色、柄、猫種も事情も様々だけれど、里親募集をされる限り、どの子にも家族が出来るチャンスはあるのだと思います。。
この間、ある募集を見た方から、「希少な毛色と募集されている子がいるけれど、そういう毛色はあるの?」と、質問をされました。
見に行ってみたら毛色も間違っていましたが、猫種すら違います。
よくある毛色のよくいるカワイイ猫でした。
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「イミテーションタヌキではないですよ。」
家庭で飼われている猫ならば、多少毛色が間違っていようが、猫種が怪しかろうが「かわいいうちの子自慢」で、問題はないけれど、里親募集でそれはダメでしょ。
猫種を偽る理由や希少価値を強調するのは何故でしょう。
里親に応募する人は、皆、家族として迎える為に応募するのですよね?。
家に迎えて、可愛いわが子は○○と思っていたのに、獣医さんあたりに違いますよ。と、言われたら、家族としては戸惑いませんか?。
もちろんそうだからと言って、すでに我が子にした猫をどうにかするような人はいないと信じますが、嵐の夜の病院で取り違えられた他人の子や、アメリカ人だと思ってつきあっていたら、整形した日本人だった位のショックはあると思いますよ。
私なら大映テレビのドラマ並みに悩みます。
出生の秘密を知ってグレちゃうかもしれません。
家族にしてもらうのだから、この先一緒に暮らすのだから、その最初の段階で嘘はダメです。
嘘の応募はダメって里親になる側には良く言われますが(ペット不可なのにペット可とか、先住の有無だとか。)募集する側も同じですよ。
わかる限りの情報を伝えたり、治療の必要があればそれも隠さず伝えるのも当たり前だけれど、応募相手に誠実を求めるなら、募集者も誠実でないとフェアな取引ではないでしょう?。
里親に応募する人は、沢山の募集の中から「この猫!」と。決めて応募するわけで、少しくらい相手が胡散臭くても譲渡側の機嫌を損ねたくない一心で条件を飲んでしまいがちだと思うのです。
でもそれは、相手の為にもならないし、自分や自分の家族になる猫の為にもよくないことなんですよ。
ネコジルシにいる全ての人の為にもよくないです。
どんなにパッと見気に入った子でも、胡散臭い条件や不当な要求があったらNO!と言う勇気を持ってください。
我慢しながら無理やり繋げる縁より、もっと素敵な出会いもあるはずです。
初恋や一目惚れが必ずしも良縁であると限らないのは実生活も同じでしょ(笑)
昨年の話になりますが、決まりかけた里親募集をキッパリお断りし、別の良縁をつかんだ方がいらっしゃいました。
ネコジルシには応募履歴も、公開の質問も、Q&Aもあるのだから、この方のようにシステムを活用しつつ、おかしな募集にはご自身が毅然と対応するのが一番ですね。
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「キミの勇気にカンパーイ」
※参考にしたい方は、Q&AのNO2212をご覧になるといいです。
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