良好。
去勢手術済み。5種ワクチン済み(二回)。ノミ・ダニ予防済み。検便(-)、エイズ・白血病(-)、検診済み(著変なし)。医療管理、トイレ躾等の婿入り支度完了しています。
* 生まれてより、かれこれ3年ケージ暮らしが続いておりますが、ずっと健康元気に生活できております。先頃、民泊に出向いた折、民泊先様から尿の赤みを指摘されましたが、尿路に配慮した療法食を与えたところ、元どおりいつもの良好な状態に戻りました。“PHコントロール”等の療法食を引き継いで下さる里親様を探しております。
**下部尿路について**
猫は犬と同様に体調不良やストレスが尿路に影響しやすいのはすでにご了解のとおりでございますが、尿路トラブルとは誠にありがちで御しやすい症例の最たるもので、療法食を続けることで克服できる場合がほとんどであることは誠にご理解いただきたいところです。発症には個体差があり、生後数か月でストルバイトがではじめる子もいれば、晩年になって何かの拍子に突然尿に結晶を認める子もいて、言うなれば、尿に異常なしと診断されている子もその後の生涯でいつ発症するかもわからず、健康な子でも日頃から注意し意識して予防を心がけるべき疾患かと実感致しております。愛猫の食事にはいかなる飼い主様もより安全で有益なフードを与えたいとお考えになるのは人情で、それならば、すでに入念に尿路のチェックが施してあり、療法食の生活が軌道にのっている子は、忌み嫌うよりもむしろ今後突然発症する懸念がなく健全なコントロール下であることをご理解いただきたいと切に感じております。
ご高覧頂いております里親募集中のこの子は、療法食を食べ、大変体調が安定致しており健康診断の結果も上々でございます。むいている食事は個体によって異なり、この子自身も取り敢えずは今の餌を食べ慣れておりますので、御縁あってトライアルに出向くことになりましたら、おさしつかえなければ、導入期において、弊方よりこの子が食べております療法食を進呈させていただき、ご尊宅になれるまでの食事類は必要に応じご提供させていただき、確実にご尊宅に順応してくれるようお手伝いさせていただければ幸いです。その上で、この子の生涯において、なるべく里親様に経済的ご負担のかからない方法をご一緒に模索し、バトンをお渡しできれば誠にありがたいことと存じております。
まりお君♂ 3才
日本猫(キジ白) しっぽがキジ猫らしく縞々になっていて、先が白いのが“まりお君”です。兄弟のうち、男の子は、前髪のように見えるキジ模様がアシンメトリーなのですが、まりお君は、左側だけパトラ様の目尻になっています。わずかに茶色がかったキジ模様です。背中のキジ模様は多めです。
被毛の質感がパンダのようで、むっちりと大きめ、まるで”ぬいぐるみ”そのものです。
長くまっすぐなしっぽ。
2021年4月1日生まれ
人間の保護下で生まれ、母猫の愛情を受け、兄弟と身を寄せ合って育ちましたので、屈託のないやんちゃボーイになりました。穏やかに誰にでも抱っこさせ、ゴロゴロいって甘える、人なつこい良い子です。
トイレ躾済み。室内の猫砂トイレにきちんと排泄できます。
地域猫の餌場で緊急保護した子達のうち、最後の1匹が妊娠しており、その母猫から生まれた子です。
餌場の状況から、どの子も避妊・去勢をして貰えていませんでした。今後過酷な環境下で望まぬ妊娠・出産・子育てを繰り返し、不幸な子が増えていくことが明白で、それがあまりにも不憫でやりきれず、緊急レスキューをはじめました。
「餌場」とは、高齢女性が一人で住むお宅でした。近隣から苦情がでるようになり、地元の草の根ボランティアさんが相談を受けて、人災が及ばぬよう、急ぎ有志によるレスキューがはじまりました。餌付けしていた女性しかキャリーバッグに入れられないため、とにかくつかまった順に引き受け、入念な医療ケアをほどこして、里親探しをしております。
( 高齢女性には、避妊手術をしてやらないなら、餌やりは厳禁であること、最後の1匹まで協力はするが、今後一切餌やりはしないこと、むやみな餌付けは決して善行ではないこと、保護して里親を探すことには膨大な労力と時間が必要なこと、等々をお伝えしてあります。ご理解いただきたい点ですが、動物レスキューにおいて、ほとんどの場合、事態を順利に進めるために、不認識な張本人と感じても、そのかたと協調しなければなりません。感情のおもむくままに、語気をあらげたりすれば、助かる命も助からないのです。)
