えりかの猫本レビュー

第43回 猫とラーメン!?「猫ラーメン」


9月ももう終わりますね。
明日からは10月。
皆様、9月にやり残したことは
ございませんか?
今回のえりかのコラムは、
そにしけんじ著「猫ラーメン」のご紹介。
ごゆっくりご覧下さい。









コジルシのコンテンツ、

ネコニュースにも取り上げられたことがある
そにしけんじの猫ラーメン。

どうなれば猫にラーメン作らせようと
思うのか、不思議でしょうがないわけです。









ここでちょっといちご大福の話をしますね。

大福にいちごを入れて、「いちご大福です♪」と
堂々と出てきたあたりにゃ、世の中の反応は
最初冷たかったと聞きますが、今じゃほら、
かなりの市民権を得ているじゃありませんか。










そりゃあどう考えても、大福+いちごという
キャピルンとした字面を目にすれば、
誰でもウヒャアと驚き、ゲテモノじゃないのかそれは、と
疑ってかかりたくなります。

でもほら。食べてみなきゃ始まらない。

恐る恐る口に運ぶいちご大福。
あんこの中にいちご。
いちごなのにあんこ。
あんこといちごのコラボレーションに
恐れおののき、歯がお餅部分から先に進まない。

思い切って噛みしめると、いつもの大福とは違う
ザクリとした歯触り。それがいちご。

ひと噛み、ふた噛み。
あんこの甘さといちごの鮮烈さが奏でるハーモニー・・・。
そしてそれを優しく受け止めるお餅・・・。










ああすまなかったいちご大福よ。
皆に冷たく見られても、
お前はこんなにもいじらしく
美味しさを中に秘めていたんだね・・・と、
「いちご大福」でウヒャアとなった自分を
後悔しても後悔先に立たず。覆水盆に返らず。
落花枝に帰らず。破鏡再び照らさず。

さあ皆様。
いちご大福の悲劇を繰り返してはならない。
猫ラーメンを読もうじゃありませんか。







ほら、いちごってかわいいでしょ。
いろんなグッズにもなってるし。
世界かわいい食べ物選手権、ってのがあったら
多分上位入賞は間違い無しだと思うなぁ。










んで、大福って美味しいでしょ。
甘ぁくて、お茶なんかにもぴったり合って
白くてもち肌できれいだし、お餅とあんこが
ぴったり合ってたりして、もうたまらないよね。








かわいいと言えば猫だし、
美味しいと言えばラーメン。

いちご大福。
猫ラーメン。

ほれ見なさい。
この組み合わせが失敗するはずないのです。











猫の大将がいるラーメン屋と、
その常連の気弱な会社員。
この二人を軸にして、4コマが続きます。

内容は、典型的なギャグ4コマ。
猫がラーメン作ること自体がギャグなので
シリアスやサスペンスにはならないのは当然ですが
たまーに人情系も出てきたりして、結構話にも
幅があります。ま、オチはギャグになるわけですが。










日は物凄くバカバカしい気分に

なりたいなぁって時にぴったりの本ですよ。

なんせ、猫がラーメン作ってるんですから。
ミスマッチの妙をお楽しみ下さいませ。













猫ラーメン

猫がラーメン作ってるのがそんなに珍しいか――!!そこのアンタ、猫もラーメンも好きだろ?







次回は10月12日更新予定!次回も是非見てくださいね!

Auther:

★えりか


ご覧の通り、絵も文もゆる〜い感じで進むこのコラムですが、皆様のお目汚しにならないよう、しこしこと精進しながらがんばっていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

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