猫の鼻などを近接撮影する際に、ピントが合わずにぼやけた写真になることがあるかもしれません。対象とカメラの距離が近い場合、マクロモードの利用が有効です。
マクロモードでは、近接した対象に焦点を合わせることができます。結果として、ぼやける問題が解消されます。カメラが自動的に切り替える設定もありますが、マクロモードの切り替えが面倒な場合は、マニュアル設定にすると良いでしょう。
ホワイトバランスは、カメラが解釈する基本的な白の色味を調節する設定です。スマートフォンの場合、カメラ設定メニューを開き、ホワイトバランス(一部ではWBや色かぶりと表記)を選択することで、「晴天」「白熱灯」など、複数のオプションから選択可能です。これにより、撮影する写真の色温度を「寒色」、「中間色」、「暖色」へと調整することが可能です。
マニュアルモードでは自分でホワイトバランスを調節することもできます。それにより撮影時に画像の色調を自分の好みに調整するという選択肢も生まれます。
- 曇天モード:赤みや黄みを更に増す
- 晴天モード:赤みや黄みを増す
- 蛍光灯:影響が最も少ない
- 白熱灯:青みが増す
上記のモードがない場合や、色かぶり設定についても、「黄色(赤)」か「青」を写真に加えることができます。例えば、曇りの日に撮影した写真は青みが強くなりがちですが、その場合に「曇天モード」を選択すると、青の対反対の赤や黄色が加わり、バランスの良い色合いに仕上がります。
黄色が強い場合には青を
青が強い場合には黄色を
加えると、白色に近い色調になると覚えておきましょう。
撮影する環境やタイミングによって色味はすぐに変わるため、撮影シーンと希望するイメージに合わせて設定を調整しましょう。
また、赤を強調すると写真は暖かく見え、青を強調するとクールな印象になります。しかし、これを過剰に行うと、良質な写真が非現実的に見えてしまうこともあります。適度な調整を心掛けましょう。