全ての子をTNRするだけでも厳しい戦いと思って取り組んでおりましたが、着手した年の暮れくらいから“保護”においては、ゴールが見えてきました。餌付けした女性の“動機付け”を持続させるため、未保護の子残り3匹分、ケージ3個とキャリーバッグ3個をご自宅に設え、捕まったらすぐに連絡をいただけるよう伝えて年を越しました。
そもそも、自身の招いた事柄で他人がこれほどに物心を費やしているなら、捕まえるくらいのことは迅速に協力してしかるべきところと思っておりましたが、残りの子達の保護にもたつき、相談を受けたボランティアさんも高齢で、催促にも二の足を踏み、なかんずく最後の1匹は矢の催促をしてようやく重い腰をあげ捕獲に至りましたが、もはや手遅れで身重となっておりました。
最後の1匹を入院させ、エコー検査の結果が病院からもたらされた時には、目の前が真っ暗になり、思わず餌付けした女性を恨めしく思ったものです。
ボランティアさんの中には、お腹が大きい子を保護して、避妊手術をほどこし、「何匹入っていた。間に合ってよかった。」と安堵するかたもいらっしゃいます。別述致しますが、結果論としてそれが適切なのでありましょう。
しかし、手術してしまうことは私にはできませんでした。出生まもない子と、胎児と、どこにかわりがあるのか、青くさく思うのです。身重の子を保護したことははじめてでしたが、世のベテランボランティアさんのように肝のすわったことは私にはできない、それゆえ、常々その様な事態を避けたいあまりに、後手に回って取り返しのつかぬことに陥る前に、先手をうってきたつもりでした。このような子に遭遇することを心からおそれていたのです。
重苦しい気持ちのまま、母猫の保護を続け、月日が満ちて5匹の子が生まれましたが、うち2匹は数日で幼逝してしまい、3匹が育ってくれました。子猫が乳離れしましたので、母猫は弊方が責任をもって避妊手術を致しました。
小さな命を保護したのは、はじめてではありませんが、いつも感じることがあります。過酷な外猫生活をかいくぐって保護されるまでには、どの子も人間のエゴや裏切りの被害にあっています。この子達に何の罪もありませんが、少しでも保護の手をゆるめれば、またすぐに劣悪な環境に転落し、危険に晒される、それがたえきれず、またもしこれを見過ごすなら、私は以後どれだけの自責にたえなければならないのでしょう。
万感はあるものの、言葉を選んでおりますと、募集開始が遅れるため、後はつれづれに巻末にでも随時記述したいと存じます。(多くは当サイトで募集中の「まさお君」の記事に詳述致しております。)
保護後の医療管理は入念に行いました。里親様には診断書、血液検査の結果など、健康に問題ない旨を証明するあらゆる書類を提示致します。
どんな動物、どんな人間にも生まれてきた意味、生まれてきた価値があるはず。過酷だったこの子のこれまでの生涯を癒してあまりある満月のような余生を与えてやりたい、それが心からの願いです。こころざし深いかたのお目に留まりますよう祈っております。
*ご縁に恵まれるまでの間、心を鬼にしてペットゲージでの生活を続けており、存分に遊ばせてあげられないことに心を痛めております。里親様には、休日等にこの子と遊ぶ機会をもうけていただければ誠に幸いでございます。
待機のケージ暮らしのあいだは、ご家庭に迎えられてから運動量が増える前提で、この子に最も適合する餌と、適切な食事量を常に模索しております。引き継ぎにあたり、何をどのくらいどのように与えれば、ご尊宅に穏やかに順応してくれるかをご案内できるよう努めておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
読解困難な日本語でのご応募が誠に多く、応募総数や交渉の履歴ばかりが増大して重なってゆき、ご覧下さるかたの心証を損ねることを切実に案じております。この子の名誉のために冒頭書き添えますが、留学、就学、就業中の在留資格者のかたは、生涯飼育が可能かどうかを何卒熟慮の上ご応募下さいますようお願い申し上げます。
