第62回 自分再発見!?「ネコ好き自分の取扱書」
お久しぶりです。えりかです。
半年弱ぶりのえりかのコラムです。
皆様お元気でしたでしょうか。
私はとっても元気です。
唐突ですが、そんなこんなで復活です。
これからもどうかよろしくお願いいたします。
さて、今回のえりかのコラムは
「ネコ好き 自分の取り扱い書」の
ご紹介です。ごゆっくりご覧ください。
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世の中、なんだか説明書ブームですね。
今や、コンビニにまで血液型を始めとした
説明書やらの本が積まれています。
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「何だこんなもん」と、バカにでもするつもりで
手に取り、「けしからん」とパラパラと
捲ってみたりした日にゃ、それらの本の思う壺。
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これがまた、意外に結構面白い。
「うんうん、そうなんだよねー」と
しきりにうなづき、「これ俺だ。アハハ」と
手まで打って喜んじゃう始末。
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こういった説明書的な本っていうのは
日本人に合っているのかもしれませんよね。
自分のことがなかなかアピールできない。
でも、自分のことを知ってほしい。
けれど自ら「私ってこんな人」って
言うのは恥ずかしい。
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自己アピールが苦手な日本人。
まあ、「私って○○じゃないですか」とか
不思議な文法を使ったりした、「あなた達は
当然知ってるだろうけど、今一度言っとくわよ」的な
保険をかけた自己主張が蔓延ったりして、
一概に「日本人は自己アピールが苦手」なんて
言えないんじゃないか、とも思えますが
ここはそこんとこは突付かないで話を進めます。
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自己アピールが苦手な故、客観的に自分のことが
判断できず、自分がどういうモノなのか分からない。
だから他人に判断してもらいたいけれど、
自分の話題を持ちかけるのは気が引ける。
だから、こういう「自分の属するカテゴリ」の
説明書的な本を読むと、その内容に
とっても嬉しくなっちゃう。
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何だか自分のことが書いてある気がする。
すごく自分を分かってくれてる気がする。
そしてその通りっ!と思ってしまう。
それ故ついついページを捲ってしまう。
レジに持ってってしまう。お金を払ってしまう。
はい、説明書フリークのできあがり。
まあでも、お遊び程度に読むのには
面白いですよねぇこういう本。
私も一冊持ってますもん。
血液型のやつ。いやぁなかなか面白かった。
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それが案外面白かったので
つい惹かれてしまったこの本。
「ネコ好き 自分の取り扱い書」
猫好きと言えば、ほら。
ほら、あなたのことじゃないですか。
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このネコジルシの登録者数は約6200人。
猫嫌いの方は登録しないと考えて、
この世には少なくとも約6200人の猫好きがいる。
そんな、猫好きさんのための説明書。
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猫好き同士仲良くなると、なんとなく
お互いの共通点って見え隠れしますよね。
そらー同じモンが好きなんだもの、
共通点だらけ。無い方が不思議なくらい。
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この本が一冊あると、猫好きライフが
もっと充実するかもしれませんよ。
なんせ、その「共通点と思われる部分」が
たんと書いてある。
ほんとは「猫好きってこんな人」という
説明が書かれているのだけれど、
それはイコール「猫好きの共通点」
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身近にいる猫好き同士や、
ネコジルシで仲が良いお友達とあなた。
人間って、仲間内での共通点を見つけると
不思議と嬉しくなって、今までよりも
もっと仲良くなったりしますよねぇ。
この本があると、今までうまく表せなかった
「あの人との共通点」が見つかるかもしれませんよ。
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「猫好きの潤滑油」とも呼びたくなるこの本。
もちろん、中身もなかなか面白い。
けど、やっぱり血液型とは違い、
「猫好き」という茫洋とした人数を
対象としているだけあって、
なんとなくこう、言いえて妙ではない部分も
無きにしも非ず。ちょっとだけね。
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でもそれだって、「私は合ってる」
「いや、私は違う」と話のタネに。
仲が良い猫好き同士、お茶を飲みながら
一緒に読むのがぴったりのこの本。
猫好きの集まりに、ぜひ一冊。
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ネコ好き自分の取扱書
ネコ好きの人、恋人や家族や友だちがネコ好き、などなど、そんな「ネコ好き」の人たちのための自分説明本。
[目次]
1 習性;2 関係(友人・家族);3 恋愛(恋人との関わり方);4 趣味・クセ;5 タブー;6 上手にあやつる方法;7 シミュレーション;8 ネコ好き人間度