るな@ちい
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今日動物病院で検便の検査をしてもらったのですがそんなタイミングよくうんちをするはずもなく12時間前にした物だったので、したあとすぐにラップにくるみテープでとめてジップロックに入れて冷蔵庫で保管していました。
それで見てもらって私も見たのですが変な菌は何もいない。大腸菌だけだから大丈夫。と言われました。大腸菌は食べ物を消化?(うろ覚えです)するのに必要な菌だからないといけないと言われました。でネットで見た所ビフィズス菌なんかはいい菌ですが大腸菌は悪い菌と書いてありました。大腸菌はない方が良いのでしょうか?ネットを見たらわからなくなってしまいました。どなたか知っていらっしゃる方いましたら教えていただけると幸いですm(_ _)m
ID:as..T5Ygui.
2022年8月6日 00時34分ぺったんの多い回答
人間の赤ちゃんは母親の胎内で基本的に無菌の状態で過ごすので、生まれて初めてするウンチには細菌がいません。
赤ちゃんは産道を通過するときに母親から菌を受け継ぎ、生まれて数時間のうちには腸内に細菌が定着を始めます。
その後ビフィズス菌(Bifidobacterium)がどんどん増え、大人になるとバクテロイデテス(Bacteroides)をはじめユウバクテリウム(Eubacterium)、ビフィズス菌(Bifidobacterium)などの菌が増え安定していきます。
やがて加齢とともにビフィズス菌(Bifidobacterium)はガクンと減り、ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)や大腸菌などが増えていきます。
猫ちゃんでも加齢に伴う腸内細菌叢の変化(老化)はありますが、ヒトや犬とは違います。具体的には、猫ちゃんの腸内細菌叢にはどの年齢ステージにおいてもバクテロイデテス科(Bacteroidaceae)やユーバクテリウム属(Eubacterium)の細菌が多い一方で、ビフィズス菌(Bifidobacterium)や乳酸桿菌(Lactobacillus)は主役はなく、代わりにエンテロコッカス(腸球菌 Enterococcus)が多いことが分かっています。また、高齢になるとクロストリジウム(Clostridium)が増え、エンテロコッカス(Enterococcus)が減ります。
ざっくりまとめると、アニメ・ワンピースではルフィーが主役ですが、ヒトの腸内ではビフィズス菌が主役で、いわゆる善玉菌の代表として重要な役割をはたしています。乳酸菌は脇役でビフィズス菌に追随しています。
一方、猫ちゃんはビフィズス菌でも乳酸桿菌でもなく、腸球菌が主役である可能性が高いと言われています。
また、ヒトのビフィズス菌や、猫ちゃんの腸球菌は加齢に伴ってその数が減少します。だから加齢とともに菌ケアが必要になります。
参考サイト
https://camec-ad.jp/information/7629
もともと、犬の研究はたくさんされていましたが、猫の研究は日が浅いです。
その中で良質な情報を得ようとすると難しいと思います。
不安なことがあれば、獣医さんにご相談されて 対応が必要なのかを確認された方がいいと思います。
また、もともと便の検査は寄生虫がいないかを調べることが目的です。
獣医さんが言ってくださった 大腸菌しかいない = 心配な寄生虫はいないよ ということだと思いますので、あまり心配されなくていいのではないかなと思いました。
ID:gp4w5u7mH5k
うみのるり様
わざわざ調べて下さり、とても分かりやすく詳しく教えていただき感謝です。ありがとうございます!ビフィズス菌がいるよ〜とは言っていただけなかったのですが便は寄生虫を調べるものだったのですね。大腸菌しかいないよと言われ変に気にしてしまいました。
菌ケアですか…色々勉強してみたほうがよさそうですね。
ご丁寧に教えて下さりありがとうございましたm(_ _)m!
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