここからが本題。
ショーなどに参加hしていると、いろいろな種類の猫を目にする機会があります。
被毛の長短や色・体型の違いばかりでなく、賑やかに自己主張する子もいれば、居るか居ないかケージカバーの奥を覗きこまないとわからないほどおとなしい子など、猫の個性も様々で、なかなかに面白いのですが。
あるショーで大変賑やかな子が居た時のことです。
審査員のひとりの方が仰いました。
「この種類ってもっと従順というか、人に大してフレンドリーな子が多かったと思うのだけれど、最近怒りんぼうが多いのよ。直したほうがいいね」と。
この場合の直したほうが。とは、個々の猫の改善ではなく、猫種としての改善です。
オーナーさんが「特定の猫種を攻撃された!。」と。なったかと言えば逆です。
品種の改良の過程で血の選択肢に間違いはなかったか、性格が荒々しくなってしまったのなら、穏やかな猫種に戻す方向に考えていかねばならないと仰りたかった審査員の方の意図をくみ取り考え込まれておられました。
純血種をブリードするって難しいことだと思います。
姿かたちが麗しくても、凶暴だったり不従順ではペットとしての魅力が半減するばかりでなく人との共存に問題が生じてくるし、おとなしくてかわいらしい性格であっても、所謂スタンダードからかけ離れていれば、やはりその子は繁殖に使うべきではないのです。
遺伝的に負の要素がある場合もしかりです。
スタンダードを維持するために、指摘されるような欠点や健康を損なうものがあれば補うべく、プロのブリーダーさんたちは努力も勉強もされています。
素人が安易に繁殖に手を出してはいけないんです。
猫種によっては、まだ欠点が補われたとは言い難い種類もいて、人気があるからと高く売れたり、すぐに貰い手がつくと言う理由で知識のない繁殖が増えることを危惧された日記に過剰反応される人がいたのは驚きでした。
後ろ暗いところがなければ、特定の単語だけを「傷つく人もいるので別の表現に置き換えてね。」で、済む話ではなのにね。
私は子猫を生ませるなとは言いません。
ご自分のおうちの猫ですから、飼えるならどうぞご自由にとは思います。
里親募集だって、一回くらいはほっといてあげようよ。と思っています。
何も知らずにネコジルシに来て「家で生まれた仔猫」について色々言われている人を見ると、(大変なところに来ちゃったねえ・・気の毒に)と思ってしまいます。
ただ、プロではない人が先人が培ってきた遺伝子を混ぜたり薄めたり、自己流ブレンドするのなら門外不出で門から出すな、窓からも出すな。と、思います。
全部自分で飼ってネコまみれで幸せな日々を送る分には誰からも文句は言われません。
自分の猫に責任を持つと言うのは、売ったら、差し上げたら、それっきりではなく、後から出るかもしれないトラブルにまで対処すると言うことです。
巷に溢れる洋猫MIXを憂いても、自身がそれを生産していれば何の説得力も持たないと言うことを血統種を飼っている人は自覚しなければいけませんね。私も含め。
冒頭の薔薇にも、まだまだ改良すべき点はあるのだと思います。
花びらがハラハラと散る前に茶色くなるのは悲しいものがありますが(泣)、自分が育てると決めたのですから、せっせと水などやりたいと思います。
そんなこんなで日記のタイトルは、散る。では身も蓋もありませんので、咲くにしてみました。

どうブランド薔薇だったかと言うと、ベルサイユの薔薇だったのです。
品種名はオスカルフランソワです。
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