猫を捕獲する際、抵抗し暴れることは想定内の事態です。このような状況を考慮に入れ、タオルを猫の頭に被せて捕獲する、または捕獲後に洗濯ネットに入れるなどの方法を用いて、捕まえた後も猫が自身の手から逃げ出すのを防ぐことが推奨されます。
暴れる猫から噛まれたり、引っかかれたりすると、深い傷を負う可能性があり、細菌感染により手が腫れ上がる、場合によっては重症化するリスクもあります。これは猫にとってもストレスになりますし、飼い主自身も無用な怪我を避けるべきです。
猫が安心している状態であっても、抵抗の可能性はゼロではありません。そのため、捜索時は長袖と長ズボンを着用し、万一噛まれたり引っかかれたりした場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。
猫がどうしても逃走してしまう場合や、速やかに捕獲する必要がある状況では、捕獲器の利用を検討することも有益です。
捕獲器を用いることで猫が逃走時に軽度の怪我を負うこともあるかもしれませんし、これが飼い主と猫との関係を悪化させる可能性もあります。しかし、交通量の多い地域など特定の状況では、そういったリスクを顧みずに迅速な行動が求められます。家族と相談し、捕獲器の利用を検討することを推奨します。
捕獲器は市役所、保健所、動物病院などで貸し出されています。一部の場所では貸出しに制限があるか、他の人が借りている場合もあるため、利用する前に事前に連絡を取ることが望ましいです。
捕獲器には様々なタイプがあり、猫が中に入った時に体重で扉が閉まるものや、エサを食べようとした際にフックが揺れて扉が閉まるタイプなどがあります。
また、犬用の捕獲器を使用する際には注意が必要です。猫の体重では扉が閉まらない場合や、捕獲器の長さが不足して猫の下半身が外に出た状態で扉が閉まり、結果的に逃走されてしまうことがあります。さらに、扉に体の一部が挟まれて怪我をするリスクも考慮に入れる必要があります。したがって、捕獲器を選ぶ際はそのタイプやサイズを注意深く見極めることが重要です。