完全室内飼い、終生愛育、万一世話できなくなったりこの子が病気になったりしたとき、解決困難であれば、相談してくださる方を希望。インターネットの里親探し掲示板を有する多くのHPに謳われているように、身分証明書の提示、誓約書の取り交わし、飼育環境把握のための協力、譲渡後の折にふれた近況報告等に同意してくださる方を希望。トライアル期間を設けること、この子をご自宅までお届けすることに応じてくださる方を希望。
この子の幸せだけを切に願い、敬遠していたインターネットでの募集にふみきっております。広く多くの方にご覧いただいているため、こちらの希望だけを書き連ねておりますが、こころざしの深い方であればあるほど、きちんとしたプロセスをふんで譲渡されることを望んでくださると信じております。心ある方には、ご無礼のほど、どうかお赦しください。
追記
・母を在宅でワンオペ介護していた影響で、母を看取った現在も体調等の都合上お届け地域が限られる場合もございますので、ご応募の際は、お住まいの都道府県まででなく、できれば市町村もお知らせ下さい。県内からのご応募は、合併後、市町村も大変広範囲ですので、可能でしたら、「旧○○」など、お届け距離のわかる記述をしていただければ幸いでございます。
・「里親探し」の鉄則にのっとり、「ご自宅お届け」がかなわない場合は応募者様からのお引き取りには応じられません。
・ご応募はご覧のサイトの規定にそって正規での方法でお願い申し上げます。拝受後は、たとえ一言でも迅速なご返信を心がけておりますので、ご応募やご連絡の折、長らく反応がない場合は、弊方のPCへの伝達不具合による未読とお思い下さり、ご面倒でも弊ブログにお入りいただきメール箇所からお問い合わせいただきますようお願い致します。(ご連絡をいただいてから、弊方にメールで知らされるまで、多少の時間差があり、まれにご連絡が届かなかったことがございました。)
・世情の変化からご利用者が増加したため、言わずもがなの初歩的なご説明、ご容赦下さい。「ご自宅お届け」がすなわち譲渡ではなく、トライアル成功の後双方合意してはじめて譲渡が成立するもので、トライアル中の所有権は保護主ということになります。
・応募者様とやりとりをさせていただき、お届けまでお話がすすみました際には、告知義務に関わる近況は一度お電話でご報告させていただき、同時にトライアル開始の導入方法につきましては、お住まいの構造等をお伺いし、ご一緒に最善を考えてまいりたいと存じます。その際、応募者様のほうが飼育については格段に手慣れていらっしゃるかと存じますので、弊方に不認識、不心得がございましたら、どうかご遠慮なくご指摘いただければ幸いです。お届け時には、事前に告知して頂いた内容が実際と著しく相違している場合や、幼いお子様と甚だしく折り合いの悪い場合などは、そのまま連れ帰ることもございますので何卒ご了承下さい。
・応募記事は、応募者様に見古されることのなきよう小まめに手を入れるよう努めておりますが、更なる近影や近況をご希望のご家庭は弊ブログのメール箇所からご連絡下されば随時ご応対させていただきます。また、単身世帯や高齢者世帯などで生涯飼育にご懸念あり応募に踏み切れずご質問のやりとりのみをご希望の場合も同様の方法でご連絡いただければ幸いでございます。
閲覧者様各位(里親様):
里親様におかれましては、弊方が保護した子をご尊宅へお迎え下さいました上、残った子達をご心配いただき、応募記事にお心を寄せご覧下さいまして深謝致します。私こと、母を見取り満身創痍ではございますが、いまだ幸せにしてやれない子達に何とか道筋をつけてやりたい一心で努力致しているところでございます。何分ふがいない保護主ではありますが、里親様の皆様から折々当サイトをご訪問下さりお見守りいただいている旨ご連絡を拝受し、何より励みに致しております。著しく精神力を要する取り組みではございますが、努めて恒心を保ち日々清く切に生きておれば良縁も舞い込むものと信じ踏ん張ってまいります。お一人お一人に謝意を申し上げるべきところ、この場をお借りし心より御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
もし質問欄のみでの譲渡取引が確認された場合、応募・募集とも強制終了および利用規約違反によりペナルティが課される場合があります。