外観だけでは判断できない場合があり、猫が予期しない事故で負傷していることがあります。猫に触れて、痛みを示す箇所や怪我がないか、体調が悪そうではないかをチェックしましょう。
脱走期間中の猫の行動や経験は分かりませんので、視覚的に確認しつつ触診し、できるだけ早く動物病院に連れて行くことが望ましいです。また、脱走時間が短くても、他の病気を持っている可能性がありますので、複数の猫を飼っている場合は、念のためにケージで隔離しておくことを推奨します。
もし愛猫に噛まれたり引っかかれたりした場合、猫がつけた傷は深くなることが多く、傷口から細菌感染が起こることがあります。
「適切な手当てをすれば大丈夫だろう」と思って、自己処置にとどまる人もいるでしょう。確かに、流水で洗い流したり消毒するなどの応急処置は重要ですが、素人の目ではその後の炎症の有無は判断できません。「これまで何度も大丈夫だったから」と放置すると、後で重篤な病気になる可能性があります。
問題が発生した後では遅いので、必ず医療機関を受診しましょう。
猫の捜索や保護に協力してくれた人がいるはずです。あなたとあなたの猫のことを心配してくれた人たちに感謝の意を示しましょう。
疲労がたまっていても、できるだけ早くお礼を伝えに行くことが大切です。同時に、貼られたチラシやポスターはすべて回収するようにしましょう。